飛ぶ鳥の声も聞えぬ奥山の 意味文法品詞分解

飛ぶ鳥の声も聞えぬ奥山の 意味文法品詞分解

飛ぶ鳥の声も聞えぬ奥山の 意味文法品詞分解

飛ぶ鳥の声も聞えぬ奥山の 意味文法品詞分解


古今和歌集



【恋歌五三五首 詠人知らず】




【古文】


:飛ぶ鳥の 声も聞こえぬ 奥山の 深き心を 人は知らなむ



【現代語訳】


飛ぶ鳥の 声も聞こえない 山奥の (隠された私の)深い想いを あの人に知らせたいのだ。



【品詞分解】


飛ぶ 鳥 の 声 も 聞こえ ぬ 奥山 の 深き 心 を 人 は 知ら なむ




【文法解説】


飛ぶ(動詞 飛ぶ 連体形) 鳥(名詞) の(格助詞 連体修飾) 声(名詞) も(副助詞 並列) 聞こえ(動詞 聞こゆ 連体形) ぬ(助動詞 ず 連体形) 奥山(名詞) の(格助詞 連体修飾) 深き(形容詞 深し 連体形) 心(名詞) を(格助詞 対象) 人(名詞) は(格助詞 主語) 知ら(動詞 知る 未然形) なむ(終助詞 願望)



【詩歌解説】


この詩歌(しいか)は、古今和歌集の恋歌(こいか)へ収録された短歌です。

構成は、五七五七七(ごしちごしちしち)の三十一音の音律です。

言葉は、平易な大和言葉が中心で、「とり」や「こえ」や「こころ」という大和言葉は、現代日本語へ、そのまま継承されています。

表現は、作者の秘めた感情を、奥山の静けさという場面に、共鳴させています。

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