共通テスト数学1A 2021年大問1 傾向対策解答解説

共通テスト数学1A 2021年大問1 傾向対策解答解説

共通テスト数学1A 2021年大問1 傾向対策解答解説

共通テスト数学1A 2021年大問1 傾向対策解答解説


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大学入学共通テスト数学1A 2021年大問1 問題ダウンロード

大学入学共通テスト数学1A 2021年大問1 解答ダウンロード



【2021年大問1】


年度:2021年(令和三年)

大問:大問1(必答)

設問分野単元
1ー(1)ー(1)二次方程式解の公式
1ー(1)ー(2)二次方程式解と係数の関係
1ー(1)ー(3)二次方程式解と係数の関係
1ー(2)ー(1)三角比三角比の計算
1ー(2)ー(2)三角比余弦定理
1ー(2)ー(3)三角比正弦定理
1ー(2)ー(4)三角比正弦定理






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共通テスト 2021年大問1-1問題



2021年大問1 (1)】



$c$ を正の整数とする。

$x$ の二次方程式

$2x^2+(4c - 3)x + 2c^2 - c - 11 = 0$ ・・・①

について考える。



【2021年大問1 (1)ー(1)】



$c = 1$ のとき, ①の左辺を因数分解すると

$($ア$x + $イ$)(x - $ウ$)$

であるから、①の解は

$x= - \dfrac{イ}{ア}, ウ$

である。



【2021年大問1 (1)ー(2)】



$c = 2$ のとき, ①の解は

$\dfrac{-エ\pm \sqrt{オカ}}{キ}$

であり、大きい方の解を $\alpha$ とすると

$\dfrac{5}{\alpha}= \dfrac{ク+ \sqrt{ケコ}}{サ}$

である。

また

$m < \dfrac{5}{\alpha} < m+1$

を満たす整数 $m$ は( シ )である。



【2021年大問1 (1)ー(3)】



太郎さんと花子さんは, ①の解について考察している。


太郎:①の解は $c$ の値によって, ともに有理数である場合もあれば, ともに無理数である場合もあるね。 $c$ がどのような値のときに, 解は有理数になるのかな。

花子:二次方程式の解の公式の, 根号の中に, 着目すればいいんじゃないかな。


①の解が異なる二つの有理数であるような, 正の整数 $c$ の個数は( ス )個である。


共通テスト 2021年大問1-2問題

共通テスト 2021年大問1-2問題

共通テスト 2021年大問1-2問題



2021年大問1 (2)】



$\triangle$ABCの外側に、辺AB, 辺BC, 辺CAをそれぞれを一辺とする正方形ADEB, BFGC, CHIAを描き

点Eと点F, 点Gと点H, 点Iと点Dを、それぞれ線分で結んだ図形を考える。

以下において

BC=$a$
CA=$b$
AB=$c$

$\angle$CAB=$A$
$\angle$ABC=$B$
$\angle$BCA=$C$

とする。



【2021年大問1 (2)ー(1)】



共通テスト2021年大問1(2)ー(1) 三角形

共通テスト2021年大問1(2)ー(1) 三角形



$b$=$6$
$c$=$5$
$cos A$=$\dfrac{3}{5}$ のとき

$sin A$=$\dfrac{( セ )}{( ソ )}$ であり

$\triangle$ABCの面積は( タチ )

$\triangle$AIDの面積は( ツテ )である。



【2021年大問1 (2)ー(2)】



正方形BFGC, CHIA, ADEBの面積を

それぞれ $S_1 , S_2 , S_3$ とする。

このとき $S_1-S_2-S_3$ は

$0^\circ < A < 90^\circ$ のとき ( ト )

$A=90^\circ$ のとき ( ナ )

$90^\circ < A < 180^\circ$ のとき ( 二 )


( ト )から( 二 )の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい)

