水をも手してささげて飮み 意味文法品詞分解

水をも手してささげて飮み 意味文法品詞分解

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水をも手してささげて飮み 意味文法品詞分解



徒然草



十八段 水をも、手してささげて、飮みける】




【古文】


:水をも、手してささげて、飮みけるを見て、生瓢といふ物を、人の得させたりければ、



【かな】


:みずをも、てしてささげて、のみけるをみて、なりひさごといふものを、ひとのえさせたりければ、



【現代語訳】


(許由は)水をも、(容器を持たないので)手を捧げて、飲んでいた(その姿)を(他人が)見て、ヒョウタンという物を、他人が入手させたが、



【品詞分解】


水 を も 手し て ささげ て 飮み ける を 見 て 生瓢 と いふ 物 を 人 の 得 させ たり けれ ば



【文法解説】


水(名詞) を(格助詞 対象) も(副助詞) 手し(動詞 手す 連用形) て(接続助詞 順接) ささげ(動詞 ささぐ 連用形) て(接続助詞 順接) 飮み(動詞 飲む 連用形) ける(助動詞 けり 連体形) を(格助詞 対象) 見(動詞 見る 連用形) て(接続助詞 順接) 生瓢(名詞) と(格助詞 引用) いふ(動詞 いふ 連体形) 物(名詞) を(格助詞 対象) 人(名詞) の(格助詞 主語) 得(動詞 得 未然) させ(助動詞 さす 連用形) たり(助動詞 たり 連用形) けれ(助動詞 けれ 已然形) ば(接続助詞 順接)



【文章解説】


この文章は、富(とみ)について、具体例を引用しています。

「生瓢(なりひさご)」とは、ヒョウタンのことです。古代人は、ヒョウタンをくりぬき、容器として用いました。





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