ネコのことわざ
ネコのことわざ
ネコのことわざをまとめています。
ネコは、ビョウという別名もあります。
ネコは、独自の習性を持ち、人間に身近な愛らしい動物として描かれています。また、きまぐれで行動が読めない人間のことも、ネコと呼んだりします。
ネコのことわざをまとめています。
ネコは、ビョウという別名もあります。
ネコは、独自の習性を持ち、人間に身近な愛らしい動物として描かれています。また、きまぐれで行動が読めない人間のことも、ネコと呼んだりします。
【犬は人に付き猫は家に付く】
ひらがな:いぬはひとにつきねこはいえにつく
意味:好きになるところは人によって異なること。犬は人間になつき、引っ越しにもついて行くが、猫は人よりも家の建物になじみということ。
例文1:犬は人に付き猫は家に付くという言葉があるが、犬は人に従順でかわいいが、猫は勝手に散歩してきてくれるから楽だぞ。
例文2:犬は人に付き猫は家に付くという言葉があるが、うちに定期的に遊びに来る猫は、いろんな家に付いていて餌をもらっているらしく、ふっくらしている。
【鰹節を猫に預ける】
ひらがな:かつおぶしをねこにあずける
意味:猫のそばに大好物の鰹節をおけば、すぐに食べられてしまうこと。過ちが起こりやすく、すこしも油断できないこと。
例文1:鰹節を猫に預けるという言葉のように、大食いの友人にお弁当を持ってもらって、戻ってきたら空っぽになっていた。
例文2:鰹節を猫に預けるという言葉のように、鞄を置いたまま、その場を離れるなんてありえないし、泥棒に家の鍵をあげるようなものだよ。
【借りてきた猫】
ひらがな:かりてきたねこ
意味:普段の姿とは打って変わり、まわりを気にして、急におとなしくなること。ネズミが家に住み着き、家の中を荒らすため、ネズミの天敵であるネコを借りてくるが、普段から警戒心の強いネコは自分の縄張り以外のところに連れてこられても、あまり役に立たないこと。
例文1:息子は家ではわがままだが、どうやら学校では借りてきた猫のようにおとなしいらしい。
例文2:姉は大好きな人の前だと借りてきた猫みたいに大人しくなる。
【窮鼠猫を噛む】
ひらがな:きゅうそねこをかむ
意味:どんなに弱い者でも、絶体絶命の窮地に追いつめられれば、強い者に逆襲すること。逃げ場のないところへ人を追いつめてはいけないこと。
例文1:彼が何も言い返してこないからって、あまり彼の事を追いつめすぎるなよ。いつか窮鼠猫を噛むぞ。
例文2:窮鼠猫を噛むというが、いざという時は将軍よりも歩兵の方が何をするのか分からないな。
【上手の猫が爪を隠す】
ひらがな:じょうずのねこがつめをかくす
意味:本当に能力のある者は、それをひけらかすようなことはしないたとえ。
例文1:上手の猫が爪を隠すというけれども、百点の答案をわざわざ隠さなくてもいいじゃないか。
例文2:上手の猫が爪を隠すというが、あのおとなしい彼女がこんなに大胆な構図の素晴らしい絵を描くんだね。
【猫に鰹節】
ひらがな:ねこにかつおぶし
意味:猫のそばに大好物の鰹節をおけば、すぐに食べられてしまうこと。過ちが起こりやすく、すこしも油断できないこと。
例文1:財布を置いたまま車を離れるなんて、猫に鰹節で、泥棒に盗んでくださいってお願いしているようなものだ。
例文2:窓を開けっぱなしにしたまま買い物に出かけるなんて、猫に鰹節と言うように、泥棒に入られて当然だよ。
【猫に小判】
ひらがな:ねこにこばん
意味:どれほど貴重なもの・高価なもの・価値のあるものでも、持ち主がそれを知らなければ何の値打ちもないこと。小判は江戸時代のお金のこと。猫は小判を使えないこと。
例文1:若い頃から苦労して会社をここまで大きくした社長のお話を、若い社員はあくびをしながら聞いている。まったく貴重な話を聞き流すとは猫に小判だな。
例文2:とても素敵な時計だが、近所の公園にしか行かないのなら猫に小判だろう。
【猫に木天蓼】
ひらがな:ねこにまたたび
意味:猫はマタタビが大好物だということ。物を与えると効果があること。
例文1:猫に木天蓼というように、旅先にキャンディーを持っていけば、息子はおとなしくしてくれるだろう。
例文2:猫に木天蓼というように、彼が機嫌を損ねたら、ケーキを買っておいておけば、すぐに機嫌がよくなる。
【猫の額】
ひらがな:ねこのひたい
意味:土地や場所の面積がとても狭いこと。額はおでこのこと。猫の顔は、目や耳の割合が大きいため、額がとても狭いこと。
