古文単語

講座数 32

古文単語

大学受験 古文単語

古文の単語講座です。古典日本語の初学者に向けて執筆しています。

古文単語がわからない生徒は、まずはここから始めましょう。基礎を確認しながら、マイペースに進めていけば、自然と古文が読めるようになります。


【対象生徒】


高校受験生
大学受験生
短歌・俳句の基礎を学びたい生徒
日本語の歴史を学びたい生徒

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目次

大学受験の古文科で、プロ家庭教師による大学受験古文単語講座です。 難関大学受験の入試過去問テーマを分析して、大学受験の単語帳にしてあります。参考書や本の代わりに、独学用の教材としても利用できます。 【古文単語の2系統】 古文単語には、入試で問われやすい頻出単語と、古文世界の理解するための教養単語が、あります。 【古文単語の多義語】 古文単語には多義語がたくさんあり、初学者を迷わせます。い...

古文単語:蹴る (ける)意味:蹴る 意味は現代日本語と同じ品詞:動詞 (どうし) >下一段動詞 (しもいちだんどうし)教材:活用:活用形語幹活用語尾識別方法未然形ーーー蹴(け)ずを付ける連用形ーーー蹴(け)てを付ける終止形ーーー蹴る(ける)。を付ける連体形ーーー蹴る(ける)時・物を付ける已然形ーーー蹴れ(けれ)ばを付ける命令形ーーー蹴よ(けよ)!を付ける活用形古典日本語現代日本語識別方法未然...

単語: 思い残す かな: おもいのこす 品詞: 動詞(どうし) > 四段活用意味: 思い残す(おもいのこす)とは、「感情に深入りしないで、正気を残しておく」という意味です。 古典日本語「思い残す」は、「 深入りしない 」です。良い感情を、意識しています。 現代日本語「思い残す」は、「 後悔する 」です。悪い感情を、意識しています。 「思い残す」の意味変化には、価値観の転倒があります。はじめ...

単語: 学ぶ かな: まねぶ 品詞: 動詞(どうし) > 下二段活用 意味: 学ぶ(まねぶ)とは、物事を象る(かたどる)という意味で、現代日本語の学ぶ(まなぶ)の語源です。学ぶの派生語に、「真似る(まねる)」があります。 プロ家庭教師 の 古文単語帖(こぶんたんごちょう) で、指導歴10年以上の講師が執筆しています。 古文世界の 文法 ・文化・慣習・制度を学ぶことで、 古文作品 の奥...

単語: 転ぶ かな: まろぶ 品詞: 動詞(どうし) > 四段活用 意味: 転ぶ(まろぶ)とは、床に転がるという意味で、現代日本語の転ぶ(ころぶ)の語源です。転ぶの派生語に、「転び出る(まろびでる)」や「伏し転ぶ(ふしまろぶ)」などがあります。 プロ家庭教師 の 古文単語帖(こぶんたんごちょう) で、指導歴10年以上の講師が執筆しています。 古文世界の 文法 ・文化・慣習・制度を学ぶことで、...

単語: 暗る かな: くる 品詞: 動詞(どうし) > ラ行下二段活用 意味: 暗る(くる)とは、暗くなる(くらくなる)という意味で、現代日本語の暮れる(くれる)の語源です。暗るの派生語に、「暗闇(くるやみ)」があります。 プロ家庭教師 の 古文単語帖(こぶんたんごちょう) で、指導歴10年以上の講師が執筆しています。 古文世界の 文法 ・文化・慣習・制度を暗ることで、 古文作品 の奥深さ...

単語: 内裏 かな: だいり 意味: 内裏(だいり)とは、古典世界において、平安京の天皇の住まう御所(ごしょ)を指します。現代世界では、天皇御所は、東京と京都にあります。内裏(だいり)の別名として内(うち)・皇宮(こうぐう)なども用いられています。 【内裏と平安京】 内裏は、皇族の公的職務と私的生活が一体化した空間です。内裏に、行政官庁を加えて、大内裏(だいだいり)と呼びます。大内裏に一...

