【不具合】
不具合1:校舎内PCの多くに、通信障害が断続的に起きていました。(証言者:後藤先生・武藤先生)
不具合2:校舎内PC(元櫛山先生占有)は、通信障害に加えて、通信をしない作業時にも、停止障害が起きていました。(証言者:後藤先生・矢部先生)
【メンテナンス作業前 診断 2019年08月22日実施】
電子機器の保守体制の不備により「熱暴走」・「トラッキング現象」・「電波干渉」の3つが原因と特定しました。
診断画像1:ケーブル剥き出し 通信障害の可能性を高めます
診断画像1:ケーブル剥き出し 通信障害の可能性を高めます
診断画像2:ケーブル剥き出し 通信障害の可能性を高めます
診断画像2:ケーブル剥き出し 通信障害の可能性を高めます
診断画像3:整備不良 床置きによりホコリ汚れ
診断画像3:整備不良 床置きによりホコリ汚れ
診断画像4:整備不良 不可逆整備
診断画像4:整備不良 不可逆整備
診断画像5:ルーター転倒 熱対策無
診断画像5:ルーター転倒 熱対策無
【予算】
2万円 (後藤先生より前受で領収しております)
【購入備品】
LANケーブル(LAN Cable)・ケーブルタイ(Cable Tie)・電源タップ(Power-Strips)・冷却ファン(Cooling Fan)
購入備品納品書1
購入備品納品書1 ダウンロード
購入備品納品書2
購入備品納品書2 ダウンロード
【メンテナンス作業内容 2019年08月23日から25日実施】
作業画像1:配線構造の簡素化 配線整備し不良ケーブル交換
作業画像1:配線構造の簡素化 配線整備し不良ケーブル交換
配線構造を整理しました。
トラッキング現象を減らすために、清掃洗浄し、不良ケーブルは交換しました。
作業画像2:ルーターが40度近くまで上がっている
作業画像2:ルーターが40度近くまで上がっている
ルーターを温度計で計測しました。このルーターが通常機能する温度は0℃--40℃(メーカー発表仕様)までです。
作業画像3:ルーターに冷却機器を増設する
作業画像3:ルーターに冷却機器を増設する
ルーターの熱対策として、今回はルーター交換せずに、対症療法としまして、ルーター附属品(ケーブル・電源タップ・タイ・冷却ファン)を改造しました。
予想ですが、ルーター(2015年前任者購入品)は、熱暴走のまま放置しておりましたので、3年以内には動かなくなる見込みです。電子機器は、管理保全をするかしないかで、寿命に2倍ほどの差が出ます。電子機器への設備投資は、ていねいなシステム構築から始めることで、長期的に設備投資費用を節約できます。システム構築の場合はご相談ください。
【その他注意事項】
電子機器の熱暴走・
トラッキング現象については、意識されない方は多いです。オフィスの運用状況によっては、電子機器が高熱となり、電子機器に不具合が生じますので、電子機器の密集配置にはご注意いただければと思います。20度以下の環境であれば、電子機器は長持ちしますので、設備投資費用の削減にも結びつきます。
【データ共有】
機器名称:新宿校ワイヤレスラン
購入日時:2015年
通信パスワード:9133d04a39b95
もし予備校内の機器不良が起った場合は、引き続き、ご相談ください。教育ICT機器のシステム構築・メンテナンス実績がございますので、ご相談を承ります。
矢部祐司
質問と回答