東京都立高校2019年共通試験 問題1 小問集合

東京都立高校2019年共通試験 問題1 小問集合

東京都立高校2019年共通試験 問題1 小問集合

東京都立高校2019年共通試験 問題1 小問集合

東京都立高校 数学 共通試験 > 過去問2019年問題1 > 問題・解答・解説・傾向

問題1-1 四則計算:
$ 5 + \frac{\Large 1}{\Large 2} \times (-8)$ を計算せよ。

問題1-2 文字と式:
$ 4(a-b)-(a-9b) $ を計算せよ。

問題1-3 無理数の計算:
$ (\sqrt{ 7 }-1)^2 $ を計算せよ。

問題1-4 一次方程式の計算:
一次方程式 $ 4x+6=5(x+3) $ を解け。

問題1-5 連立方程式の計算:
連立方程式 $ \left(\begin{array}{ll}-x + 2y = 8 \\ 3x - y = 6 \end{array}\right) $ を解け。

問題1-6 二次方程式の計算:
二次方程式 $ x^2+x-9=0 $ を解け。

問題1-7 確率:
次の[    ]に当てはまる数字を答えよ。

図1のように、1、2、3、4、5の数字を1つずつ書いた5枚のカードがある。

問題1-7 図1 カードの確率

問題1-7 図1 カードの確率


この5枚のカードから同時に3枚のカードを取り出すとき、

取り出した3枚のカードに書いてある数の積が3の倍数になる確率は[    ]である。

ただし、どのカードが取り出されることも同様に確からしいものとする。

問題1-8 円と角:
次の[    ]に当てはまる数字を答えよ。

図2は、線分ABを直径とする円Oであり、2点C,Dは、円Oの周上にある点である。
問題1-8 図2 円と角

問題1-8 図2 円と角



4点A、B、C、Dは、図2のようにA、C、B、Dの順に並んでおり、互いに一致しない。

点Aと点C、点Aと点D、点Bと点D、点Cと点Dをそれぞれ結ぶ。

$\angle$BAD=$25^\circ$のとき、 $x$で示した$\angle$ACDの大きさは[    ]度である。

問題1-9 作図:
図3で、点A、点Bは、直線$\ell$上にある異なる点である。
問題1-9 図3 作図

問題1-9 図3 作図



図3をもとにして、AB=AC、 $\angle$CAB=$90^\circ$となる点Cを1つ、定規とコンパスを用いて作図によって求め、点Cの位置を示す文字Cも書け。

ただし、作図に用いた線は消さないでおくこと。

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都立高2019問題1小問集合 解答

東京都立高校 数学 共通試験 > 過去問2019年問題1 > 解答

問題1-1 四則計算:
$ 1 $

問題1-2 文字と式:
$ 3a+5b $

問題1-3 無理数の計算:
$ 8-2\sqrt{ 7 } $

問題1-4 一次方程式の計算:
$ x = -9 $

問題1-5 連立方程式の計算:
$ \left(\begin{array}{ll}x = 4 \\ y = 6 \end{array}\right) $

問題1-6 二次方程式の計算:
$\displaystyle x = \frac{-1 \pm \sqrt{ 37 } }{2}$

問題1-7 確率:
数の積が3の倍数になる確率は$\displaystyle \frac{3}{5}$である。

問題1-8 円と角:
$\angle$ACDの大きさは$ 65 $度である。

問題1-9 作図:

問題1-9 作図解答

問題1-9 作図解答



都立高2019問題1小問集合 解説

東京都立高校 数学 共通試験 > 過去問2019年問題1 > 解説

問題1-1 四則計算:
$ 5 + \frac{\Large 1}{\Large 2} \times (-8)$

=$ 5 - 4 $  (先に掛け算をします) 

$ 1 $

問題1-2 文字と式:
$ 4(a-b)-(a-9b) $

=$ 4a-4b-a+9b $  (分配法則でカッコを外します) 

=$ 4a-a-4b+9b $  (同類項を計算します) 

$ 3a+5b $

問題1-3 無理数の計算:
$ (\sqrt{ 7 }-1)^2 $

=$ \sqrt{ 7 }^2-2\sqrt{ 7 }+(-1)^2 $  (展開)

=$ 7-2\sqrt{ 7 }+1 $

$ 8-2\sqrt{ 7 } $

問題1-4 一次方程式の計算:
$ 4x+6=5(x+3) $

$ 4x+6=5x+15 $  (式を展開します)