単語: 斎ふ かな: いはふ 品詞: 動詞(どうし) 意味: 斎ふ(いはふ)とは、身を清めて、不浄(ふじょう)を慎むことです。 【斎の字 神道に由来】 斎ふの「斎」の字は、神道の儀式に由来しています。例えば、「精進潔斎(しょうじんけっさい)」や「斎宮(さいぐう)」という言葉も、「斎」の字を用います。 【斎ふと祝ふ 同じと違い】 「斎ふ」と同じ発音の言葉に、「祝ふ」があります。 単語: 祝ふ ...

単語: 百 かな: もも 品詞: 名詞(めいし) 意味: 百(もも)とは、たくさんという意味で、現代日本語の百(ひゃく)の語源です。桃の木は、多産な生命力があり、百の果実が成ることに由来します。 【古典日本語 数の表現】 漢字 仮名 意味 百 もも 無数の 百年 ももとせ 長い月日 百太郎 ももたろう 人の名前 五百 いほ 無数の 五百蔵 いほぐら 無数の蔵 五百日 いほか 長い月日 五百枝...

単語:おいらかなり かな:おいらかなり 品詞:形容動詞(けいようどうし) 意味:現代日本語の「おだやかだ」の古語です。【おいらかのらか 状態のらか】おいらかの「らか」は、「すべらか」や「なごやか」や「にこやか」と同じように、ある状態を意味する接尾辞(せつびじ)です。

単語: 段 かな: たん 意味: 段(たん)とは、古典世界における長さの単位です。明治時代にはメートル法が施行されましたが、それ以前、江戸時代には尺貫法(しゃくかんほう)が、長さの単位として採用されていました。尺貫法の1段(いったん)は、メートル法の約11メートルです。 【メートル法は科学 尺貫法は身体感覚】 メートル法と合わせて、尺貫法をいまだに用いる業界があります。その理由は、尺貫法が...

月の和名 月齢 新月 (しんげつ) 01日 繊月 (せんげつ) 02日 三日月 (みかづき) 03日 上弦 (じょうげん) 07日 十日夜 (とおかんや) 10日 十三夜 (じゅうさんや) 13日 小望月 (こもちづき) 14日 満月 (もちづき) 15日 十六夜 (いざよい) 16日 立待月 (たちまちづき) 17日 居待月 (いまちづき) 18日 寝待月 (ねまちづき) 19日 下弦月 ...

単語:新月 (しんげつ)別名:1日の月(いちにちのつき)朔(さく)朔月(さくづき)解説:新月とは、満月の反対で、光が肉にく眼がんでほぼ見えず、夜の闇がもっとも深くなる月のことです。科学が未発達だった古典世界では、測定機器もなかったので、三日月から逆に計算して、日付を求めていました。その名な残ごりなのか、遡さかのぼるという漢字には、朔の字が含まれていますね。新月の由来は、「前の月が一度死んで、...

単語:繊月 (せんげつ)別名:二日の月(ふつかのつき)二日月(ふつかづき)解説:繊月とは、新月の次の月齢で、細く幽かすかに光る月です。繊月は、三日月よりも細い月です。繊月の見える時間は、日没後1時間前後で、まだ明るい空に出現します。漢字の繊は「細く幽かな」を意味し、漢字の維は「女の子の指」を意味します。例文:日文:繊月へ、手を伸ばすと、折れそうなくらい、弱い光だった。

単語:三日月 (みかづき)別名:三日の月(みっかのつき)三日月(みっかづき)朏(みかづき)初月(ういづき)若月(わかづき)眉月(まゆづき)クレセント(cresent)クロワッサン(croissant)ヒラール(هِلال)月の和名解説:三日月とは、繊月の次の月齢で、先の尖とがった眉まゆ毛げの形が特徴です。三日月は、肉眼で確認できる明るさなので、三日月を見て、日時を感じやすいです。多くの民族が三...

