中学受験カリキュラム 小学3年まで

中学受験カリキュラム 小学3年まで

中学受験カリキュラム 小学3年まで

中学受験カリキュラム 小学3年まで

小学3年 (9歳) までの学習について解説しています。

小学3年は、小学校の生活に慣れ、科目数が増えてくる時期です。学校に通学することには慣れてきたら、少しづつ家庭学習を増やしていきたいです。

中学受験に備えて、この時期にできることとして、以下のものがあります。

勉強で達成感を得る
学校の勉強以外の自主学習
移動に慣れる
初対面に慣れる
生活習慣の確立
家庭の教育方針

小学3年生までは学力というよりは、精神的なものや生活習慣にまつわるものが多くなっているのが特徴です。いわば学力を積み上げる土台を養成する時期です。

小学3年 (9歳) は、中学受験をすべきかどうかを、判断する時期でもあります。判断基準についてはこちらでまとめています。精神の成熟速度は、子供によって、異なります。ちなみに、早生まれと遅生まれでは、最大で12カ月の発達の差があります。小学生にとっての12カ月の成長の差は、無視できない影響があります。

日本の学校制度では、中学受験は、任意です。しても、しなくても、大丈夫なものです。高校受験制度を利用して高い学力を求める方法もあります。 塾に通うのか、家庭教師を利用するのか、あるいは高校受験を見据えるのか、毎日を丁寧に見つめて、判断していきましょう。

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中学受験 小学3年 達成感

小学3年生までに経験しておきたいことに、達成感を得ることがあります。

達成感とは、単なる快感ではありません。達成感は、努力と成功が、いっしょになったもので、どこかで子供に欲求の調節を求めます。親がなにかをしてあげても、子供が受動的になっていると、達成感はなかなか生まれません。

達成感を子どもが得るために、保護者はどうすればよいのでしょうか。それは適切に目標設定してあげることです。
小学3年生までに経験しておきたいことに、達成感を得ることがあります。

おすすめは10ページから20ページほどの、連続したドリル教材を解かせることです。1ページでは終わらずに、ドリル教材は次の日へと持ち越されます。持ち越されたドリルを、次の日、また次の日と学習して、最終的に完成するまで見守ってあげましょう。そうすると、子供は1日1日の行動が、ものごとの完成へと続いていくことを理解し、達成感を得られます。

注意点としては、ドリル教材は「短すぎず長すぎず」です。5ページだと短すぎて、すぐに終わってしまい、達成感が得られません。100ページだと長すぎて、飽きてしまう恐れがあります。適切な目標設定をしてあげてください。

ドリルの内容ですが、小学3先生でも、中学受験に向けて、以下のものが学べます。

算数:計算ドリル (計算が早くなります)
社会:地図帳・歴史人物
国語:ことばの知識 (漢字・ことわざ慣用句)
理科:図鑑 (動植物の名前)

中学受験 小学3年 自主学習

学校の宿題以外に、自分から進んで学習できるものを見つけておきたいです。学校の宿題は受動的にするものですが、自分から能動的に学びたいものを得ることは、子供の意欲を育てます。

勉強に限らず、すでに好きな習い事ができている場合は、素晴らしいです。

以下のようなものを最近はよく見かけます。

スポーツ(サッカー・野球・ダンス・水泳)
芸術 (音楽・イラスト・書道)
工作(レゴ・プログラミング)

また、ゲーム・テレビのように、受動的な娯楽は、おすすめしません。楽しくて快感はありますが、人から与えられている快感なので、能動性は育ちません。

中学受験が本格的に始まる前に、自分から進んでする主体性を育てておきたいです。

中学受験 小学3年 移動に慣れる

大人になると当たり前のように感じますが、1日のうちでさまざまな建物を移動することは、1つの技術です。

家・学校・塾の往復には、以下のようなことができないといけません。

学校で必要なものと塾で必要なものを整理する
交通機関の時間に合わせて乗り降りする
交通機関の料金を払う
緊急事態に連絡ができる

お金と時間をきちんと扱えるようになっているかは、早めに確認しておきましょう。不意の事故を避け、学力育成に集中できるようになります。

中学受験 小学3年 初対面

初対面の人にも、怖がらずに質問できるようになっておきたいです。

小学校と異なり、塾では、先生がよく変わります。また、成績によるクラス替えも頻繁にあり、クラスメイトもころころ変わります。

小学校では人間関係が固定していますが、塾ではめまぐるしく変化していくために、人間関係が変わっても、怖がらずに、勉強できるようになっておきたいです。特に、内気な子供や、自分一人で悩みを抱えてしまう子供は、初めていった場所や、初めて会う人間と、上手につきあえるように訓練しておきたいです。

中学受験 小学3年 生活習慣

1日の生活習慣は、学習の土台です。小学3年生は9歳なので、9年分の生活習慣が身についています。中学受験に向けて、以下のような生活習慣を確認しておくとよいでしょう。

朝早く起きてご飯が食べられるか
学校の準備を自分でできているか
プリントやノートの整理が自分でできているか
遊びと宿題の時間をうまく切り替えるられるか
夜更かししないで眠れているか


中学受験では、学習管理が大事になりますが、そもそもの生活習慣の土台ができていないと、学習管理以前に、問題が起こります。プリントや教材を紛失したり、遊びと勉強の時間の切り替えができなかったりと、勉強を始めるまでの時間が長くなってしまいます。

中学受験の学習を効率的に進めるには、「保護者のすべきことを減らしておく」ことが重要です。保護者が時間管理・教材管理・生活管理のすべてを負担すると、かなり苦しくなってきます。この時期に、子供が自分できることを増やしておくと、保護者の負担が減り、学習に集中できる環境が整います。

中学受験 小学3年 教育方針

家庭の教育方針は、早めにまとめておきたいです。保護者が自分1人で決断できる場合は良いですが、多くの場合、中学受験は家庭の関係者を巻き込んで進んでいきます。

もし、意見が分かれそうな出来事があれば、早めに家庭で話し合い、決めておくとよいでしょう。家庭で意見が分かれて、トラブルになったとしても、カリキュラムは待ってくれませんので、あらかじめ家庭の教育方針を安定させておきましょう。

また、もし中学受験を経験している家庭があれば、アドバイスをもらえるように、交友関係を構築しておくとよいでしょう。もちろん、いざとなればプロ家庭教師にご相談ください。

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