解答番号0. $0$である
  
解答番号1. 正の値である

解答番号2. 負の値である

解答番号3. 正の値も負の値もとる



【2021年大問1 (2)ー(3)】



$\triangle$AID, $\triangle$BEF, $\triangle$CGHの面積を

それぞれ $T_1 , T_2 , T_3$ とする。

このとき( ヌ )である。


( ヌ )の解答群

解答番号0. $a < b < c$ ならば $T_1 > T_2 > T_3$
  
解答番号1. $a < b < c$ ならば $T_1 < T_2 < T_3$

解答番号2. $A$ が鈍角ならば $T_1 < T_2$ かつ $T_1 < T_3$

解答番号3. $a, b, c$ の値に関係なく $T_1=T_2=T_3$



【2021年大問1 (2)ー(4)】



$\triangle$ABC, $\triangle$AID, $\triangle$BEF, $\triangle$CGHのうち

外接円の半径が最も小さいものを求める。

$0^\circ < A < 90^\circ$ のとき 

ID( ネ )BC であり

$\triangle$AIDの外接円の半径( ノ )$\triangle$ABCの外接円の半径

であるから, 外接円の半径が最も小さい三角形は

$0^\circ < A < B < C < 90^\circ$ のとき( ハ )である

$0^\circ < A < B < 90^\circ < C$ のとき( ヒ )である


( ネ )と( ノ )の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい)

解答番号0. $<$
  
解答番号1. $=$

解答番号2. $>$


( ハ )と( ヒ )の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい)

解答番号0. $\triangle$ABC
  
解答番号1. $\triangle$AID

解答番号2. $\triangle$BEF

解答番号3. $\triangle$CGH



共通テスト2021年 大問1解答



2021年大問1 解答】


解答記号解答配点
$($ア$x + $イ$)(x - $ウ$)$$(2x + 5)(x - 2)$
$\dfrac{-エ\pm \sqrt{オカ}}{キ}$$\dfrac{-5\pm \sqrt{65}}{4}$
$\dfrac{ク+ \sqrt{ケコ}}{サ}$$\dfrac{5+ \sqrt{65}}{2}$
$6$
$3$
解答記号解答配点
$\dfrac{セ}{ソ}$$\dfrac{4}{5}$
タチ$12$
ツテ$12$
$2$
$0$
$1$
$3$
$2$
$2$
$0$
$3$



(大問1配点30点 / 数学1A合計配点100点)


共通テスト 2021年大問1-1解説



2021年大問1 (1)解説】



「二次方程式と解」の単元からの出題で、解法は、さして難しくはありません。

しかし、計算時間を省略するためには、いくつかの解法を、選べるように訓練しておくとよいでしょう。

大問1全体で、目安時間は20分以内です。これよりも時間がかかってしまった場合は、計算方法を工夫しましょう。



【2021年大問1 (1)ー(1)】



$c = 1$ のとき, ①は

$2x^2+(4 - 3)x + 2 - 1 - 11 = 0$

$2x^2+x - 10 = 0$

となります。

左辺を因数分解すると

$(2x + 5)(x - 2)$



【2021年大問1 (1)ー(2)】



$c = 2$ のとき, ①は

$2x^2+(8 - 3)x + 8 - 2 - 11 = 0$

$2x^2 + 5x - 5 = 0$

となります。

二次方程式の解の公式より

x = $\dfrac{-5\pm \sqrt{5^2-4\times 2\times (-5)}}{2 \times 2}$

x = $\dfrac{-5\pm \sqrt{65}}{4}$

となります。

大きい方の解を $\alpha$ とすると

$\dfrac{5}{\alpha} = 5 \div \dfrac{-5 + \sqrt{65}}{4}$

$= 5 \times \dfrac{4}{-5 + \sqrt{65}}$

$= \dfrac{20}{-5 + \sqrt{65}}$

$= \dfrac{20}{-5 + \sqrt{65}} \times \dfrac{5 + \sqrt{65}}{5 + \sqrt{65}}$ (分母の有理化)

$= \dfrac{20 \times(5 + \sqrt{65})}{-25 + 65}$

$= \dfrac{20 \times(5 + \sqrt{65})}{40}$

$= \dfrac{5 + \sqrt{65}}{2}$ (分母分子の約分)