単語:上弦の月 (じょうげんのつき)別名:上弦月(じょうげんつき)ファーストクオーター(first quarter)月の和名解説:上弦の月とは、三日月の後の月齢で、月を弓に見立てて、弦が上うわ向むいているので、上弦の月と呼ばれます。上弦の月の見える時間は、昼過ぎから深夜までです。例文:日文:上弦の月は、北半球では、左手で弦を握れます。

単語:十日夜 (とおかんや)別名:月見の月(つきみのつき)月見月(つきみづき)十日の月(とおかのつき)月の和名解説:十日夜とは、上弦の月の後の月齢で、半はん月げつよりもやや膨ふくらみのある月です。「とおかんや」の発音は「とおかのよ」の音便です。例文:日文:秋の十日夜には、月見の行事があります。

単語:十三夜 (じゅうさんや)別名:未完の月(みかんのつき)月の和名解説:十三夜とは、十日夜の後の月齢で、半はん月げつよりもやや膨ふくらみのある月で、まだ望月には成っていない月です。十三夜と望月のどちらが美しいのか、古来より論争があります。十三夜は、未み完かんの美学と呼ばれ、まだ完成していない姿こそ、美しいと考えます。対して、望月は、完かん全ぜん完かん璧ぺきの姿こそ、美しいと考えます。どちら...

単語:小望月 (こもちづき)別名:幾望(きぼう)望月の前夜(もちづきのぜんや)月の和名解説:小望月とは、望月の前の月齢です。もう半はん月げつとは言えず、かなり膨らみがあります。小望月と望月のどちらが美しいのか、古来より論争があります。小望月は、未み完かんの美学と呼ばれ、まだ完成していない姿こそ、美しいと考えます。対して、望月は、完かん全ぜん完かん璧ぺきの美学と呼ばれ、欠かけたところのない姿こ...

単語:望月 (もちづき)別名:望(のぞみ)十五夜(じゅうごや)十五日の月(じゅうごにちのつき)満月(まんげつ)満ちた月(みちたつき)フルムーン(full Moon)プレーヌリュンヌ(pleine lune)バデゥル(بدر) 月の和名解説:望月とは、小望月の後の、月齢15日の月です。望月は、満月の和名です。望月は、すべての月のうちで、最も輝きが強いことから、多くの民族が望月に魅力を感じ、様々...

単語:十六夜 (いざよい)別名:不知夜月(いざよいづき)十六夜(じゅうろくや)十六日の月(じゅうろくにちのつき)ためらう月既望(きぼう)月の和名解説:十六夜とは、望月の後の、月齢16日の月です。十六夜の由来は、古典日本語の動詞「いざよふ」です。「いざよふ」とは、「躊躇ためらいが生まれて動きが遅れる」という意味で、その名詞形が「いざよい」です。つまり、十六夜とは、「明るい時間には登場せずに、夜...

単語:立待月 (たちまちづき)別名:立待月(たちまちづきづき)十七日の月(じゅうななにちのつき)立って待つ月月の和名解説:立待月とは、十六夜の後の、月齢17日の月です。月の出る時間は、望月を過ぎると、次し第だいに夜遅くへと移っていきます。人間の視点からは、月が出るのを待つことになります。その月を待つ姿勢から、立待月・居待月・寝待月という言葉が生まれました。立待月の由来は、「月の出が遅いので今...

単語:居待月 (いまちづき)別名:居待月(いまちづきづき)十八日の月(じゅうはちにちのつき)座って待つ月月の和名解説:居待月とは、立待月の後の、月齢18日の月です。月の出る時間は、望月を過ぎると、次し第だいに夜遅くへと移っていきます。人間の視点からは、月が出るのを待つことになります。その月を待つ姿勢から、立待月・居待月・寝待月という言葉が生まれました。居待月の由来は、「月の出が遅いので今かと...

