ある時木の枝に掛けたり 意味文法品詞分解
ある時木の枝に掛けたり 意味文法品詞分解
【徒然草】
【十八段 ある時、木の枝に掛けたりければ】
【古文】
:ある時、木の枝に掛けたりければ、風に吹かれて鳴りけるを、囂しとて捨てつ。
【かな】
:あるとき、きのえだにかけたりければ、かぜにふかれてなりけるを、かしがましとてすてつ。
【現代語訳】
:ある時に、(ヒョウタンを)木の枝に掛けていたので、風に吹かれて鳴っていたのを、やかましいといって捨ててしまった。
【品詞分解】
:ある 時 木 の 枝 に 掛け たり けれ ば 風 に 吹か れ て 鳴り ける を 囂し とて 捨て つ
【文法解説】
:ある(動詞 あり 連用形) 時(名詞) 木(名詞) の(格助詞 連体) 枝(名詞) に(格助詞 時空) 掛け(動詞 掛く 連用形) たり(助動詞 たり 連用形) けれ(助動詞 けり 已然形) ば(接続助詞 順接) 風(名詞) に(格助詞 受身) 吹か(動詞 吹く 未然形) れ(助動詞 る 連用形) て(接続助詞 順接) 鳴り(動詞 鳴る 連用形) ける(助動詞 ける 連体形) を(格助詞 対象) 囂し(形容詞 囂し 終止形) とて(格助詞 引用) 捨て(動詞 捨つ 連用形) つ(助動詞 つ 終止形)
【文章解説】
:この文章は、許由の性格について、描写しています。
「囂し(かしがまし)」とは、うるさく、やかましいことです。
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