英語試験のまとめ

英語試験のまとめ

英語試験のまとめ

英語試験のまとめ

日本国内では、英語試験が数多く実施されています。生徒・保護者の視点からは、やや英語試験が乱立しているように感じられ、どの試験を受験すべきか(あるいは、どの資格を取得すべきか)と、相談を受けます。

それぞれの試験の特徴は、生徒・保護者の視点からは、いまいち明確ではないのかもしれません。(教育現場の人間からすれば、それぞれ性質の異なるテストなのですが・・・)そこで、10代の生徒の受験数が多い5つのの試験(英検・TEAP・TOEFL・TOEIC・IELTS)について、まとめておきます。

試験正式名称
英検実用英語技能検定
TEAPTest of English for Academic Purposes
TOEFLEnglish as Foreign Language
TOEICTest of English for International Communication
IELTSThe International English Language Testing System

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英語試験 呼び方

基本的ですが、試験名の日本語での呼び方を押さえておきましょう。ごくまれにですが、間違えて口にしている場面に出会うと、恥ずかしくなってしまいます。

名称ヨミ
英検エイケン
TEAPティープ
TOEFLトフル・トエフル
TOEICトーイック
IELTSアイエルツ


TOEFLはトフルではなくトエフルと発音するのも耳にします。いずれにしても、試験同士がしっかりと区別できるようになりたいです。

英語試験 国内 国外

英語試験は、主催者が日本国内か、あるいは主催者が国外かによって、2種類に区別できます。

国内団体の試験は、英検とTEAPです。英検とTEAPは、ともに、日本英語検定協会が主催しています。

国外団体の試験は、TOEFLとTOEICとIELTSです。
TOEFLとTOEICは、アメリカの団体であるETS(Educational Testing Service)が主催しています。
IELTSは、イギリスの団体であるブリティッシュカウンシルが主催しています。

名称主催国主催
英検日本英語検定協会
TEAP日本英語検定協会
TOEFL米国ETS
TOEIC米国ETS
IELTS英国ブリティッシュカウンシル

米国のETSは、日本のセンター試験のような統一試験(SAT・AP)も運営しており、アメリカ・カナダに強い影響力を持っています。

英国のブリティッシュカウンシルは、もともとが大英帝国(イギリス・オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・香港など)の言語政策のための機関なので、旧イギリス領に強い影響力を持っています。

米国と英国のシェア争いがあり、日本は国内産の英検を持っているというのが、わかりやすい構図でしょう。

英語試験 学校英語

日本人として、第2言語で英語を学ぶとなると、英検とTEAPがおすすめです。なぜなら、英検とTEAPは、文部科学省のカリキュラムに準拠していて、日本の学校に通いながら、その延長で、受験しやすく設計してあります。日本語を第1言語として、英語を第2言語として、学んでいく人間への配慮が(教育現場の人間の目からは)随所に見られます。

教材分析の視点からは、文法の単元で、学校進度と試験内容が一致しており、「まだ学習していないところ」が出題されないように、設計されています。英検もTEAPも、学習の定着をていねいに確認していく、東アジア型モデルの優れた試験と考えられます。

対して、TOEFL・TOEIC・IELTSは、国外団体を試験を設計しているので、日本の学校の英語のカリキュラムには準じていません。TOEFLはアメリカの教育機関への留学を、TOEICは日韓のビジネスマンのために、IELTSは英国圏への留学を、それぞれ目的に設計された歴史あります。

英文法については、履修を終えていることを前提にしており、第2言語の習得という点では、やや荒く文法を扱っています。さらに、語彙(単語)の単元では、日本の学校制度では扱わない語彙も、含まれています。TOEFL・TOEIC・IELTSを学ぶためには、日本の学校とは異なる、独自のカリキュラムが必要になってきます。

英語試験 英検 vs TEAP

英検とTEAPは、ともに文科省の英語カリキュラムに準じている点は同じです。しかし、英検が広く英語の学力を評価しようとするのに対して、TEAPは大学受験のために、設計されています。

大学受験の英語試験には、膨大なコストがかかります。英語の共通試験があることで、同一日時に実施されていた大学受験の英語試験を、時期をずらして、早めに受験できるようにしています。大規模な試験の負担を軽減するために、多くの私立大学がTEAPを導入している実績があり、この傾向は続きそうです。

英語試験 TOEFL vs TOEIC

TOEFLの内容のうち、ビジネス分野で必要とされる内容を抽出したものが、TOEICと考えると、見通しが良くなります。もともとの経緯として、TOEICは、日韓企業が、非英語圏出身者のビジネスでの英語能力を評価するために、策定されました。用途は限定的です。

ちなみに、TOEICが2005年に発表した資料では、全世界の受験者のうち65%が日本で、12%が韓国でした。TOEICは東アジアの企業のための、ローカルな英語試験といえるでしょう。

教材分析の視点からは、TOEICは英語の形式的な理解だけを求めており、「ビジネスでだけ英語を使う」人間に向けて、設計されています。きちんとした語学としての英語を学習するには、あまりおすすめできません。

その証拠に、TOEFLが4技能(読む・聞く・書く・話す)での受験を必須としているのに対して、TOEICは2技能(読む・聞く)だけの受験も可能としています。さらに、TOEICが満点でも、英語の文章が書けず、話せない人間も存在しています。

ちなみに、2016年度からはじまった東京大学の推薦入試においても、「書類に記載できる語学検定試験」について、TOEFLを挙げていましたが、TOEICは挙げられていませんでした。英米圏の教育機関もTOEFL・IELTSを採用してますが、TOEICは採用していない機関が多いです。

英語試験 TOEFL vs IELTS

TOEFLとIELTSについては、優劣がつけがたいです。

TOEFLはアメリカ英語で、IELTSはイギリス英語を母体にしていますが、どちらも留学に強いという点では一致しています。留学先が、北米なのか元イギリス領なのかによって、受験する試験を選ぶとよいでしょう。

英語試験 おすすめ

それでは、どの試験を受ければよいか、まとめてみましょう。まず、日本の学校で英語を習っているのであれば、英検を受けましょう。そして、英検の2級までを習得することを目標にしましょう。英検2級を取れば、英文法の基礎は完成しているはずです。

そこから、海外留学を目指すのであれば、TOEFLかIELTSの勉強をしましょう。

TOEICは日本の大学のAO入試で用いられますが他の試験よりも簡単に得点が上がりやすいので、AO対策としてはおすすめです。

また、より高度な英語能力を身につけたい場合は、ぜひ英検1級に挑戦してみてください。

英語試験 まとめ

試験語彙量思考力習いやすさ海外評価
英検ACAC
TEAPB 受験BBC
TOEFLAACA 北米
TOEICC ビジネスCBB
IELTSAACA 旧英領

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