$\triangle$ABCにおいて
BC=$a$
CA=$b$
AB=$c$
$\angle$CAB=$A$
$\angle$ABC=$B$
$\angle$BCA=$C$
とする。
$\triangle$ABCの点Cから、辺ABへ、垂線を引き、交点をNとする。
$\triangle$BCNは、直角三角形なので
$CN=BC \times \sin B$
$CN=a \times \sin B$ ・・・(1)
また
$\triangle$ACNは、直角三角形なので
$CN=AC \times \sin A$
$CN=b \times \sin A$ ・・・(2)
(1)を(2)へ代入して
$a \times \sin B = b \times \sin A$
$\dfrac{a}{\sin A} = \dfrac{b}{\sin B}$
また
$\triangle$ABCの点Bから、辺ACへ、垂線を引き、交点をMとする。
正弦定理 証明問題
$\triangle$BCMは、直角三角形なので
$BM=BC \times \sin C$
$BM=a \times \sin C$ ・・・(3)
また
$\triangle$BAMは、直角三角形なので
$BM=AB \times \sin A$
$BM=c \times \sin A$ ・・・(4)
(3)を(4)へ代入して
$a \times \sin C = c \times \sin A$
$\dfrac{a}{\sin A} = \dfrac{c}{\sin C}$
以上より
$\dfrac{a}{\sin A} = \dfrac{b}{\sin B} = \dfrac{c}{\sin C}$
次に
$\triangle$ABCの外接円をGとし、その半径を $r$ とする。
線分AGの延長と、外接円Gとの交点を、Dとする。
正弦定理 証明問題 円周角の解法
$\triangle$ABDについて
辺ADは、円の直径なので
$\angle$ABD=$90^\circ$
となり、$\triangle$ABDは直角三角形である。
辺AB=辺AD $\times \sin \angle ADB$
$c$ = $2r \times \sin \angle ADB$ ・・・(5)
円周角の定理より
$\angle$ADB=$\angle$ACD=$C$
(5)に代入すると
$c = 2r \times \sin C$
$\dfrac{c}{\sin C} = 2r$
以上より
$\dfrac{a}{\sin A} = \dfrac{b}{\sin B} = \dfrac{c}{\sin C} = 2r$
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