企業分析

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【経営学 企業分析】


Q:経営学で、自己資本とは何ですか?
A:自己資本(じこしほん Net Worth)とは、いわゆる元手となるお金です。企業を経営して社会に価値を提供するためには、労働力(ヒト)・生産設備(モノ)・資本(カネ)を動かす必要があります。

そのうち資本は、自己資本と外部資本に分けられます。

自己資本は、出資者の資本で、外部資本は、外部からの借入金です。


Q:経営学で、自己資本比率とは何ですか?
A:自己資本比率(じこしほんひりつ Net Worth Ratio)とは、総資本のうちの自己資本の割合です。自己資本比率の計算式は、以下となります。


【計算式 自己資本比率】


自己資本比率=自己資本÷総資本×100


【計算式 自己資本比率 例題】


自己資本(出資金)が600万円で外部資本(借入金)が400万円の企業があります。この企業の自己資本比率を求めなさい。

総資本=600万+400万円=1000万円となります。
自己資本比率=600万÷1000万×100=60%となります。



Q:経営学で、自己資本利益率とは何ですか?
A:自己資本利益率(じこしほんりえきりつ Return On Equity)とは、自己資本に対する利益の割合です。自己資本比利益率は、英語でROEと省略され、企業の収益性分析に用いられる指標です。企業の「稼ぐ力」を示しています。自己資本比率の計算式は、以下となります。


【計算式 自己資本利益率】


自己資本利益率(ROE)=純利益÷自己資本×100






【科目】


経営学


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企業分析 自己資本比率



【経営学 企業分析 自己資本比率】


Q:経営学で、自己資本比率はどのようなことがわかる指標なのですか?
A:自己資本比率は「企業の体力」とも呼ばれ、企業の安全性の目安となります。

経営者にとって

自己資本比率の高い企業は、経営が健全と判断され、さらなる経営拡大を目指して、融資・補助金も受けやすくなります。

自己資本比率の低い企業は、経営が不安定と判断されます。倒産する企業は、共通して自己資本比率が低い傾向にあります。

労働者にとって

自己資本比率が高い企業は、積極的に労働者を雇用し、さまざまな新規事業に挑戦できる可能性が高いです。

自己資本比率が低い企業は、制度改革や事業縮小が行われ、業務が不安定になる可能性が高いです。


Q:経営学で、自己資本比率の平均はどれくらいなのですか?
A:自己資本比率の平均値は、中小企業の全体で40%前後ですが、業界ごとに差はあります。

自己資本が70%以上の企業は、優良企業で、ほぼ無借金経営です。自己資本比率の高い優良企業には以下があります。


【データ 自己資本比率の高い日本企業】



企業名業界自己資本比率
ツツミ宝飾販売97.9%
キーエンス機械販売95.8%
2020(令和02)年実績



Q:経営学で、自己資本比率は産業業界によって異なるのですか?
A:自己資本比率は、業界ごとに異なります。以下が業界ごとの自己資本比率です。


【データ 業界ごとの自己資本比率】


業界別 自己資本比率
出版業76.5
鉱業69
生産用機械57.8
ウェブサービス56.5
業務用機械製造56.2
化学工業55.7
衣服品卸売55.4
窯業54.1
新聞業53.5
繊維製造53.3
製造業全体51.4
情報通信全体50.7
食料品製造48.9
ガス業48.3
ソフトウェア47.8
衣服小売46.5
飲食サービス業45.3
飲食料品小売45.1
鉄鋼業43.7
繊維品卸売43.5
学術研究43.3
自動車卸売42.8
小売業全体42.8
非鉄金属41.2
医薬品卸売41.2
農林水産卸売41.1
燃料小売40.6
卸売業全体38.3
娯楽業37.9
自動車小売30.5
石油製造26.7
電気業20.6
物品賃貸業13.1
金融業10.1
2018(平成30)年実績




Q:経営学で、自己資本比率は、どうして金融業界が低いのですか?
A:金融業界は、預金者からの預金である他人資本が多いので、自己資本比率は低くなります。特に銀行は、経済活動への影響の大きさから、倒産予防として自己資本比率に規制あります。


Q:経営学で、自己資本比率のBIS規制とは何ですか?
A:BIS規制(ビーアイエスきせい)は、銀行の自己資本比率の規制です。

2020年の銀行業界において、最高の自己資本比率は、セブン銀行の21.1%でした。


Q:経営学で、企業の体力を知りたい場合は、自己資本以外に、どのような概念があるのですか?
A:企業の体力を知るためには、株主資本(かぶぬししほん)自己資本(じこしほん)純資産(じゅんしさん)という似た概念があります。細かな計算式は異なりますが、いずれも企業の体力を示しています。


Q:経営学で、資本のデットエクイティスワップとは何ですか?
A:デットエクイティスワップ(Debt Equity Swap)とは、負債と資本を交換することで、資本戦略の1つです。債権者は、企業への債権を放棄する代わりに、株式を取得します。企業は、返済すべき債務がなくなり、自己資本が強化されます。


Q:経営学で、債務超過とは何ですか?
A:債務超過(さいむちょうか Insolvency)とは、自己資本の計算結果が、マイナスになった状態です。企業経営が失敗して、借金で倒産します。

債務超過の状態が1年以上続くと、上場廃止の手続きが取られることが多いです。




【参考文献】


中小企業実態基本調査

企業活動基本調査


企業分析 費用



【経営学 企業分析 費用】



Q:経営学で、固定費の削減とは何ですか?
A:固定費の削減とは、人員整理・不採算事業から撤退などにより、費用を下げることです。


Q:経営学で、固定資産の圧縮とは何ですか?
A:固定資産の圧縮とは、不要な不動産の売却・回収不能な債権の損失計上などにより、固定資産を圧縮する財務戦略です。固定資産を圧縮すると、自己資本比率が上がります。



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