パクチー 栽培 傾向対策解説

パクチー 栽培 傾向対策解説

パクチー  栽培 傾向対策解説

パクチー 栽培 傾向対策解説

プロ家庭教師の農学講座で、パクチーの栽培技術と傾向対策解説です。

農業の基礎知識・基礎技術をまとめて、演習用問題集にしてあります。初心者から中級者向けの難易度で、参考書や本の代わりに、独学用の教材として利用できます。

対象は、農業技術検定試験受験者・ガーデニング・家庭菜園・園芸愛好家などです。はじめから学びたい方へ、理論・技術の両面からの解説しています。

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パクチー 栽培 傾向対策解説

Q:パクチーとは何ですか?
A:パクチーはセリ科の1年草です。初心者でも栽培しやすく、家庭栽培に適しており、入門用にふさわしい植物です。

Q:パクチーとコリアンダーは違うのですか?
A:パクチーとコリアンダーは同じものです。パクチーはタイ語で、英語名はコリアンダー(coriander)、和名はコエンドロです。

タイ:パクチー
英語:コリアンダー(coriander)
日本:コエンドロ
中華:香菜(xiāngcài)


Q:パクチーはおいしいですか?
A:パクチーは独特の香りを持っているので、さまざまな料理に用いられています。中華料理では、パクチーを香菜(xiāngcài)と呼びます。

Q:パクチーの栽培で、入門教材は何を買えばいいのですか?
A:パクチーの入門者は以下がおすすめです。

品種:パクチー
種蒔:15粒を広げて撒く
鉢号:5号鉢(15cm)
土壌:野菜土




Q:パクチーの栽培で、日頃のお手入れはどうしたら良いですか?
A:パクチーの原産はタイや地中海なので、似たような環境を作りましょう。パクチーの日々のお手入れは以下がおすすめです。

日光:多め
水分:土が乾いたらたっぷり水やり
気温:10度から25度
PH:5.0ー6.5(弱酸性)

Q:パクチーの栽培で、徒長とは何ですか?
A:パクチーの徒長(とちょう)とは、パクチーがもやしのようにヒョロヒョロと伸びてしまうことです。弱弱しくなるので、あまり良くない状態です。

Q:パクチーの栽培で、徒長の原因は何ですか?
A:徒長の原因は日照不足・水分過多・苗の密集が原因です

日照不足:光が足りないから徒長してしまう
水分過多:水分が多すぎて徒長してしまう
苗の密集:種が近すぎて徒長してしまう


Q:パクチーの栽培で、徒長してしまいました。どうしたらよいですか?
A:徒長してしまった苗は、もう回復することはありません。もう一度作り直すか、そのまま育ててください。

パクチー60日目 徒長

パクチー60日目 徒長


パクチー60日目の徒長してしまったパクチーです。茎が徒長してしまったので、自分の体重を支えきれず、あらぬ方向に伸びていっています。


Q:パクチーの栽培で、30日目にどうなるのですか?
A:パクチー30日目は本葉(ほんよう)が生えてきます。

パクチー60日目 徒長

パクチー60日目 徒長


本葉は、ややギザギザの形をしています。ここからは成長の勢いが増していきます。


Q:パクチーの栽培で、60日目にどうなるのですか?
A:パクチー60日目はかなりにぎやかになります。ここからの成長の勢いが増していきます。

パクチー60日目 鉢

パクチー60日目 鉢




Q:パクチーの栽培で、90日目にどうなるのですか?
A:パクチーの茎が伸びてきます。90日目は量が増えるとともに、葉茎がまだ柔らかいままなので、食べ頃です。葉茎を摘み取り、料理に利用しましょう。カレー・スープ・ラーメンなどの濃い味の料理に加えると、さわやかさを提供していくれます。
パクチー90日目 正面

パクチー90日目 正面


真上から見ると、株同士の距離がどれだけ必要かわかります。今回は5号鉢で栽培していますので、ガヤガヤしています。プランターで栽培なら、10センチから15センチ距離を開けて、種蒔きをしてみてください。
パクチー90日目 真上

