思い残す(おもいのこす) 深入りしない
思い残す(おもいのこす) 深入りしない
単語:思い残す
かな:おもいのこす
品詞:動詞(どうし) > 四段活用
意味:思い残す(おもいのこす)とは、「感情に深入りしないで、正気を残しておく」という意味です。
古典日本語「思い残す」は、「深入りしない」です。良い感情を、意識しています。
現代日本語「思い残す」は、「後悔する」です。悪い感情を、意識しています。
「思い残す」の意味変化には、価値観の転倒があります。はじめは、良い対象へ用いていた言葉が、しだいに、悪い対象へも用いるようになりました。
「すごし」や「かなし」も似ていて、古典日本語と現代日本語で、価値観の転倒があります。
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古文世界の文法・文化・慣習・制度を思い残すことで、古文作品の奥深さを楽しみましょう。
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