火の慣用句
火の慣用句
火にまつわる慣用句をまとめています。
火には、物事の勢い・人間の活動という意味があります。
火が付くと、活動が始まり、火に油を注ぐと、まずます状況が悪化し、顔から火が出ると、恥ずかしさでいっぱいになり、火が消えたようになると、寂しくなります。
火にまつわる慣用句をまとめています。
火には、物事の勢い・人間の活動という意味があります。
火が付くと、活動が始まり、火に油を注ぐと、まずます状況が悪化し、顔から火が出ると、恥ずかしさでいっぱいになり、火が消えたようになると、寂しくなります。
【足下に火が付く】
ひらがな: あしもとにひがつく
意味: 危険がすぐそこに迫っていること。
例文1: 汚職のスキャンダル報道で、大臣の足下に火が付いた。
例文2: この仕事は明日が締切なので、足下に火が付いた。
【顔から火が出る】
ひらがな: かおからひがでる
意味: 恥ずかしくて顔が真っ赤になること。
例文1: 三者面談で、先生がお母さんに僕の失敗話ばかりするものだから、顔から火が出そうだった。
例文2: 発表会で大きな失敗をしてしまって、顔から火が出そうな思いをした。
【口火を切る】
ひらがな: くちびをきる
意味: ものごとを最初に始めるきっかけをつくること。
例文1: 村長が会議の口火を切った。
例文2: 今回の騒ぎの口火を切ったのは、彼ではないかと疑っている。
【尻に火が付く】
ひらがな: しりにひがつく
意味: ものごとがせっぱつまって、のんびりしていられなくなること。
例文1: 宿題の提出期限が近づき、お尻に火が付く。
例文2: やらなくてはいけないと思うのだが、尻に火が付くまで、仕事にとりかかることができない。
【火に油を注ぐ】
ひらがな: ひにあぶらをそそぐ
意味: 勢いがあるものに、さらに勢いを加えること。負の意味で用いられる。
例文1: ただでさえこじれている夫婦関係に、君が口出しをしたら、火に油を注ぐ結果になるだけだよ。
例文2: 部長が会議で怒鳴っているとき、堂々と遅刻してくるなんて、火に油を注ぐようなものだ。
【火の消えたよう】
ひらがな: ひのきえたよう
意味: 勢いがなくなり、寂しくなること。
例文1: その村は火の消えたような寂しい村だった。
例文2: 孫たちが騒いでいるときは、もうやめてくれと思ったが、帰ってしまうと火の消えたようだ。
【火の車】
ひらがな: ひのくるま
意味: お金がなく経済がとても苦しいこと。
例文1: 食べ盛りの子供を四人も抱えているので、台所はいつも火の車だった。
例文2: 家計が火の車なのに、新しい車を買うなんて、どう考えても無理な話です。
【火の付いたよう】
ひらがな: ひのついたよう
意味: 勢いがあり、あわただしいこと。
例文1: 彼の一言を聞いて、彼女は火の付いたように、バッグを片付けはじめた。
例文2: 不意に教室の扉が開き、中から二年生らしい少年が血相を変えて飛び出してきたのだが、火の付いたような勢いで廊下を走って行った。
【火の手が上がる】
ひらがな: ひのてがあがる
意味: 炎が勢いよく上がること。人間の行動が開始されること。
例文1: 攻撃の火の手を上げたというニュースを聞いて、心を痛めた。
例文2: 彼を指導者にして、改革の火の手が上がった。
【火花を散らす】
ひらがな: ひばなをちらす
意味: 刀と刀をぶつけると火花が飛び出るように、人と人とが激しく争うこと。
例文1: 若いころはお互いの意地が火花を散らしたものだった。
例文2: 火花を散らして、意見を衝突させた方がいい作品ができあがるのかもしれない。
【火を吹く】
ひらがな: ひをふく
意味: 武器から炎がふきでること。内にたまっていたものが外へ勢いよく出ること。
例文1: 私が生きている間に、富士山が火を吹くことがあるのだろうか。
例文2: 彼の言葉は、火を吹くような怒りを含んでいた。
【火を見るよりも明らか】
ひらがな: ひをみるよりもあきらか
意味: 火が燃えていれば誰でも火だとわかるように、明白で間違いがないこと。
例文1: その手紙を読まなくとも、そこに何が書かれているか、火を見るよりも明らかだった。
例文2: 彼が答えないで黙っているので、秘密を知っているのは火を見るよりも明らかだった。
【目から火が出る】
ひらがな: めからひがでる
意味: 頭を強くぶつけたときに、目から光が飛ぶように感じること。
例文1: 勢いよく開いたドアに顔をぶつけて、目から火が出た。
例文2: 銭湯で走っていたら、石けんで足を滑らせ、頭を打ち、目から火が出た。
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