助動詞 意志のむ 意味接続活用
助動詞 意志のむ 意味接続活用
古典文法の助動詞で、意志の助動詞「む」の解説です。助動詞「む」の意味・接続・活用を、学習します。
助動詞(じょどうし)とは、用言の後におき、意味を追加する品詞です。助動詞「む」は、意志の意味を、追加します。
例えば、動詞「行く」の後に、助動詞「む」をおくと、「行かむ」となり、意志の意味が、追加されます。
助動詞は、接続します。接続(せつぞく)とは、前にある言葉に影響して、相手の活用語尾を変化させることです。
例えば、動詞「行く」の後に、助動詞「む」をおくと、「行かむ」となり、「行く」が未然形に変化します。前の言葉を未然形にするので、助動詞「む」は、未然形接続(みぜんけいせつぞく)と呼びます。
助動詞は、活用します。助動詞「む」は、「ー」「ー」「む」「む」「め」「ー」と、古典日本語では特殊型活用をします。
【古文 助動詞む 活用表】
活用形 | 語幹 | 活用語尾 | 識別方法 |
未然形 | ー | ー | ずを付ける |
連用形 | ー | ー | てを付ける |
終止形 | ー | む | 。を付ける |
連体形 | ー | む | 物を付ける |
已然形 | ー | め | ばを付ける |
命令形 | ー | ー | !を付ける |
古典日本語の助動詞「む」は、現代日本語では助動詞「う」へと、継承されました。古文の「行かむ」は、現代日本語の「行こう」と訳しましょう。
【古文 助動詞む 4つの意味】
助動詞「む」は、4つの意味があります。助動詞「む」を用いる対象によって、訳し分けるとよいでしょう。
対象 | 意味 | 例文 | 現代語訳 |
自分 | 意志(いし) | 我、行かむ | 私が、行こう |
他人 | 勧誘(かんゆう) | 君、行かむ | 君は、行くかい |
物 | 推量(すいりょう) | 石、動かむ | 石が、動くようだ |
事 | 婉曲(えんきょく) | 聞かむ話 | 聞くような話 |
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【科目】
古文(古典)
【領域】
古文文法(こぶんぶんぽう)
【対応カリキュラム】
公立中学高校古典+大学受験古典
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【対象生徒】
大学受験生(国公立高校生+私立中高一貫校生)
高校受験生
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