例文1:日本の住宅は、猫の額ほどの広さに建物を建てる。
例文2:冷夏で野菜の価格が高騰しているので、野菜の苗を買ってきて、猫の額ほどの庭で育てている。
【猫の首に鈴を付ける】
ひらがな:ねこのくびにすずをつける
意味:いざ実行しようとすると、誰もできないような無謀な計画のこと。ネコに仲間を捕られるネズミたちが集まって相談し、ネコの首に鈴をつけることにしたが、実行できるネズミはいなかったこと。
例文1:明日のマラソン大会が中止になるために、校庭に穴を掘ればいいんじゃないかという話になったが、猫の首に鈴を付けるように、だれがいつ穴を掘るのかという点で揉めた。
例文2:猫の首に鈴を付けるという言葉のように、明日のテストを無くすには、テスト用紙を焼却すればいいという話になったが、だれがテスト用紙を持ち出すのか決まらなかった。
【猫の手も借りたい】
ひらがな:ねこのてもかりたい
意味:とても忙しいので、誰でも良いから手伝って欲しいという意味です。ネズミを捕る以外は役に立たない猫でも、手伝って欲しいほど忙しいこと。
例文1:秋頃までは暇を持て余していたのに、年末になって急に猫の手も借りたいほど忙しくなった。
例文2:夏のボーナス商戦が始まり、大々的なセールを行っているので、お店は猫の手も借りたいほど忙しく繁盛している。
【猫の目】
ひらがな:ねこのめ
意味:物事がころころとよく変わること。猫の目は、明るさによって丸くなったり細くなったり、形や大きさが激しく変わること。
例文1:私の上司が言う事は、猫の目のように変わるので、振り回される私たち部下はたまったものじゃない。
例文2:私の母は、猫の目のように機嫌が変わるから、家にいても安らげない。
【猫糞を決め込む】
ひらがな:ねこばばをきめこむ
意味:悪い事をしても、知らん顔を決めこむこと。人の物を取って、自分の物にしてしまうこと。
例文1:歩道を歩いていたら、道路わきの植え込みに財布が落ちていた。周りに誰もいなかったので猫糞を決め込んで自分のバッグの中に入れてしまった。
例文2:日本人は財布を拾っても猫糞を決め込むことはせずに、ちゃんと警察に届けた。
【猫も杓子も】
ひらがな:ねこもしゃくしも
意味:どのような人間にも当てはまること。だれもかれも。
例文1:買い物に行くときは、猫も杓子も、買い物袋を持参することがあたり前になった。
例文2:猫も杓子もお金持ちになったら、この世の中はどう変化するかな。
【猫を追うより魚をのけよ】
ひらがな:ねこをおうよりさかなをのけよ
意味:問題が発生したら、その場しのぎの事をせず、根本から正すべきこと。猫に魚を食べられることを警戒して、ずっと魚の前で見張りをして、猫が来るたびに追い払うよりも、魚を猫から見えない場所に隠してしまえばよいこと。
例文1:夜中に閉店後の店の前で若者がたむろして近所迷惑になっている。社員みんなで話し合ったところ、猫を追うより魚をのけよと言うように、まずは店の前に並んでいる5台の自動販売機の照明を閉店後に消すことにした。店の前が真っ暗になれば、若者も集まっては来ないだろう。
例文2:友人の愛犬が生んだ子犬を来週もらう予定だが、猫を追うより魚をのけよの言葉に従い、まずは壊されたら嫌なものはみんな押し入れやクローゼットに隠しておくことにした。
【豚に念仏猫に経】
ひらがな:ぶたにねんぶつねこにきょう
意味:どんなに立派な教えも、それを理解できない者に言い聞かせても、役に立たないこと。豚に念仏を唱えても、猫にお経を聞かせても、そのありがたみや価値が理解できないこと。
例文1:家族総出でいかに東京での暮らしが大変か説得したが、兄は聞く耳を持たなかった。豚に念仏猫に経だ
例文2:豚に念仏猫に経だからといって、彼に何かを教えるのを皆が諦めてしまえば、もう彼の成長を見込めなくなってしまうだろう。
【鳴く猫は鼠を捕らぬ】
ひらがな:なくねこはねずみをとらぬ
意味:ペラペラとおしゃべりするものは、口先だけで実行に移さないこと。よく鳴いている猫は、あまり鳴かない猫に比べて、ネズミを捕まえないこと。
例文1:私の兄はいつも調子のよい発言ばかりするが、一度も行動に移したことがない。まさに、鳴く猫は鼠を捕らぬというやつである。
例文2:鳴く猫は鼠を捕らぬといったようにならないようにちゃんと有言実行しよう。
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