パクチー90日目 真上


全長は、根を含めて25センチ程度です。茎の根本が枝分かれしており、枝分かれが増えると、その分だけ収穫量が増えます。
パクチー90日目 測定

パクチー90日目 測定




Q:パクチーの栽培で、120日目にどうなるのですか?
A:パクチーの茎根が太く伸びていきます。120日目は茎が太くなるとともに、根が成長し、どっしりと大地に構えるようになります。食用としては、硬さが出てきますので、お鍋料理などに良いでしょう。

茎が太くなり、色素は全体に色濃くなり、光合成の量が増大してきます。
パクチー120日目 正面

パクチー120日目 正面


根が太くなり、土台としての安定感が増しています。根の深さは、地下15センチまで広がっています。成長の準備が整いました。
パクチー120日目 根と土台

パクチー120日目 根と土台




Q:パクチーの栽培で、150日目にどうなるのですか?
A:パクチーが花の準備に入ります。茎と葉の成長が終わり、いよいよ次世代への生殖へと、切り替わっていきます。
パクチー150日目 花の気配

パクチー150日目 花の気配

葉の間から、花の気配が見えるようになります。
パクチー150日目 硬さと柔らかさ

パクチー150日目 硬さと柔らかさ

根が硬くなり、動かなくなります。硬さと柔らかさが同居する姿へと変貌していきます。
パクチー150日目 葉の広がり

パクチー150日目 葉の広がり

葉の広がりは、茎の上方に集中しています。重心が上へと移動していることに、注目したいです。生殖はかなりの栄養分を消費してしまうので、もし収穫を長く楽しみたいのであれば、ここで花芽を切断しなければいけません。
パクチー150日目 葉の透明感

パクチー150日目 葉の透明感

もともと葉の薄い植物なので、生殖期に入っても葉は光をよく通したままです。
パクチー150日目 葉の透明感

パクチー150日目 葉の透明感




Q:パクチーの栽培で、180日目にどうなるのですか?
A:パクチーの花が順番に咲いていきます。緑一面に、白い花が目立つようになります。
パクチー180日目 花咲き

パクチー180日目 花咲き


パクチー180日目 受粉は綿棒で

パクチー180日目 受粉は綿棒で

花の受粉には、綿棒がおすすめです。綿棒で、花の頭を、順番に撫でてあげてください。白い粉は飛びますが、花粉はさらりとしているので、あまり汚れません。綿棒は、そのまま土に差して置くと、後でまた使えます。

パクチー180日目 パクチーの実がふくらむ

パクチー180日目 パクチーの実がふくらむ

花の受粉が完了すると、数日ほどで、実がふくらんできます。丸くてかわいいですね。これが成熟して、パクチーの種になります。
パクチー180日目 種は、先端に密集

パクチー180日目 種は、先端に密集

種は、先端に密集していますので、探しやすいです。
パクチー180日目 花と実が順番に

パクチー180日目 花と実が順番に

花が咲いては実ができていきます。あちこちで受粉が進んでいるのがわかります。
パクチー180日目 花と実が順番に

パクチー180日目 花と実が順番に


パクチー180日目 あえて花を咲かせない

パクチー180日目 あえて花を咲かせない

花を咲かせなければ、まだ食べられる部分もあります。料理で食べたい場合は、あえて花を咲かせないのも1つの育成方法です。



Q:パクチーの栽培で、210日目にどうなるのですか?
A:パクチーに種子が成り、植物全体が枯れていきます。
パクチー210日目 色が黄色くなる

パクチー210日目 色が黄色くなる


パクチー210日目 茎も黄色くなる

パクチー210日目 茎も黄色くなる


パクチー210日目 種子が成る

パクチー210日目 種子が成る


パクチー210日目 種子が成る

パクチー210日目 種子が成る


パクチーの種子は集合して成ります。
パクチー210日目 種子は集合して成る

パクチー210日目 子は集合して成る


茎が完全に枯れ、重力に負け、しなだれるようになります。いよいよ種の収穫です。
パクチー210日目 しなだれる茎

パクチー210日目 しなだれる茎








農学 基礎知識技術編

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