東京都立高校2020年共通試験 問題1 小問集合

東京都立高校2020年共通試験 問題1 小問集合

東京都立高校2020年共通試験 問題1 小問集合

東京都立高校2020年共通試験 問題1 小問集合

東京都立高校 数学 共通試験 > 過去問2020年問題1 > 問題・解答・解説・傾向

問題1-1 四則計算:
$ 9 - 8 \div \frac{\Large 1}{\Large 2}$ を計算せよ。

問題1-2 文字と式:
$ 3(5a-b)-(7a-4b) $ を計算せよ。

問題1-3 無理数の計算
$ (2-\sqrt{ 6 })(1+\sqrt{ 6 }) $ を計算せよ。

問題1-4 一次方程式の計算:
一次方程式 $ 9x+4=5(x+8) $ を解け。

問題1-5 連立方程式の計算:
連立方程式 $ \left(\begin{array}{ll}7x - 3y = 6 \\ x + y = 8 \end{array}\right) $ を解け。

問題1-6 二次方程式の計算:
二次方程式 $ 3x^2+9x+5=0 $ を解け。

問題1-7 度数分布:
次の[    ]に当てはまる数字を答えよ。

下表は、ある中学校の生徒40人について、自宅からA駅まで歩いたときにかかる時間を調査し、度数分布表に整理したものである。

自宅からA駅まで歩いたときにかかる時間が15分未満である人数は、
全体の人数の[    ]%である。

階級(分)度数(人)
5~1012
10~1514
15~2010
20~253
25~301
40

問題1-8 円と角:
次の[    ]に当てはまる数字を答えよ。

図8で 点Oは線分ABを直径とする円の中心であり、2点C、Dは円Oの周上にある点である。
問題1-8 図8 円と角

問題1-8 図8 円と角



4点A、B、C、Dは、図8のように、A、C、B、Dの順に並んでおり、互いに一致しない。

点Oと点C、点Aと点C、点Bと点D、点Cと点Dをそれぞれ結ぶ。

$\angle$AOC=$\angle$BDC、
$\angle$ABD=$34^\circ$ のとき、

$ X $ で示した$\angle$OCDの大きさは [    ] 度である。

問題1-9 作図:
図9の $\triangle$ABC は、鋭角三角形である。
問題1-9 図9 作図

問題1-9 図9 作図



辺AC上にあり、AP=BPとなる点Pを、定規とコンパスを用いて作図によって求め、点Pの位置を示す文字Pも書け。ただし、作図に用いた線は消さないでおくこと。

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都立高2020問題1小問集合 解答

東京都立高校 数学 共通試験 > 過去問2020年問題1 > 解答

問題1-1 四則計算:
$ 7 $

問題1-2 文字と式:
$ 8a+b $

問題1-3 無理数の計算
$ -4+\sqrt{ 6 } $

問題1-4 一次方程式の計算:
$ x = 9 $

問題1-5 連立方程式の計算:
$ \left(\begin{array}{ll}x = 3 \\ y = 5 \end{array}\right) $

問題1-6 二次方程式の計算:
$\displaystyle x = \frac{-9 \pm \sqrt{ 21 } }{6}$

問題1-7 度数分布:
$ 65 $%である。

問題1-8 円と角:
$ 26 $度である。

問題1-9 作図:

問題1-9 作図解答

問題1-9 作図解答



都立高2020問題1小問集合 解説

東京都立高校 数学 共通試験 > 過去問2020年問題1 > 解説

問題1-1 四則計算:
$ 9 - 8 \div \frac{\Large 1}{\Large 2}$ 

=$ 5 - 16 $  (先に割り算をします) 

$ -7 $


問題1-2 文字と式:
$ 3(5a-b)-(7a-4b) $

=$ 15a-3b-7a+4b $  (分配法則でカッコを外します) 

=$ 15a-7a-3b+4b $  (同類項を計算します) 

$ 8a+b $

問題1-3 無理数の計算
$ (2-\sqrt{ 6 })(1+\sqrt{ 6 }) $

=$ 2+2\sqrt{ 6 }-\sqrt{ 6 }-6 $  (展開)

=$ 2-6+2\sqrt{ 6 }-\sqrt{ 6 } $

$ -4+\sqrt{ 6 } $

問題1-4 一次方程式の計算:
$ 9x+4=5(x+8) $

$ 9x+4=5x+40 $  (式を展開します)

$ 9x-5x=40-4 $  (移項します)

$ 4x=36 $

$ x = 9 $  (両辺を4で割ります)