単語:寝待月 (ねまちづき)別名:寝待月(ねまちづき)十八日の月(じゅうはちにちのつき)寝て待つ月月の和名解説:寝待月とは、立待月の後の、月齢19日の月です。月の出る時間は、望月を過ぎると、次し第だいに夜遅くへと移っていきます。人間の視点からは、月が出るのを待つことになります。その月を待つ姿勢から、立待月・寝待月・寝待月という言葉が生まれました。寝待月の由来は、「月の出が遅いので今かと今かと...

単語:更待月 (ふけまちづき)別名:更待月(ふけまちづき)夜更けの月二十日の月(にじゅうにちのつき)月の和名解説:更待月とは、寝待月の後の、月齢20日の月です。月の出る時間は、望月を過ぎると、次し第だいに夜遅くへと移っていきます。人間の視点からは、月が出るのを待つことになります。その月を待つ姿勢から、立待月・居待月・寝待月・更待月という言葉が生まれました。更待月の由来は、「夜更けまで待ってや...

単語:下弦の月 (かげんのつき)別名:下弦の月(かげんのつき)下弦月(かげんづき)二十三日の月(にじゅうさんにちのつき)サードクオーター(third quarter)月の和名解説:下弦の月とは、更待月の後の、月齢23日の月です。下弦の月の由来は、月を弓に見立てて、弦が下向きなので、下弦の月と呼ばれます。下弦の月の見える時間は、深夜に見え始め、朝方に南中し、昼頃には見えなくなっていきます。例文...

単語:有明 (ありあけ)別名:有明月(ありあけづき)有明の月(ありあけのつき)暁の月(あかつきのつき)二十六日の月(にじゅろくにちのつき)廿六夜(にじゅうよろくや)月の和名解説:有明とは、下弦の月の後の、月齢26日の月です。有明の由来は、「明るさが有ある」で、夜明けのことです。有明の月は、深夜過ぎに見え始め、朝に輝き、昼過ぎまで残り、それから消えていきます。有明を「十六夜以降の月すべて」とす...

単語:三十日月 (みそかづき)別名:三十日の月(さんじゅうにちのつき)晦日(みそか)月隠り(つきごもり)月の和名解説:三十日月とは、下弦の月の後の、月齢30日の月です。三十日月の別名として、「月隠り」があり、月の姿が隠れて、消滅することに由来しています。もう1つの別名である「晦日」は、「1月の終わり」を意味し、「大晦日」は「1年の終わり」を意味する、おなじみの言葉ですね。三十日月の翌日は、新...

単語: 我子の仏 かな: わがこのほとけ 意味: 我子の仏(わがこのほとけ)とは、古典世界の慣用句です。仏さまのように大切な子供という意味です。例文は、竹取物語で、翁が慈しんで育てたかぐや姫へ、用いています。 【仏は仏教由来の言葉です。日本では、平安時代になると、広く仏教が普及していました。仏教では、仏様が大切に扱われており、やがて、大切なものを「仏」と呼ぶように、言葉が変化していきました。

単語: 御忌 かな: ぎょき 品詞: 名詞(めいし) 意味: 御忌(ぎょき)とは、仏教用語の1つで、親類が亡くなり、喪に服す(もにふくす)期間のことです。御忌の別名に、「中陰(ちゅういん)」や「四十九日(しじゅうくにち)」があります。 プロ家庭教師 の 古文単語帖(こぶんたんごちょう) で、指導歴10年以上の講師が執筆しています。 古文世界の 文法 ・文化・慣習・制度を御忌ことで、 ...

単語: 国学 かな: こくがく 意味: 国学(こくがく)とは、江戸時代に、日本列島の文化思想を研究した学問領域です。国学の成果として、古典日本語の確立・古典作品の整備(古事記・ 万葉集 )・和思想の探究・古神道(こしんとう)の探究などがあります。 【国学研究者 まとめ】 研究者 生年 実績 経歴 契沖(けいちゅう) 1640--1701年 万葉代匠記 真言宗の僧 賀茂真淵(かものまぶち) ...

古文に登場する衣装をまとめています。衣装は、身体を装飾するものを指します。 古典世界では装束(そうぞく)、現代ではファッションとも、呼ばれます。

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