唐土の人はこれを忌みじと 意味文法品詞分解

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徒然草



十八段 唐土の人は、これを忌みじと思へばこそ】




【古文】


:唐土の人は、これを忌みじと思へばこそ、記し留めて、世にも傳へけめ。



【かな】


:もろこしのひとは、これをいみじとおもへばこそ、しるしとどめて、よにもつたうへけめ。



【現代語訳】


中国の人は、これらのことを素晴らしいと思ったからこそ、(本に)記録して、後世に伝えたようなのだ。



【品詞分解】


唐土 の 人 は これ を 忌みじ と 思へ ば こそ 記し 留め て 世 に も 傳へ けめ



【文法解説】


唐土(名詞) の(格助詞 連体) 人(名詞) は(格助詞 主語) これ(名詞) を(格助詞 対象) 忌みじ(形容詞 忌みじ 終止形) と(格助詞 引用) 思へ(動詞 思ふ 已然形) ば(接続助詞 順接) こそ(係助詞) 記し(動詞 記す 連用形) 留め(動詞 留む 連用形) て(接続助詞 順接) 世(名詞) に(格助詞 対象) も(副助詞) 傳へ(動詞 傳ふ 連用形) けめ(助動詞 けり 已然形)



【文章解説】


この文章は、物欲のなさが大事だと、主張をまとめています。

「唐土(もろこし)」とは、古代中国のことです。古典世界では、唐(とう)・唐(から)・唐土(もろこし)などで、中国大陸を意味します。

「傳ふ(つたふ」は、旧字で、「伝ふ」が、新字です。




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