男もすなる日記といふものを 現代日本語訳

男もすなる日記といふものを 現代日本語訳

男もすなる日記といふものを 現代日本語訳

男もすなる日記といふものを 現代日本語訳


土佐日記



【前文 男もすなる日記といふものを】



古文:男もすなる日記といふものを、女もしてみむとて、するなり。

仮名:おとこもすなるにきといふものを、おんなもしてみむとて、するなり。


現代語訳:
男性がするような日記というものを、女性もしてみようとして、するのだ。


品詞分解:
男 も す なる 日記 と いふ もの を 、 女 も し て み む とて 、 す る な り 。


文法解説:
男(名詞) も(副助詞 並列) す(動詞 す 終止形) なる(助動詞 なり 連体形) 日記(名詞) と(格助詞 引用) いふ(動詞 いふ 連体形) もの(名詞) を(格助詞 対象) 、(読点) 女(名詞) も(副助詞 並列) し(動詞 す 連用形) て(接続助詞) み(動詞 見る 未然形) む(助動詞 む 連体形) とて(格助詞)、 する(動詞 す 連体形) なり(助動詞 なり 終止形) 。(句点)


文章解説:
この文章は、土佐日記(とさにっき)の前文で、作者である紀貫之(きのつらゆき)が、女性の仮名文字で、男性の日記を書くと、宣言しています。その背景には、男性は漢字で日記を執筆する常識がありました。紀貫之は、女性が仮名文字で日記を書いているかような体裁を、あえて採用しています。そちらの方が、当時の読者に受容されやすかったからでしょう。


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