出典一覧

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大学受験国語科の古文頻出作品のまとめです。問題として出題された出典名・作者・頻度によって整理しています。受験勉強のためにプロ家庭教師による無料解説付きです。作品から読解文章へのリンクがあり参考書の代わりに学習できます。

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古文作品 データ

【出典作品】

:古事記

【さくひん】

:こじき

【作者編者】

:太安万侶

【さくしゃ】

:おおのやすまろ

【成立時代】

:奈良

【出典紹介】

:太安万侶が、稗田阿礼のそらんじていた古伝承を筆録したもの。内容は神代から推古朝に至る神話・伝説・歌謡など

【出題頻度】

:C


【出典作品】

:風土記

【さくひん】

:ふどき

【作者編者】

:元明天皇

【さくしゃ】

:げんめいてんのう

【成立時代】

:奈良

【出典紹介】

:元明天皇の勅により各国から奉った郷土誌。現存するのは、出雲・常陸・播磨・肥前・豊後のもの。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:日本書紀

【さくひん】

:にほんしょき

【作者編者】

:舎人親王

【さくしゃ】

:とねりしんのう

【成立時代】

:奈良

【出典紹介】

:神代から持統天皇に至る編年体の史書。叙述は漢文体。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:懐風藻

【さくひん】

:かいふうそう

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:奈良

【出典紹介】

:現存する最古の漢詩集。編者は淡海三船との説があるが未詳。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:万葉集

【さくひん】

:まんようしゅう

【作者編者】

:大伴家持

【さくしゃ】

:おおともやかもち

【成立時代】

:奈良

【出典紹介】

:仁徳天皇から淳仁天皇の時代の歌約4500首を収録した日本最古の和歌集です。「万葉集」とは、「万(よろず)」の「言(こと)の葉」を集めたものという説と、「万世(よろずよ)」に伝わるようにとの願いという説があります。編者は、大伴家持(おおとものやかもち)とする説が有力です。歌の作者は、天皇から庶民までと幅広いです。作風は、生活に密着した素朴な歌が多く、益荒男振り(ますらおぶり)と形容されます。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:古今和歌集

【さくひん】

:こきんわかしゅう

【作者編者】

:紀貫之

【さくしゃ】

:きのつらゆき

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:醍醐天皇の勅命により、紀貫之が編集した日本最古の勅撰和歌集です。約1100首を収録し、ほとんどが五・七・五・七・七の三十一音で構成される短歌です。「万葉集」以来の旋頭歌(せどうか)と長歌は大きく減少した。作風は、理知的技巧的手法による優美・繊細な歌が多く、「万葉集」の男性的な益荒男振りに対して「古今和歌集」は手弱女振り(たをやめぶり)と形容されます。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:竹取物語

【さくひん】

:たけとりものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:漢籍や仏典に詳しい男性知識人と推測される。成立年次も未詳ながら、「源氏物語」絵合の巻で「物語の出で来はじめの祖(おや)」とあるように、日本最初のかなによる物語。かぐや姫にまつわる伝奇物語で、チベットにもよく似た話があり、その関係が論じられている。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:伊勢物語

【さくひん】

:いせものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:成立年次不明。六歌仙の一人である在原業平に関する小話を、業平の身近の人が綴った歌物語。貴族風に洗練された「みやび」の精神が物語の基調をなしており、後代の文学作品、とくに「源氏物語」に大きな影響をあたえた。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:土佐日記

【さくひん】

:とさにっき

【作者編者】

:紀貫之

【さくしゃ】

:きのつらゆき

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:紀貫之が土佐守の任を終えて帰京するまでの55日間の旅日記。自身を女性に仮託、仮名で書かれた最初の日記文学。知人との別れ、人情の機微、自然の脅威、行く先々での感慨など内容は多岐にわたり、なかでも、土佐で失った愛娘に対する哀悼の叙述は印象深い。また、全編に57首の歌を配しながら歌論をわかりやすく展開し、歌道の入門書的な役割もはたしている。男性の漢文日記にかわる新しい表現の可能性を切りひらき、後の平安女流文学の基礎を築いた。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:後撰和歌集

【さくひん】

:ごせんわかしゅう

【作者編者】

:源順

【さくしゃ】

:みなもとのしたごう

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:村上天皇の勅命により、源順らが撰進しました。三代集の一つで、第二勅撰集です。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

大和物語

【さくひん】

:やまとものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:平安中期の歌物語集で、「姥捨て」や「苔の衣」など、さまざまな物語を集合したものです。物語がよく整理されて読みやすく、初級から中級ぐらいの古文学習に役立ちます。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:蜻蛉日記

