農学 基礎知識技術
農学 基礎知識技術
プロ家庭教師の農学講座です。
農業の基礎知識・基礎技術をまとめて、演習用問題集にしてあります。初心者から中級者向けの難易度で、参考書や本の代わりに、独学用の教材として利用できます。
対象は、農業検定試験受験者・ガーデニング・家庭菜園・園芸愛好家などです。はじめから学びたい方へ、理論・技術の両面からの解説しています。
植物育成講座をプロ家庭教師に指導依頼できます。
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【農学 知識技術 入門】
Q:農学で、初心者が植物を育てたいのですが、どの植物がおすすめですか?
A:初心者が植物栽培を始めるのであればトマト・オクラがおすすめです。どちらも失敗しにくく、半年ほどで収穫が楽しめます。植物を育てることは、良い経験になり、あなたの生活習慣のなかで、四季自然の豊かさを感じることができます。
Q:農学で、家庭菜園で植物を育てたいのですが、どの植物がおすすめですか?
A:家庭菜園でおすすめの植物は、パクチー・エゴマ・ウコンです。いずれも家庭で栽培しやすく、料理スパイスとして魅力があり、冷蔵庫で保存ができ、栄養価も科学的に証明されています。
Q:農学で、初心者が植物を育てたいのですが、どの鉢を買えばいいですか?
A:鉢にはプラスチック製とテラコッタ製があります。入門者はプラスチック鉢がおすすめです。
鉢素材 | プラスチック | テラコッタ | |
---|---|---|---|
鉢価格 | 安い | 高い | |
難易度 | 初級 | 中級 |
【植物栽培】
Q:農学で、植物の茎葉の部分とは何ですか?
A:茎葉(けいよう)とは、植物の茎と葉をまとめた呼び名です。
Q:農学で、根茎(こんけい)とは何ですか?
A:根茎(こんけい)とは、植物の地下茎のことです。英語ではリゾーム(rhizome)とも呼びます。
Q:農学で、分げつとは何ですか?
A:分げつ(ぶんげつ)とは、植物の根元から、新芽が伸びて、株分かれすることです。分げつは、稲の栽培に用いられる技術で、分げつにより株が増えて、将来の収穫増大を目指します。なお、分げつは、分蘖と漢字で書かれる場合もあります。
Q:農学で、摘心とは何ですか?
A:摘心(てきしん)とは、植物の頂点の芽を摘むことです。植物は頂芽(ちょうが)と側芽(ソクガ)を持っています。頂芽とは、茎の上にある芽です。側芽とは、茎の横にある芽です。植物は頂芽を優先的に育てようとする性質があります。自然状態ではどんどん上方に茎を伸ばしていきます。
茎が伸びることは、一見すると良いことに思われますが、害もあります。植物の重心が不安定になったり、栄養が偏ったりします。ありのままの植物が素晴らしいというのは幻想で、植物をきちんと育てるためには手入れが必要です。摘心によって、植物の栄養を全体に行き渡らせ、強い植物にすることができます。その結果、果実・花弁の品質にも良い影響を与えます。なお摘心は、ピンチ・芯止めとも呼ばれる場合もあります。
Q:農学で、芽挿しとは何ですか?
A:芽挿し(めざし)とは、植物を増やす技術です。植物の本体から一部を切断し、別に植え替えることで、個体数を増やします。農業園芸用語では、芽挿し(めざし)・挿し木(さしき)と呼ばれます。科学用語では、無性生殖(むせいせいしょく)・栄養生殖(えいようせいしょく)と呼びます。
Q:農学で、花芽分化とは何ですか?
A:花芽分化(はなめぶんか かがぶんか)とは、それまで栄養成長していた植物が、生殖成長を始めることです。それまでは枝葉を伸ばしていた植物は、花実を作りはじめます。
花芽分化は、光に影響され、光が長くなることで変化する長日植物や、光が短くなることで変化する短日植物があります。
Q:農学で、代掻きとは何ですか?
A:代掻き(しろかき)とは、水田に水入れし、土をならす作業です。田植えの準備として、実施します。代掻きにより、苗が定植しやすくなります。
Q:農学で、コケはどのくらいのpHを好むのでしょうか?
A:コケは酸性植物で、pH5.0~5.5を好みます。
Q:農学で、種イモとは何でしょうか?
A:種イモ(たねいも)とは、栽培の始めに植えつけるための根の部分です。主にイモ類で用いられますが、根菜類でも種イモという呼ばれ方をします。
種イモ
Q:農学で、植物に産毛のようなものが生えているのですが大丈夫でしょうか?
A:大丈夫です。植物の産毛は、トライコーム(trichome)と呼ばれます。植物の表皮細胞が伸びたものです。人間の目からは産毛(うぶげ)のように見えます。トライコームは、植物を保護する役割があり、害虫予防として、特殊な物質を貯蔵しています。いわば、天然の防虫剤の役割があります。
Q:農学で、植物の種を保存したいのですか、どこで保管したらいいですか?
