英語辞書

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英語辞書

英語の学習の辞書にはどのような種類があり、学習者はどれを購入したらよいのでしょうか。

ちなみに、英語辞書は英英辞典とも呼ばれています。英語で以下のような名称となります。

English‐English Dictionary 英英辞書
English Monolingual Dictionary 英語単言語辞書

日本語の辞書なら

日本語の国語辞書 Japanese-Japanese Dictionary
日本語単言語辞書 Japanese Monolingual Dictionary

という呼び方になるでしょう。

英英辞書の種類について整理し、購入すべき辞書を検討しています。

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英語辞書 権威

英語辞書にはオックスフォード (Oxford Dictionary)メリアム・ウェブスター (Merriam Webster)という2つの権威があります。メリアムウェブスターは、メリアムと省略される場合ももあります。

オックスフォードは英国(イギリス)の企業で、メリアムウェブスターは米国(アメリカ)の企業です。したがって、両者にはまず英語と米語の違いがあります。

オックスフォードは英語で、メリアムは米語で、辞書を編集しています。ちなみにオックスフォードも、英語辞典とは区別してわざわざ米語辞典(Oxford American-English Dictionay)を発売しています。英語辞書と米語辞書をはっきりと区別しています。

英語辞書 編集方針

両者は辞書の編集方針についても、明確な違いを持つと言われています。

オックスフォードは規範的 (normative) で、メリアムウェブスターは記述的 (discriptive) です。

記述的とは、言語はどのように用いられるべきか、権威を重視する方針をいいます。どのような言語の用法が正しくて、どのような言語の用法が間違っているのかを、オックスフォードの辞書は意識しているといわれています。日本語に例えれば、「ら抜き言葉」を認めないのが、規範的な方針です。辞書は正しい言語の守護神で、規範となるべきと考えます。

オックスフォードは大学出版社という性格なので、アカデミックな世界では支持が強いです。いわゆる硬くて正しい英語が知りたいときに、オックスフォードの辞書を調べましょう。

規範的とは、言語が現実にどのように用いられているのか、記録を重視する方針です。どのような言語が正しいかにこだわらず、現実の場面で用いられている言語は、すべて正しい言語だと考えます。日本語に例えれば、「ら抜き言葉」を認めるのが、記述的な方針です。

メリアムの辞書は、もともとはイギリス英語からアメリカ英語が分離していった歴史をよく反映しているといわれています。宗主国のイギリスから独立した後、アメリカでは独自に英語の用法が発展していきました。イギリスの権威からは間違いとされていたアメリカ英語も、現実の場面では広く普及していれば、それは辞書に採用すべきという立場です。

メリアムの辞書は、直観的で、メディア・マーケティング・俗語などの、言葉の新陳代謝が早い分野には強いです。いわゆる最新の流行語を知りたい場合は、メリアムの辞書を調べましょう。

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