また

$m < \dfrac{5}{\alpha} < m+1$

に $\dfrac{5}{\alpha}$ の値を代入すると

$m < \dfrac{5 + \sqrt{65}}{2} < m+1$

となります。


$\sqrt{64} < \sqrt{65} < \sqrt{81}$ なので

$8 < \sqrt{65} < 9$ 

$5 + 8 < 5 + \sqrt{65} < 5 + 9$ (全辺に5を加える)

$13 < 5 + \sqrt{65} < 14$

$6.5 < \dfrac{5 + \sqrt{65}}{2} < 7$ (全辺を2で割る)

となります。


これを満たす整数 $m$ は

$6 < \dfrac{5}{\alpha} < 6 + 1$

となればよいので

$m=6$ となります。



【2021年大問1 (1)ー(3)】



設問文では「根号の中」と言っていますが、判別式のことですね。

①へ、判別式の公式を用いると

$(4c - 3)^2 -4 \times 2 \times (2c^2 - c - 11)$

$16c^2 -24c +9 -16c^2 +8c +88$

$-16c +97$ ・・・②

となります。


②は, ①の判別式なので

②が正ならば, ①は「異なる二つの解を持つ」ことになります。

$-16c +97 > 0$

$-16c > -97$

$16c < 97$ (両辺にー1を掛ける)

$c < \dfrac{97}{16}$

$c < 6\dfrac{1}{16}$ (帯分数にする)

