形容詞の活用 ク活用とシク活用
形容詞の活用 ク活用とシク活用
古典文法の形容詞(けいようし)の活用で、古文のク活用とシク活用の解説です。
ク活用の形容詞の例は「寒し」です。「寒し」という形容詞は「寒からず」「寒くて」「寒し。」「寒き時」「寒ければ」「寒かれ!」と、古典の日本語では変化します。「寒し」の連用形が、「ク」音になるので、ク活用と呼びます。
シク活用の形容詞の例は「美し」です。「美し」という形容詞は「美しからず」「美しくて」「美し。」「美しき時」「美しければ」「美しかれ!」と、古典の日本語では変化します。「美し」の連用形が、「シク」音になるので、シク活用と呼びます。
【古文形容詞 寒し 活用表】
活用形 | 語幹 | 活用語尾(ク) | 活用語尾(カリ) | 識別方法 |
未然形 | 寒 | く | から | ずを付ける |
連用形 | 寒 | く | かり | てを付ける |
終止形 | 寒 | し | ーーー | 。を付ける |
連体形 | 寒 | き | かる | 物を付ける |
已然形 | 寒 | ーーー | けれ | ばを付ける |
命令形 | 寒 | ーーー | かれ | !を付ける |
古典日本語の形容詞「寒し」は、現代日本語の形容詞「寒い」に継承されましたが、活用は異なっていますね。
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【科目】
古文(古典)
【領域】
古文文法(こぶんぶんぽう)
【対応カリキュラム】
公立中学高校古典+大学受験古典
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【対象生徒】
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