【さくひん】

:かげろうにっき

【作者編者】

:藤原道綱母

【さくしゃ】

:ふじわらみちつなはは

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:不遇な夫婦生活を綴った日記です。最初の女流日記と考えられ、当時の貴族の一夫多妻時代における女性の苦悩を描いています。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:平中物語

【さくひん】

:へいじゅうものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:歌物語。主人公が平中。伊勢物語の類似本です。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:宇津保物語

【さくひん】

:うつほものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:長編物語

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:落窪物語

【さくひん】

:おちくぼものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:わが国最古のまま子いじめの物語。作者・成立年代とも未詳だが、一条天皇初期に成立か。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:拾遺和歌集

【さくひん】

:しゅういわかしゅう

【作者編者】

:藤原公任

【さくしゃ】

:ふじわらのきんとう

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:一条天皇の勅により、花山院か藤原公任が撰進しました。三代集の一つです。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

枕草子

【さくひん】

:まくらのそうし

【作者編者】

:清少納言

【さくしゃ】

:せいしょうなごん

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:最古の随筆。約300段からなり、宮廷生活での主人・一条天皇中宮定子をはじめとする多くの人々との交流、自然や人生についての随想を綴る。作品を流れる文学精神は、明るく理知的な「をかし」(対象を客観的に眺める美)であり、同時代の「源氏物語」が「あはれ」の文学であったことと対比される。後代の随筆文学、とりわけ吉田兼好の「徒然草」に大きな影響をあたえた。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

和泉式部日記

【さくひん】

:いずみしきぶにっき

【作者編者】

:和泉式部

【さくしゃ】

:いずみしきぶ

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:師宮敦道(そちのみやあつみち)親王との恋愛を主題に、物語風に描かれた和泉式部の日記です。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:源氏物語

【さくひん】

:げんじものがたり

【作者編者】

:紫式部

【さくしゃ】

:むらさきしきぶ

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:世界最古の長編恋愛物語で、全編54帖から成ります。主人公は、前編は光源氏、後編は源氏の子である薫君で、数多の貴族女性との宮廷生活が描かれます。日本女流文学随一の傑作として有名です。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:紫式部日記

【さくひん】

:むらさきしきぶにっき

【作者編者】

:紫式部

【さくしゃ】

:むらさきしきぶ

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:紫式部による宮廷生活の日記です。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:堤中納言物語

【さくひん】

:ていちゅうなごんものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:短編の物語集です。10編のうち「逢坂越えぬ権中納言」は小式部の作で、他の9編は未詳です。成立は、1055年頃と考えられています。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:夜半の寝覚

【さくひん】

:よわのねざめ

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:寝覚の君の心理追求を特色とする悲恋物語です。源氏物語の類似本です。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:浜松中納言物語

【さくひん】

:はままつちゅうなごんものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:源氏物語の類似本です。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

狭衣物語

【さくひん】

:さごろもものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:源氏物語の類似本です。主人公が狭衣と呼ばれます。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:更級日記

【さくひん】

:さらしなにっき

【作者編者】

:菅原孝標女

【さくしゃ】

:すがわらのたかすえむすめ

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:少女時代から夫の死後まで、40年間を追憶した日記です。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

栄花物語

【さくひん】

:えいがものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:宇多天皇から堀河天皇の時代を記録した歴史物語です。形式は、編年体です。内容は、藤原道長の栄華が中心です。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:後拾遺和歌集

【さくひん】

:ごしゅういわかしゅう

【作者編者】

:藤原通俊

【さくしゃ】

:ふじわらのみちとし

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:白河天皇の勅により、藤原通俊が撰進しました。第四勅撰集です。女流歌人の作が多いです。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:大鏡

【さくひん】

:おおかがみ

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:文徳天皇から後一条天皇の時代を記録した歴史物語です。形式は、紀伝体です。成立は、白河天皇から崇徳天皇の間と考えられています。二人の老人に自分たちが見聞したことを語らせ、そこに若い侍を質問役として登場させ、それを会衆が聞くという趣向が採用されています。内容は、藤原氏の栄華が中心です。「今鏡」「水鏡」「増鏡」とあわせて四鏡というが、中でも「大鏡」は傑出した作品として名高い。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:今昔物語

【さくひん】

:こんじゃくものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:日本・中国・天竺(インド)に分けて、1000の説話を集成したもの。各説話が「今は昔」と語りはじめるところから今昔物語と呼ばれるようになりました。全31巻の巻8、巻18、巻21の計3巻分は欠けています。当時の世相を知る資料が多い。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:俊頼髄脳