となります。

$c$ は正の整数なので 

$0 < c < 6\dfrac{1}{16}$

となります。


したがって、$c = 1,2,3,4,5,6$ の時

①は「異なる二つの解を持つ」ことになります。

ここで $c$ の個数を6個とすると、注意不足で、不正解となります。

「異なる二つの解を持つこと」と「解が有理数であること」は、同じことではありませんので、注意しましょう。


「解が有理数である」ためには、根号の中身に注目して、整理しましょう。

$c$  根号の中 ($-16c +97$)
1$81=9^2$
2$65$
3$49=7^2$
4$33$
5$17$
6$1=1^2$


したがって、根号が外れて、「解が有理数である」のは

$c = 1,3,6$ の時なので

$c$ の個数は $3$ 個である。


共通テスト 2021年大問1-2解説

共通テスト 2021年大問1-2解説

共通テスト 2021年大問1-2解説



2021年大問1 (2)解説】



「三角比」の単元からの出題で、図形には、いくつもの解法が、隠れています。

解答時間を省略するために、図形をすばやく見抜く練習をしておくとよいでしょう。

大問1全体で、目安時間は20分以内です。これよりも時間がかかってしまった場合は、計算方法を工夫しましょう。



【2021年大問1 (2)ー(1)】



共通テスト2021年大問1(2)ー(1) 三角形

共通テスト2021年大問1(2)ー(1) 三角形



$b$=$6$
$c$=$5$
$cos A$=$\dfrac{3}{5}$ のとき

三角比の公式より

$cos A^2+sinA^2=1$

が成り立つので

$(\dfrac{3}{5})^2+sinA^2 = 1$

$\dfrac{9}{25}+sinA^2 = 1$

$sinA^2 = 1 -\dfrac{9}{25}$

$sinA^2 = \dfrac{16}{25}$

$sinA = \pm\dfrac{4}{5}$

となります。


角$A$ は三角形の内角なので

$0^\circ < A < 180^\circ$

したがって

$0 < sinA < 1$

となります。


以上より

$sinA =$ $\dfrac{4}{5}$


また

$\triangle$ABCの面積は

$\triangle$ABC=底辺 $\times$ 高さ $\times$ $\dfrac{1}{2}$

なので

点Cから、辺ABへ、垂線を引き、交点をNとすると

共通テスト2021年大問1(2)ー(1) 正弦と高さ

共通テスト2021年大問1(2)ー(1) 正弦と高さ



$\triangle$ABC=AB $\times$ CN $\times$ $\dfrac{1}{2}$

=$5 \times 6sinA \times \dfrac{1}{2}$

=$5 \times 6 \times \dfrac{4}{5} \times \dfrac{1}{2}$

=$12$

となります。


また

$\triangle$AIDの面積は

=$5 \times 6sin\angle DAI \times \dfrac{1}{2} $

=$5 \times 6sin(180-A) \times \dfrac{1}{2} $

共通テスト2021年大問1(2)ー(1) 三角比の関係

共通テスト2021年大問1(2)ー(1) 三角比の関係



=$5 \times 6sinA \times \dfrac{1}{2} $ (三角比の関係)

