予習シリーズ(よしゅうしりーず)とは
予習シリーズ(よしゅうしりーず)とは
予習シリーズ(よしゅうしりーず)とは、中学受験用の教材の1つで、進学塾である四谷大塚が制作し、四谷大塚とその提携塾で利用されています。
公立学校カリキュラムに加えて、さらに中学受験カリキュラムが学習できます。
用語:予習シリーズ(よしゅうしりーず)
英語:Yoshuu Series
別名:予シリ(よしり)
【予習シリーズ 特徴】
予習シリーズは、中学受験四科目(国語・算数・社会・理科)ごとに編集され、さらに学年・学期ごとに分割されているので、冊数が多くなります。したがって、予習シリーズを始めるにあたって、収納棚の一区画を開けておくとよいでしょう。
予習シリーズの副教材として、「演習問題集」や「計算と一行問題集」などがありますが、その内容は、予習シリーズ本体と連動しています。
予習シリーズは、四谷大塚が開催するテスト(週テスト・月テスト)と連動しており、児童の学力を確認しやすくなっています。知識技術の定着を測定しながら、カリキュラムを進められると教材として、評価されています。
【予習シリーズ 演習量】
予習シリーズの演習量は、平均的で、カリキュラムが回数ごとに整理されているのが特徴です。もっとも、このような「回数ごとにカリキュラムを分ける」という予習シリーズの構成は、後発塾も採用しているので、2020年代の中学受験では標準となっています。
【予習シリーズ 長所 伝統のある安定教材】
中学受験カリキュラムの導入には非常に便利な教材で、予習シリーズだけで、中学受験に必要な基礎知識はすべて習得できます。多くの提携塾からも長年、評価され続けており、「とりあえず中学受験がしてみたい」なら、予習シリーズを購入するとよいでしょう。
予習シリーズの内容は、公立小学校カリキュラムと地続きになっている(公立小学校の内容も含んでいる)ので、本格的に中学受験をしない児童にも、家庭学習にふさわしい教材です。「学校の勉強が簡単!」と児童が言っているのなら、買い与えておくとよいでしょう。反対に、小学校の勉強が消化できていないのであれば、手を出さない方が賢明です。
【予習シリーズ 短所 上位層には不向き】
予習シリーズは、あくまで基礎部分の教材なので、実際の中学受験には、別途で仕上げの教材が必要です。四谷大塚の提携塾でも、クラスによっては予習シリーズを用いなかったり、時期によっては独自教材に変更している場合があります。
予習シリーズは、あくまで中間層向けの教材であり、短答式の問題には対応できますが、上位層に必要な記述式の問題への対応が不足しています。「予習シリーズ発展編」が発売された背景には、記述能力の育成という課題があったと思われます。
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