【さくひん】

:としよりずいのう

【作者編者】

:源俊頼

【さくしゃ】

:みなものとのとしより

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:歌論書

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:讃岐典侍日記

【さくひん】

:さぬきのすけにっき

【作者編者】

:藤原長子

【さくしゃ】

:ふじわらのながこ

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:日記文学

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:建礼門院右京大夫集

【さくひん】

:けんれいもんいんうきょうのだいぶしゅう

【作者編者】

:世尊寺伊行女

【さくしゃ】

:せそんじこれゆきのむすめ

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:建礼門院(中宮平徳子)に仕えた女官による歌集です。平家滅亡後は、後鳥羽院に出仕しました。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:金葉和歌集

【さくひん】

:きんようわかしゅう

【作者編者】

:源俊頼

【さくしゃ】

:みなものとのとしより

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:白河法皇の院宣により、源俊頼が撰進しました。第五勅撰集です。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:詞花和歌集

【さくひん】

:しかわかしゅう

【作者編者】

:藤原顕輔

【さくしゃ】

:ふじわらあきすけ

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:崇徳上皇の院宣により、藤原顕輔が撰進しました。第六勅撰集です。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:梁塵秘抄

【さくひん】

:りょうじんひしょう

【作者編者】

:後白河院

【さくしゃ】

:ごしらかわいん

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:歌謡集。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:今鏡

【さくひん】

:いまかがみ

【作者編者】

:藤原為経

【さくしゃ】

:ふじわらのためつね

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:後一条天皇から高倉天皇の時代(約150年間の歴史)を記録した歴史物語です。形式は紀伝体です。大鏡を踏襲し、長谷寺で出会う老女の語りにより進行します。1170年成立が有力です。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:水鏡

【さくひん】

:みずかがみ

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:神代天皇から仁明天皇の時代を記録した歴史物語です。形式は編年体です。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:山家集

【さくひん】

:さんけしゅう

【作者編者】

:西行

【さくしゃ】

:さいぎょう

【成立時代】

:平安

【出典紹介】

:自然と人生を歌った平明、清新な歌が多い。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:新古今和歌集

【さくひん】

:しんこきんわかしゅう

【作者編者】

:藤原定家

【さくしゃ】

:ふじわらさだいえ

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:後鳥羽上皇の院宣により、藤原定家が撰進した第八勅撰集です。「万葉集」以来の歴代歌人による1979首が収められています。作風は、優雅かつ華美、技巧的かつ象です。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:無名草子

【さくひん】

:むみょうぞうし

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:文芸評論書

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:無名抄

【さくひん】

:むみょうしょう

【作者編者】

:鴨長明

【さくしゃ】

:かものちょうめい

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:歌論書

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:方丈記

【さくひん】

:ほうじょうき

【作者編者】

:鴨長明

【さくしゃ】

:かものちょうめい

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:随筆。日本の三大随筆の一つとされ、人生の無常と日野山閑居のさまを描く。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:金槐和歌集

【さくひん】

:きんかいわかしゅう

【作者編者】

:源実朝

【さくしゃ】

:かものちょうめい

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:歌集万葉調の歌が多い。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

宇治拾遺物語

【さくひん】

:うじしゅういものがたり

【作者編者】

:作者不明

【さくしゃ】

:ーーー

【成立時代】

:鎌倉時代

【出典紹介】

:宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)は、鎌倉時代の短編集です。作者は不詳で、諸国の面白い説話を集めて、記録したものと考えられています。登場人物は、平安貴族に加えて、武士や僧侶もいます。読者は、貴族以外のより広い社会階層を想定しています。全196話中80話弱は今昔物語と重複しています。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:愚管抄

【さくひん】

:ぐかんしょう

【作者編者】

:慈円

【さくしゃ】

:じえん

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:歴史論。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:保元平治物語

【さくひん】

:ほうげんへいじものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:保元の乱・平治の乱に取材した軍記物語。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:平家物語

【さくひん】

:へいけものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:平家一門の興亡を流麗な和漢混交文で描いた軍記物語。「徒然草」226段は作者を信濃前司行長(しなののぜんじゆきなが)としているが、成立事情は複雑で多くの諸本が伝わり、成立年次も未詳。琵琶で語られ仏教的無常観が貫流、国民的一大叙事詩として現在に生きつづけている。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

