PISA(ピサ) 学力の国際比較調査

PISA(ピサ) 学力の国際比較調査

PISA(ピサ) 学力の国際比較調査

PISA(ピサ) 学力の国際比較調査

PISA(ピサ)とは、学力の国際比較調査の1つで、読解力・数理能力・情報処理能力などを測定しています。PISAの対象学年は、義務教育修了段階の生徒で、日本では高校1年です。


【PISA(ピサ) 高校受験制度 用語】


用語:PISA(ピサ)
英語:Programme for International Student Assessment
別名:OECD学力調査・学習到達度調査(がくしゅうとうたつどちょうさ)
解説:PISA(ピサ)とは、学力の国際比較調査の1つで、読解力・数理能力・情報処理能力などを測定しています。

PISAの対象学年は、義務教育修了段階の生徒で、日本では高校1年です。

PISAの歴史は、2000年が初回実施です。

PISAの特徴として、生徒の学力だけでなく、社会階層も分析しています。

PISAは数理能力と言語能力に加えて、問題解決能力などの新しい能力も調査しています。

PISAの管理団体は、OECDで、先進国が多く参加しています。

PISAの競合は、TIMSS(ティムス)です。どちらも大規模な国際比較調査です。


例文:PISAでは、さまざまな学力を、リテラシーと呼び、「知っていること」と「できること」を、区別しています。





高校受験制度の用語集まとめです。重要語句の日本語・読み方・英語訳・別名・解説・例文をまとめています。

指導歴10年以上のプロ家庭教師が執筆しています。


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PISA 歴史



【PISA(ピサ) 歴史】


年代特徴
pisa2018グローバルコンピテンス(Global Competence)の登場
pisa2015協調問題解決能力の登場・CBTの導入
pisa2012 金融リテラシーの登場
pisa2009
pisa2006
pisa2003問題解決能力の登場
pisa2000



PISAの企画は、1997年に始まりました。

PISAの歴史は、2000年が初回実施です。その後は、3年ごとに実施されています。

PISAの調査結果は、まとめに1年ほどの期間をかけて、発表されています。


PISA 特徴



【PISA 一般メディアにも登場】


PISAは、一般向メディアへも報道されています。ただし、その場合は「PISA」という名称は前面に出さずに「日本の数学力は〇〇です」「日本の読解力は〇〇です」のように、結果のみを伝えています。

PISAは、日本の公教育の教員採用試験でも、しばしば出題されています。



【PISA 対象学年 高1=義務教育終了】


PISAの対象学年は、義務教育修了段階の生徒です。日本では高校1年に調査が実施されています。



【PISA 試験傾向】


PISAの試験傾向は、知識技能を、実生活のさまざまな場面で活用できるかを、測定しようとします。



【PISA 調査方法 CBT】


初期のPISAでは紙による調査でしたが、、2015年から、コンピューターによる調査へ、移行しています。

従来の紙による調査に対して、コンピューターによる調査をCBT(Computer Based Test)と呼んでいます。



【PISA 社会階層分析】


PISAでは、生徒得点と同時に、ESCS(社会経済文化背景) も調査しています。

ESCSとは、社会科学の専門用語で、いわゆる「生徒の社会階層や文化背景」を示します。わかりやすく言えば「生徒の家庭環境」のことです。

世界的に、社会経済文化的背景(ESCS)が高水準であるほど、得点の高い生徒が増えることが、知られています。反対に、社会経済文化的背景(ESCS)が低水準であるほど、得点の低い生徒が増えることが、知られています。

日本の教育制度の特徴として、生徒の社会経済文化的背景による格差が、他国よりも少ない点が、指摘されています。


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