A:植物の種の保管場所は、冷蔵庫がおすすめです。植物の種は、温度・湿度・酸素・光量に影響を受けますが、冷蔵庫なら安定した環境を提供してくれます。植物の種を、ビンなどに密封して、冷蔵庫に並べておきましょう。名札などを用意して、種ごとに分けておくと、再利用しやすくなります。
Q:農学で、ウシの平均的な発情周期は何日ですか?
A:ウシの平均的な発情周期は、21日です。
【参考文献】
農学 植物栽培 芽挿しの方法 栄養生殖
資材機械
Q:農業資材で、寒冷紗とは何ですか?
A:寒冷紗(かんれいしゃ)とは、虫除けの織物です。防虫のために、種苗のまわりに包みます。
Q:農業資材で、木酢液とは何ですか?
A:木酢液(もくさくえき)は、木材から木炭を作るときに、発生する煙を冷却し、液体としたものです。有害物質はろ過され、市販されています。木酢液には酢酸(お酢)・アルコール・フェノールなどの200種類の物質が含まれています。木酢液の用途は、植物の生育促進や害虫駆除です。木酢液の利用方法は、霧吹きでスプレー散布します。ただし、木酢液は、ビーフジャーキーのような独特の臭いあるので、注意しましょう。
【購入 木酢液】
Q:農業機械で、ディーゼルエンジンとは何ですか?
A:ディーゼルエンジンとは、エンジンの形式の1つで、軽油を燃料とします。一般の自動車はガソリンエンジンは、ガソリンを燃料としています。
Q:農業機械で、オートヒッチとは何ですか?
A:オートヒッチとは、トラクターの後部に接続して、牽引するための器具です。農作業が便利になります。
【家庭環境】
Q:植物育成でpHとはなにですか?
A:pHはpower of Hydrogenの略で、水素イオン指数のことです。わかりやすくいえば、どれだけ水素イオンが溶けているか、数値によって表すのがpHです。pHの数値は0--14までありpH7が中性、pHが7より小さくなるほど酸性が強く、pHが7より大きくなるほどアルカリ性が強くなります。pHは植物の生育環境に影響します。植物によって、好みのpH値は異なります。
植物とpH
Q:植物育成にはどのような水でも良いのでしょうか。水質調査をした方が良いですか?
A:生態系を守るためには、水質を科学的に調べて、データ分析する技術が求められます。水生生物にとって、水質は大事です。水質が良ければ繁殖力が上がり、反対に水質が悪ければ元気がなくなり、死んでしまうことすらあります。
水質調査は「同じ場所」で「同じ時間」に実施するのが理想です。水質調査はpH・BOD・COD・DO・SS・濁度の6項目が代表的です。水質を適切に検査して、水質浄化が必要かどうか、判断していきましょう。
水質調査6項目 定義方法測定結果 pH CODまとめ
Q:日本の農業にはどれくらいの従事者がいるのですか?
A:日本の農業に従事する人口は1955年に604万人でしたが、2015年に215万人でした。60年間で農業従者の人口は約3分の1になっています。
Q:観葉植物で、土(腐葉土)からハエが沸いてしまいました。どうしたらよいですか?
A:ハエが沸く理由は、腐葉土に含まれている有機物にある可能性が高いです。ハエにはいくつか種類がありますが、キノコバエ類は、有機物を餌にします。観葉植物に有機物(腐葉土・有機培養土など)の用土がある場合は、キノコバエが発生しやすくなります。
キノコバエは、活動適温が25度くらいで、浅い土中に産卵します。
キノコバエには3つの対策方法があります。
1つめの対策は、用土の入替です。用土(腐葉土・有機用土など)を表面から3センチ削りとり、赤玉土に入替ましょう。赤玉土は有機物が少なく、キノコバエが生育できなくなります。
【赤玉土】
2つめの対策は、木酢液の散布です。キノコバエは木酢液を嫌がります。
【購入 木酢液】
3つめの対策は、ハエ取り棒です。ハエ取り棒は即効性があります。
【購入 ハエ取り棒】
Q:観葉植物で、皿(受け皿)からハエが沸いてしまいました。どうしたらよいですか?
A:ハエが沸く理由は、皿の汚水にある可能性が高いです。ハエにはいくつか種類がありますが、チョウバエ類は、汚い水が残っていると沸きやすいです。
チョウバエの対策方法は、皿の水を捨て、皿を清潔に乾かしておくことです。
Q:観葉植物で、蚊(カ)が沸いてしまいました。どうしたらよいですか?
A:蚊は温かい気候を好み、25度以上で活発に活動します。蚊の幼虫期は2~5日ほどで、この時期の蚊をボウフラとも呼びます。ボウフラは水中に生息します。まずは蚊を室内に入れないようにしましょう。蚊が入るのは、窓からですので、網戸を利用して、すき間から蚊が入らないようにしましょう。続いて、水溜まりをなくしましょう。蚊の生態からわかるように、蚊は水が溜まっているところで繁殖しようとします。水溜まりをなくすことで、蚊は繁殖できなくなります。蚊(カ)の予防・駆除・対策まとめ
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