岩清水物語

【さくひん】

:いわしみずものがたり

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:鎌倉時代に描かれた恋愛物語で、貴族に加えて武士が登場してくるのが特徴です。鎌倉時代から平安時代を振りかえる、いわゆる擬古物語(中世王朝物語)の要素もあります。主役は秋の君・伊予守・木幡の姫君などで、秋の君(中納言)は京から離れた木幡に住む姫君を迎え取りにいき、姫君に仕える武士の鹿島と出会います。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:小倉百人一首

【さくひん】

:おぐらひゃくにんいっしゅ

【作者編者】

:藤原定家

【さくしゃ】

:ふじわらさだいえ

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:天智天皇~順徳天皇間の百人の歌人の歌を一首ずつ選んだもの。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:十訓抄

【さくひん】

:じっきんしょう

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:10に分類した教訓説話集。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:古今著聞集

【さくひん】

:ここんちょもんじゅう

【作者編者】

:橘成季

【さくしゃ】

:たちばなのなりすえ

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】


【出題頻度】

:B

【出典作品】

:吾妻鏡

【さくひん】

:あづまかがみ

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:源頼朝の挙兵から87年間の、鎌倉幕府の和風漢文による日記体記録。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:十六夜日記

【さくひん】

:いざよいにっき

【作者編者】

:阿仏尼

【さくしゃ】

:あぶつに

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:愛児の領地回復の裁判のため、京都から鎌倉へ下った時の紀行文。女性的・感傷的な筆致からは、子を思う母の情があふれ、歌道を憂える誠心にみちている。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:沙石集

【さくひん】

:させきしゅう

【作者編者】

:無住道暁

【さくしゃ】

:むじゅうどうぎょう

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:仏教説話集。説話数150話前後。『沙石集』の名義は「沙から金を、石から玉を引き出す」ことをいい、世俗的な事柄によって仏教の要諦を説く意味であると言われている。僧侶の立場から経典を多く引用しているが、作者が博識であり好奇心に富んでいるため、単なる説教を脱化して興味津々たる文学作品となっている。日本・中国・インドの諸国に題材を求め、霊験談・高僧伝から、各地を遊歴した無住自身の見聞を元に書いた諸国の事情、庶民生活の実態、芸能の話、滑稽譚・笑話まで実に多様な内容を持つ。その通俗で軽妙な語り口は、『徒然草』をはじめ、後世の狂言・落語に多大な影響を与えた。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:徒然草

【さくひん】

:つれづれぐさ

【作者編者】

:吉田兼好

【さくしゃ】

:よしだけんこう

【成立時代】

:鎌倉

【出典紹介】

:長短さまざまの243段からなる名随筆。自然・人生の各般の事象を豊かな学識、平明な名文で記す。「枕草子」と併称されるが、より思想的。本書が後世にあたえた影響は大きく、戦乱期を通して知識人に愛読されたほか、江戸時代には広く出版されて、町人層へも浸透した。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:菟玖波集

【さくひん】

:つくばしゅう

【作者編者】

:二条良基

【さくしゃ】

:にじょうよしもと

【成立時代】

:室町

【出典紹介】

:わが国最初の連歌集。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:増鏡

【さくひん】

:ますかがみ

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:室町

【出典紹介】

:元弘の変を中心に後鳥羽~後醍醐天皇間の編年体歴史物語。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:太平記

【さくひん】

:たいへいき

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:室町

【出典紹介】

:50余年間の南北朝の対立を描いた軍記物語。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:御伽草子

【さくひん】

:おとぎぞうし

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:室町

【出典紹介】

:庶民を対象とした平易な説話的短編小説。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:風姿花伝

【さくひん】

:ふうしかでん

【作者編者】

:世阿弥

【さくしゃ】

:ぜあみ

【成立時代】

:室町

【出典紹介】

:能楽論書

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:義経記

【さくひん】

:よしつねき

【作者編者】

:ー

【さくしゃ】

:ー

【成立時代】

:室町

【出典紹介】

:源義経の悲運の生涯を同情的に描いた伝記物語。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:新撰菟玖波集

【さくひん】

:しんせんつくばしゅう

【作者編者】

:宗祇

【さくしゃ】

:そうぎ

【成立時代】

:戦国

【出典紹介】

:連歌集。1429年以降60年間の作品を集めたもの。準勅撰集。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:犬菟玖波集

【さくひん】

:いぬつくばしゅう

【作者編者】

:山崎宗鑑

【さくしゃ】

:やまざきそうかん

【成立時代】

:戦国

【出典紹介】

:俳諧書。俳諧集のはじめで、宗祇・宗長らの作を収録。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

:好色一代男

【さくひん】

:こうしょくいちだいおとこ

【作者編者】

:井原西鶴

【さくしゃ】

:いはらさいかく

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:浮世草子第一作。8巻54章からなる。主人公世之介の54年間にわたる好色生活を描く。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:日本永代蔵

