荘子

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荘子 (そうし) は、道教の書物です。儒教が、社会に秩序を求めたのに対して、道教は、人間のありままの姿である無為自然を説きます。道教の背景には、仙人に憧れる老荘思想があります。

荘子の説話は、夢幻性があり、胡蝶の夢などは、現代でもさまざまな芸術作品に影響を与えています。
荘子の別名として、南華真経があります。

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井蛙不可以語於海者 拘於虛也

井蛙不可以語於海者 拘於虛也

井蛙不可以語於海者 拘於虛也

原文:井蛙不可以語於海者
書下:井蛙は以って海を語るべからず。
かな:せいあはもってうみをかたるべからず。
訳文:カエルは海を語ることはできない。


原文:拘於虛也
書下:虚に拘わればなり。
かな:きょにかかわればなり。
訳文:自分の住む空間にとらわれるからだ。


虚とは居で、自分の住んでいる空間のこと。



解説:
井戸に住むカエルは、海を知らず、海を語ってもしかたがない。
カエルは自分の住んでいる場所にとらわれて物事を考えてしまう。
ことわざの井の中のカエルは、この故事に由来する。


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