ブロックチェーン Blockchain 分散型認証技術
ブロックチェーン Blockchain 分散型認証技術
用語:ブロックチェーン
英語:blockchain
別名:分散台帳(ぶんさんだいちょう) 分散型組織(ぶんさんがたそしき) ウェブ3.0 Distributed system Web3.0
教材:
意味:ブロックチェーン (英:blockchain) とは、コンピューターのネットワークを運営する技術です。2008年に、ナカモトサトシさんによって、提唱されました。インターネットで同一性を確保するための、画期的な技術として、注目されています。
背景 インターネットの弱点 同一性:
インターネットで情報を送受信する場合、情報が不正である可能性があります。見知らぬ相手から、迷惑メールが配信されてきますし、あなたの名前を偽って、あなたの友人に文章を送ることも、インターネットではたやすくできてしまいます。そこで、不正を防ぐためには、情報の送受信に先立って、情報が本物であることを、認証する必要があります。
科学技術 生体認証:
日常生活では、私たちは、情報の認証を、軽々と実行しています。友人と話すとき、あなたは、目の前の友人の顔や声から、友人が本物であると、認証しています。顔と声がそっくりの人間が2人いて、まさかあなたを騙そうとしているとは、思わないはずです。(そのような映画は存在するかもしれませんが)人間の顔・声・瞳・指紋・筆跡などは、時空の変化に影響されにくく、同一性を保てるので、認証に用いられています。このような生物として特徴を用いた認証は、生体認証(バイオメトリクス biometrics)とも呼ばれます。身近なところでは、コンビニの雑誌が、表紙に芸能人の顔を印刷しているのも、広い意味では、生体認証でしょう。芸能人の顔に代わって、芸能人の鼻毛だけが印刷されていたら、誰かがわからなくなるでしょう。
社会制度 権威権力認証:
生体認証に加えて、権威・権力の認証があります。例えば、私たちの、名前・戸籍・運転免許証は、国家権力が認証します。私が誰かを確認したい場合は、役所にいき、そこで認証してもらえます。同じように、クレジットカードは、民間企業が認証します。私が支払いをしたかどうかは、企業に問合せ、そこで認証してもらえます。
社会制度 集権型と分権型:
権威・権力による認証のためには、中央機関が必要となりますが、ブロックチェーンは、同一性を確保するために、コンピューターの計算による認証を採用しています。中央機関による認証は、集権型(セントラライズ centralize)呼ばれ、ブロックチェーンによる認証は、分権型(ディセントラライズ decentralize)とも呼ばれています。
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