【さくひん】

:にっぽんえいたいぞう

【作者編者】

:井原西鶴

【さくしゃ】

:いはらさいかく

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:浮世草子。近世初期に富を築いた多くの町人の例をあげた作品。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:奥の細道

【さくひん】

:おくのほそみち

【作者編者】

:松尾芭蕉

【さくしゃ】

:まつおばしょう

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:奥州・北陸を経て大垣に至る紀行文。簡潔な文は紀行文中の傑作といわれるが、かなり創作的。この旅で彼の句境は進展。著作は芭蕉没後の1702年に刊行された。

【出題頻度】

:A

【出典作品】

三冊子

【さくひん】

:さんざっし

【作者編者】

:服部土芳

【さくしゃ】

:はっとりとほう

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:俳諧論書

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:世間胸算用

【さくひん】

:せけんむなざんよう

【作者編者】

:井原西鶴

【さくしゃ】

:いはらさいかく

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:浮世草子。大晦日の町人の生活を描いた20の短編集。町人物の傑作。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:曾根崎心中

【さくひん】

:そねざきしんじゅう

【作者編者】

:近松門左衛門

【さくしゃ】

:ちかまつもんざえもん

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:世話物浄瑠璃の初作。大阪で起きたお初と徳兵衛の心中事件を扱ったもの。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:冥途の飛脚

【さくひん】

:めいどのひきゃく

【作者編者】

:近松門左衛門

【さくしゃ】

:ちかまつもんざえもん

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:世話物浄瑠璃。遊女梅川と忠兵衛の恋愛悲劇を脚色。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:国性爺合戦

【さくひん】

:こくせんやがっせん

【作者編者】

:近松門左衛門

【さくしゃ】

:ちかまつもんざえもん

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:時代物浄瑠璃。和藤内が中国明の再興を図った史実を脚色。日本生れの主人公が大陸で活躍する痛快さが鎖国下の民衆にうけた。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:仮名手本忠臣蔵

【さくひん】

:がなてほんちゅうしんぐら

【作者編者】

:竹田出雲

【さくしゃ】

:たけだいづも

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:赤穂浪士の討入りを脚色した時代物浄瑠璃。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:去来抄

【さくひん】

:きょらいしょう

【作者編者】

:向井去来

【さくしゃ】

:むかいきょらい

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:芭蕉の俳論を集成。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:雨月物語

【さくひん】

:うげつものがたり

【作者編者】

:上田秋成

【さくしゃ】

:うえだあきなり

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:全5巻で9編の怪異談を集めた読本の代表作。内外の古典・伝説から取材。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:東海道中膝栗毛

【さくひん】

:とうかいどうちゅうひざくりげ

【作者編者】

:十返舎一九

【さくしゃ】

:じゅっぺんしゃいっく

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:弥次郎兵衛と喜多八の二人の旅の失敗珍事を描く。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

椿説弓張月

【さくひん】

:ちんせつゆみはりづき

【作者編者】

:曲亭馬琴

【さくしゃ】

:きょくていばきん

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:無双の武士、源為朝が活躍する勧善懲悪の冒険活劇。現代のアクションエンターテイメントに\n当たる。幼少期から無類の強さを発揮する源為朝は、追放されて琉球にたどりき、また琉球で大暴れする。江戸の庶民の娯楽として楽しまれた。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:玉勝間

【さくひん】

:たまかつま

【作者編者】

:本居宣長

【さくしゃ】

:もとおりのりなが

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:学問各般にわたる随筆集。

【出題頻度】

:B

【出典作品】

:南総里見八犬伝

【さくひん】

:なんそうさとみはっけんでん

【作者編者】

:滝沢馬琴

【さくしゃ】

:たきざわばきん

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:八犬士を中心に里見家の再興を描いた読本。全98巻におよぶわが国最大の伝奇小説。

【出題頻度】

:C

【出典作品】

:おらが春

【さくひん】

:おらがはる

【作者編者】

:小林一茶

【さくしゃ】

:こばやしいっさ

【成立時代】

:江戸

【出典紹介】

:57歳のときの句文集で、彼の代表的著作。この年一年間の身辺雑記や感想などを記す。晩年に初めて得た子供への深い愛、その死に対する悲嘆に、一茶の人間性や生活意識がにじみ出ています。

【出題頻度】

:A

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