敬語 入門 意味分類用法

敬語 入門 意味分類用法

敬語 入門 意味分類用法

敬語 入門 意味分類用法

古典文法の敬語入門です。敬語(けいご)は、意味・分類・用法、を学習します。



【敬語 敬意を表現する】


敬語(けいご)は、敬意を表現するために、言葉を変化させます。敬語の対義語は、平常語(へいじょうご)です。場面に応じて、平常語を、敬語へ変化させます。



【敬語 敬語名詞と敬語動詞】


敬語には、敬語名詞と敬語動詞があります。

敬語名詞とは、例えば「大臣(おとど)」で、名詞そのもので敬意を表現します。

敬語動詞とは、例えば「おほす」で、動詞によって敬意を表現します。敬語動詞は、さらに尊敬語(そんけいご)謙譲(けんじょうご)丁寧語(ていねいご)の3種類があります。



【敬語 主語の省略】


敬語は、省略された主語を、暗示します。古文では、しばしば文の主語が省略されます。その場合に、敬語によって主語を暗示します。したがって、敬語を理解していないと、文の主語がはっきりせず、古文を読みにくくなります。



【敬語 現代日本語への継承】


古典日本語の敬語は、現代日本語の敬語へと、継承されています。例えば、古典日本語「君」は、もともとは「身分の高い皇族」を意味する言葉でした。現代日本語では、「大切な人」を意味する言葉へと、変化しています。敬語法の習得により、日本語への理解が深まります。




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【科目】


古文(古典)


【領域】


古文文法(こぶんぶんぽう)


【対応カリキュラム】


公立中学高校古典+大学受験古典


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【対象生徒】


大学受験生(国公立高校生+私立中高一貫校生)
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敬語法 分類

敬語法 分類

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【敬語法 分類】


敬語(けいご)とは、ある存在を大事にする時に、用いる言葉です。

古典日本語の敬語は、敬語名詞と敬語動詞に、分類できます。



敬語名詞(けいごめいし)は、名詞そのもので敬意を表現します。例えば、敬語名詞「大納言(だいなごん)は、名詞そのもので敬意を表現します。

敬語名詞は、別名として敬称(けいしょう)とも呼ばれます。



敬語動詞は、動詞そのもので敬意を表現します。例えば、敬語動詞「おほす」は、動詞によって敬意を表現します。

敬語動詞は、さらに尊敬語(そんけいご)謙譲(けんじょうご)丁寧語(ていねいご)の3種類に区分されます。

尊敬語とは、動詞で、動詞の能動(のうどう)へ、敬意が表現され、大切な存在であると暗示します。尊敬語は、「動作をする人が大事」と覚えましょう。

謙譲語とは、動詞で、動詞の受動(じゅどう)へ、敬意が表現され、大切な存在であると暗示します。謙譲語は、「動作をされる人が大事」と覚えましょう。

丁寧語とは、動詞で、動詞の観客(かんきゃく)へ、敬意が表現され、大切な存在であると暗示します。丁寧語は、「動作の観客が大事」と覚えましょう。


敬語法 敬語と平常語

敬語法 敬語と平常語

敬語法 敬語と平常語



【敬語法 敬語と平常語】


敬語の対義語は、平常語(へいじょうご)です。

敬語には、必ず対応する平常語があります。

例えば、敬語名詞「御車(おくるま)」には、対応する平常語「車(くるま)」があります。

例えば、敬語動詞で、尊敬語「おほす」には、対応する平常語「言ふ」があります。

例えば、敬語で、謙譲語「申す(まをす)」には、対応する平常語「言ふ」があります。

例えば、敬語で、尊敬語「おはす」には、対応する平常語「行く」があります。

例えば、敬語で、謙譲語「参る(まいる)」には、対応する平常語「行く」があります。


敬語は、よく用いる平常語から、発展する傾向があります。


敬語法 敬体と常体

敬語法 敬体と常体

敬語法 敬体と常体



【敬語法 敬体と常体】


敬体(けいたい)とは、敬語を用いた文体のことです。敬体の対義語は、常体です。

例えば、「御車、おはす」は、敬体の文章です。


常体(じょうたい)とは、敬語を用いない文体のことです。常体の対義語は、敬体です。

例えば、「車、行く」は、常体の文章です。


敬語は、1つの言葉を指示します。対して、敬体は、文体を指示します。




【敬語法 敬語は一貫して用いる】


常体から、敬体へ、文体を変えるためには、敬語(=敬語名詞+敬語動詞)を用います。

古文では、同じ文章内で、敬語は一貫して用います。敬語名詞を用いる対象には、同じように、敬語動詞も用います。文章の途中で、いきなり敬語が用いられたり、いきなり用いられなくなったりはしません。

文体例文
敬体御車、おはす。
×車、おはす。
×御車、行く。
常体車、行く。



敬語法 古典と現代

敬語法 古典と現代

敬語法 古典と現代



【敬語法 古典と現代】


古典日本語の敬語は、現代日本語の敬語へと、継承されています。

例えば、古典日本語の敬語「申す」は、現代日本語の敬体「申しあげる」「申しいれる」「申請する」などへ、派生しています。


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