SSH クライアントサーバー遠隔操作 解説
SSH クライアントサーバー遠隔操作 解説
用語:
SSH (エスエスエイチ)
英語:
Secure shell
別名:
SSH protocol (エスエスエイチプロトコル) SSH client (エスエスエイチクライアント) Remote access (リモートアクセス)意味:
SSHとは、クライアントサーバーモデルにおいて、お互いのコンピューターを、ネットワークを通じて操作するための技術です。わかりやすく言えば、SSHはコンピューターの遠隔操作です。SSHはリモートログインやファイル転送などに使い、実質的には、相手のコンピューターを操作できるようになります。そのため、不正アクセス対策として、SSHにはセキュリティ管理機能・認証機能・暗号通信機能が付いています。
SSHをもっとも使う場面は、サーバー管理です。エンジニアは、自宅のクライアントコンピューターから、SSHを通じて、サーバーコンピューターにアクセスし、サーバーの不具合を解決しています。
解説:
SSHは、厳密にはSSHプロトコルとSSHクライアントに、分けて考えます。SSHプロトコルは、通信規格のことで、OSIモデルのトランスポート層に相当します。
SSHクライアントは、遠隔操作するためのソフトウェアのことで、OSIモデルのアプリケーション層に相当します。
通常は、「SSHプロトコル+SSHクライアント」を合わせて、ただ「SSH」と呼んでいます。
SSHを開発現場で使う場合は、ポート番号はデフォルトで22番になっています。
SSHの歴史:
SSHの開発動機は、それ以前の遠隔操作技術の安全性(あるいは脆弱性とコンピューター業界では言います)が、弱かったことです。
SSHの開発以前にも、遠隔操作技術は、存在していました。例えば、テルネット(Telnet)やエフティーピー(FTP)などの遠隔操作技術があり、便利な反面、不正アクセスを完全には排除できませんでした。
そこで、犯罪の温床とならないために、SSHが1995年に開発されました。
SSHクライアントまとめ:
年代 | 英語 | 日本語 |
---|---|---|
1995 | SSH protocol | SSHプロトコル |
1999 | OpenSSH | オープンエスエスエイチ |
1999 | PuTTY | プッティー |
2004 | Tera Term | テラターム |
体系:
情報科学 (Information science) > プログラミング (Programming) > コンピューター (Computer) > サーバー (Server) > ウェブ (Web) > HTML (Hyper Text Markup Language) > SSH (Secure shell) + オープンエスエスエイチ (OpenSSH) + テラターム (Tera Term)多言語対応:
韓国語:
한글 시큐어셸 (シキュオシェル) 발음 [시큐어셸] (シキュオシェル) RR2000 sikyueosyel MR1937 sik’yuŏsyel中国語:
繁体 安全外殼協議 簡体 安全外壳协议 (ānquánwàikéxiéyì an1quan2wai4ke2xie2yi4 アンチエンワイクゥシエイー)探究資料:
Ylönen, Tatu. RFC4253 (Request for Comments: 4253 The Secure Shell (SSH) Transport Layer Protocol). 2006.
Bider, D. RFC8308 (Request for Comments: 8308 Extension Negotiation in the Secure Shell (SSH) Protocol). 2018.
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