$ 4x-5x=15-6 $  (移項します)

$ -x=9 $

$ x = -9 $  (両辺にー1を掛けます)

問題1-5 連立方程式の計算:
$ \left(\begin{array}{ll}-x + 2y = 8 \\ 3x - y = 6 \end{array}\right) $ 

$ \left(\begin{array}{ll}-x + 2y = 8 \\ 6x - 2y = 12 \end{array}\right) $   (yの係数を合わせます)

$ \left(\begin{array}{ll}5x = 20 \\ 6x - 2y = 12 \end{array}\right) $  (加減法)

$ \left(\begin{array}{ll}x = 4 \\ 6x - 2y = 12 \end{array}\right) $

$ \left(\begin{array}{ll}x = 4 \\ 6 \times 4 - 2y = 12 \end{array}\right) $  (xを代入)

$ \left(\begin{array}{ll}x = 4 \\ 24 - 2y = 12 \end{array}\right) $

$ \left(\begin{array}{ll}x = 4 \\ -2y = 12-24 \end{array}\right) $

$ \left(\begin{array}{ll}x = 4 \\ -2y = -12 \end{array}\right) $

$ \left(\begin{array}{ll}x = 4 \\ y = 6\end{array}\right) $

問題1-6 二次方程式の計算:
$ x^2+x-9=0 $

因数分解はうまくいかないので、二次方程式の「解と係数の公式」を用います。

$\displaystyle  x=\frac{-b\pm{\sqrt{b^{2}-4ac}}}{2a} $

$\displaystyle  x=\frac{-1\pm{\sqrt{1^{2} -4 \times 1 \times (-9)}}}{2 \times 1} $

$\displaystyle x = \frac{-1 \pm \sqrt{ 37 } }{2}$

問題1-7 確率:
全体の場合は、5個のカードから、3個のカードを選ぶので

$5 \times 4 \times 3$=$60$通り


数の積が3の倍数になるためには、3のカードを取り出せばよい。

3の倍数になる場合は、はじめに3のカードを選ぶ場合は

$1 \times (5-1) \times (5-2)$=$12$通り

2番目に3のカードを選ぶ場合は

$(5-1) \times 1 \times (5-2)$=$12$通り

3番目に3のカードを選ぶ場合は

$(5-1) \times (5-2) \times 1$=$12$通り

したがって

3の倍数になる確率=$\displaystyle \frac{3の倍数になる場合}{全体の
場合}$

=$\displaystyle \frac{12+12+12}{60}$

$\displaystyle \frac{3}{5}$である。

問題1-8 円と角:
まずは問題文の条件を、図形に書きこみしてみましょう。

問題1-8 円と角

問題1-8 円と角



$\angle$BAD=$25^\circ$

$\angle$ADBは直径の円周角なので

$\angle$ADB=$90^\circ$

$\angle$ACDと$\angle$ABDは、同じ円周の角なので

$\angle$ACD=$\angle$ABD=$x^\circ$

以上より

三角形の内角の和は$180^\circ$ なので

+$\angle$ABD+$\angle$BAC+$\angle$ADB=$180^\circ$

よって
$\angle X + 25 + 90$=$180$

$\angle X$=$65$

$\angle X$=$ 65 $度である。

問題1-9 作図:
中学校で習う作図は垂直二等分線垂線角の二等分線の3種類ですから、作図もこのうちのどれかを描くことになります。

問題文をよく読むと、ヒントがあります。問題文の「$\angle$CAB=$90^\circ$」は、点Aを通る垂線だとわかります。

問題文の言い回しのなかに、このような作図のヒントが隠されています。

点Aにコンパスの針を置いて、線分ABを半径とする円を、下書きします。

線分$\ell$上で、点Bと反対側の交点を、点Dとします。
問題1-9 作図解説

問題1-9 作図解説



点Bと点Dに、それぞれコンパスの針を置いて、円弧を下書きします。半径の長さは、交点ができるように、大きめに描きましょう。

問題1-9 作図解説

問題1-9 作図解説




円弧の交点から、点Aへ、定規で垂線を引き、完成です。

問題1-9 作図解説

問題1-9 作図解説



都立高2019問題1 参考文献


【科目】


公立中学数学カリキュラム+高校受験数学


【領域】


数学 > 過去問 > 東京都立高校 > 2019年問題1


【対象生徒】


算数を終えた小学生
数学検定3級以上
中学生(1年・2年・3年)
高校受験生
数学を基礎から学び直したい生徒


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