=$5 \times 6 \times \dfrac{4}{5} \times \dfrac{1}{2}$

=$12$



【2021年大問1 (2)ー(2)】



正方形BFGC, CHIA, ADEBの面積を

それぞれ $S_1 , S_2 , S_3$ とする。

共通テスト2021年大問1(2)ー(2) 三角比と面積

共通テスト2021年大問1(2)ー(2) 三角比と面積



このとき $S_1-S_2-S_3$ は

$S_1-S_2-S_3$=$a^2-b^2-c^2$ ・・・①

となります。


余弦定理より、$\triangle$ABCについて

$a^2=b^2+c^2-2bc \cos A$ ・・・②

が成り立ちます。


②を①へ代入すると

$(b^2+c^2-2bc \cos A)-b^2-c^2$

=$-2bc \cos A$


ここで $b$ と $c$ は、三角形の一辺の長さなので、必ず正の値になります。

つまり $b, c > 0$ なので

$\cos A > 0$ ならば $-2bc \cos A < 0$

$\cos A = 0$ ならば $-2bc \cos A = 0$

$\cos A < 0$ ならば $-2bc \cos A > 0$


以上より

$0^\circ < A < 90^\circ$ のとき 

すなわち $\cos A > 0$のとき

①は負の値である



$A=90^\circ$ のとき 

すなわち $\cos A = 0$のとき

①は $0$ である


$90^\circ < A < 180^\circ$ のとき

すなわち $\cos A < 0$のとき

①は正の値である



【2021年大問1 (2)ー(3)】



$\triangle$AID, $\triangle$BEF, $\triangle$CGHの面積を

それぞれ $T_1 , T_2 , T_3$ とする。

共通テスト2021年大問1(2)ー(3) 三角比と面積

共通テスト2021年大問1(2)ー(3) 三角比と面積



$T_1 = \dfrac{1}{2}bc \sin(\angle DAI)$

= $\dfrac{1}{2}bc \sin(180^\circ - A)$

= $\dfrac{1}{2}bc \sin A$ (三角比の関係) ・・・①


また

$T_2 = \dfrac{1}{2}ac \sin(\angle EBF)$

= $\dfrac{1}{2}ac \sin(180^\circ - B)$

= $\dfrac{1}{2}ac \sin B$ (三角比の関係) ・・・②

正弦定理より

$\dfrac{a}{\sin A} = \dfrac{b}{\sin B}$

が成り立つので

$\sin B = \dfrac{b}{a} \sin A$ ・・・➂

➂を、②へ代入して

$\dfrac{1}{2}ac \times \dfrac{b}{a} \sin A$

= $\dfrac{1}{2}bc \sin A$ ・・・④


①=④なので

$T_1 = T_2$


また

$T_3 = \dfrac{1}{2}ab \sin(\angle GCH)$

= $\dfrac{1}{2}ab \sin(180^\circ - C)$

= $\dfrac{1}{2}ab \sin C$ (三角比の関係) ・・・➄

正弦定理より

$\dfrac{a}{\sin A} = \dfrac{c}{\sin C}$

が成り立つので

$\sin C = \dfrac{c}{a} \sin A$ ・・・⑥

⑥を、➄へ代入して

$\dfrac{1}{2}ab \times \dfrac{c}{a} \sin A$

= $\dfrac{1}{2}bc \sin A$ ・・・➆


①=➆なので

$T_1 = T_3$

以上より

$a, b, c$ の値に関係なく $T_1=T_2=T_3$



【2021年大問1 (2)ー(4)】



$\triangle$ABC, $\triangle$AID, $\triangle$BEF, $\triangle$CGHのうち

外接円の半径が最も小さいものを求める。


$\triangle$ABCの, 外接円の半径を $r_0$ とおく。

正弦定理より

$\dfrac{BC}{\sin A} = 2r_0$

$r_0 = \dfrac{BC}{2\sin A}$ ・・・①


また

$\triangle$AIDの, 外接円の半径を $r_1$ とおく。

正弦定理より

$\dfrac{ID}{\sin (180^\circ - A)} = 2r_1$

$\dfrac{ID}{\sin A} = 2r_1$

$r_1 = \dfrac{ID}{2\sin A}$ ・・・➁

となります。


$0^\circ < A < 90^\circ$ のとき

三角形の辺と角の関係より

ID $>$ BC 

両辺を $2\sin A$ で割って

$\dfrac{ID}{2\sin A} > \dfrac{BC}{2\sin A}$

①と➁を代入して

$r_1 > r_0$

以上より

$\triangle$AIDの外接円の半径 $>$ $\triangle$ABCの外接円の半径


また

$\triangle$BEFの, 外接円の半径を $r_2$ とおく。

正弦定理より

$\dfrac{EF}{\sin (180^\circ - B)} = 2r_2$

$\dfrac{EF}{\sin B} = 2r_2$

$r_2 = \dfrac{EF}{2\sin B}$ ・・・➂

となります。


$0^\circ < B < 90^\circ$ のとき

三角形の辺と角の関係より

EF $>$ AC 

両辺を $2\sin B$ で割って

$\dfrac{EF}{2\sin B} > \dfrac{AC}{2\sin B}$

正弦定理より

$\dfrac{EF}{2\sin B} > \dfrac{AC}{2\sin B}=\dfrac{BC}{2\sin A}$

①と➂を代入して

$r_2 > \dfrac{AC}{2\sin B} = r_0$


また

$\triangle$CGHの, 外接円の半径を $r_3$ とおく。

正弦定理より

$\dfrac{GH}{\sin (180^\circ - C)} = 2r_3$

$\dfrac{GH}{\sin C} = 2r_3$

$r_3 = \dfrac{GH}{2\sin C}$ ・・・④

となります。


$0^\circ < C < 90^\circ$ のとき

三角形の辺と角の関係より

GH $>$ AB 

両辺を $2\sin C$ で割って

$\dfrac{GH}{2\sin C} > \dfrac{AB}{2\sin C}$

正弦定理より

$\dfrac{GH}{2\sin C} > \dfrac{AB}{2\sin C}=\dfrac{BC}{2\sin A}$

①と④を代入して

$r_3 > \dfrac{AC}{2\sin B} = r_0$


以上より

$0^\circ < A < B < C < 90^\circ$ のとき

$r_0, r_1, r_2, r_3$ のうち

$r_0$ が最も小さい

すなわち、外接円の半径が最も小さい三角形は

$\triangle$ABCである


$0^\circ < A < B < 90^\circ < C$ のとき

$r_1 > r_0$

$r_2 > r_0$

となるが

$90^\circ < C < 180^\circ$ なので

三角形の辺と角の関係より

GH $<$ AB 

両辺を $2\sin C$ で割って

$\dfrac{GH}{2\sin C} < \dfrac{AB}{2\sin C}$

正弦定理より

$\dfrac{GH}{2\sin C} < \dfrac{AB}{2\sin C}=\dfrac{BC}{2\sin A}$

①と④を代入して

$r_3 < \dfrac{AC}{2\sin B} = r_0$


以上より

$r_3 < r_0 < r_1, r_2$

となるので

外接円の半径が最も小さい三角形は$\triangle$CGHである


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