問題1-5 連立方程式の計算:
$ \left(\begin{array}{ll}7x - 3y = 6 \\ x + y = 8 \end{array}\right) $

$ \left(\begin{array}{ll}7x - 3y = 6 \\ 3x + 3y = 24 \end{array}\right)$  (yの係数を合わせます)

$ \left(\begin{array}{ll}10x = 30 \\ 3x + 3y = 24\end{array}\right)$  (加減法)

$ \left(\begin{array}{ll}x = 3 \\ 3x + 3y = 24 \end{array}\right) $

$ \left(\begin{array}{ll}x = 3 \\ 3 \times 3 + 3y = 24\end{array}\right)$  (xを代入)

$ \left(\begin{array}{ll}x = 3 \\ y = 5\end{array}\right) $

問題1-6 二次方程式の計算:
> $ 3x^2+9x+5=0 $

因数分解はうまくいかないので、二次方程式の「解と係数の公式」を用います。

$\displaystyle  x=\frac{-b\pm{\sqrt{b^{2}-4ac}}}{2a} $

$\displaystyle  x=\frac{-9\pm{\sqrt{9^{2} -4 \times 3 \times 5}}}{2 \times 3} $

$\displaystyle x = \frac{-9 \pm \sqrt{ 21 } }{6}$

問題1-7 度数分布:

階級(分)度数(人)
5~1012
10~1514
15~2010
20~253
25~301
40

全体の人数=40人

5分以上10分未満の人数=12人

10分以上15分未満の人数=14人

なので

15分未満の人数=12+14=26人

したがって

15分未満の人数の割合=$\frac{\Large 26}{\Large 40} \times 100 $

$ 65 $%である。


問題1-8 円と角:
まずは設問文の条件を、図形に書きこみしてみましょう。
問題1-8 円と角

問題1-8 円と角



$\angle$ADCは円周角で、$\angle$AOCは中心角なので、
$\angle$ADC $\times$ 2= $\angle$AOC

仮定より $\angle$AOC=$\angle$BDCなので、
$\angle$ADC $\times$ 2= $\angle$AOC= $\angle$BDC

よって
$\angle$ADB=$\angle$ADC+$\angle$BDC
$\angle$ADB=$\angle$ADC+2$\angle$ADC
$\angle$ADB=3$\angle$ADC
問題1-8 円と角 円周角と中心角

問題1-8 円と角 円周角と中心角



$\angle$ADBは直径の円周角なので
$\angle$ADB=$90^\circ$

よって
3$\angle$ADC=$90^\circ$
$\angle$ADC=$30^\circ$とわかります。
問題1-8 円と角 直径の円周角

問題1-8 円と角 直径の円周角



$\angle$ABDと$\angle$ACDは、同じ円周の角なので

$\angle$ABD=$\angle$ACD=$34^\circ$
問題1-8 円と角 二等辺三角形の発見

問題1-8 円と角 二等辺三角形の発見



$\triangle$OACに注目すると
$\triangle$OACは辺OA=辺OCの二等辺三角形であることがわかります。

さらに$\angle$AOC=$60^\circ$ なので
$\triangle$OACは正三角形となります。

正三角形の内角は、すべて $60^\circ$ なので
$\angle$AOC=$\angle$ACO=$\angle$CAO=$60^\circ$

よって
$\angle X$=$\angle$ACOー$\angle$ACD
$\angle X$=$60^\circ - 34^\circ$=$26^\circ$

$\angle X$=$ 26 $度である。


問題1-9 作図:
中学校で習う作図は垂直二等分線垂線角の二等分線の3種類ですから、作図もこのうちのどれかを描くことになります。

問題文をよく読むと、ヒントがあります。問題文の「AP=BPとなる点P」は、「点Aと点Bから距離が等しい」ですので、2点から距離が等しい=垂直二等分線だとわかります。

問題文の言い回しのなかに、このような作図のヒントが隠されています。

点Aにコンパスの針を置いて、円を下書きします。

同様に、点Bにコンパスの針を置いて、円を下書きします。
問題1-9 作図解説

問題1-9 作図解説



下書きの円は、交点ができるように、大きめに描きましょう。

交点2つに合わせて、定規で垂直二等分線を引きましょう。
問題1-9 作図解説

問題1-9 作図解説


都立高2020問題1 参考文献


【科目】


公立中学数学カリキュラム+高校受験数学


【領域】


数学 > 過去問 > 東京都立高校 > 問題1


【対象生徒】


算数を終えた小学生
数学検定3級以上
中学生(1年・2年・3年)
高校受験生
数学を基礎から学び直したい生徒


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