評定確認

高校受験の志望校を選ぶのであれば、そのまえに評定を確認しておきましょう。

高校受験では、学校によっては、学力試験だけではなく、評定を得点化して、合格・不合格を判断します。

評定が関係するのは、具体的に以下の場面です。

公立高校の一般入試
公立高校の推薦入試
私立高校の推薦入試

順番に解説していきます。

公立高校の一般入試では、５科目 (数国英理社)の試験の得点だけではなく、評定の得点も合わせて、合格者を決めます。

わかりやすく言えば、試験で５科目すべて満点でも、評定がオール１なら、不合格もありえます。

試験の得点と評定の得点をどれくらい重視するかは、年度によって変わってきていますので、必ず今年のルールを確認しましょう。

公立高校の一般入試は、評定の得点の影響で、一発逆転がしにくい試験になっています。反対に、評定が良ければ、試験で多少ミスをしても、合格点に達する場合もあります。評定はあなたのお守りのような役割になります。

公立高校の推薦入試では、評定の比重がかなり高いです。

評定の得点がいくつぐらいで、志望校に合格するのか、確認しておきましょう。

私立高校の推薦入試では、評定の比重が高いです。ただ、公立高校の推薦入試とは異なり、評定の科目がさまざまです。

例えば、私立高校の推薦入試では、評定を「３科目 (英数国) 」で計算したり｢５科目 (英数国理社)」で計算したりします。公立高校の推薦入試は評定を「９科目」で計算する場合が多いので、私立高校の推薦入試は、出願条件がゆるやかになっています。

評定は、試験日になる前から、自分の中学校から知らせてもらえます。事前に評定の得点がわかることもあって、志望校選びは、評定を土台にして考えることが多いです。

試験の得点が１日で決まるのに対して、評定の得点は中学校生活３年分の得点です。中学生の始めから、しっかりと評定対策をしておきたいです。