腕の慣用句

腕の慣用句

腕の慣用句

腕の慣用句

腕にまつわる慣用句をまとめています。

腕には、人間の技術・人間の能力という意味があります。

腕は、人間の技術が宿る場所なので、腕が上がると、技術が身につき、腕が鳴ると、技術を見せたくなり、腕前を見せると、相手に自分の技術や能力を披露し、腕を買われると、能力が評価されることになります。

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慣用句 腕

【腕が上がる】

ひらがな:うでがあがる
意味:能力や技術が上がること。
例文1:このゴルフクラブを使うと、腕が上がったような気がするが錯覚である。
例文2:息子のためにオムライスをよく作るので、腕が上がった。



【腕が落ちる】

ひらがな:うでがおちる
意味:技術や能力が低下して下手になること。
例文1:このケーキ屋は、行列ができるようになってから、腕が落ちたような気がしていたのだが、手作業から工場生産に移行したらしいと聞いて納得した。
例文2:年をとって、体力が衰えてから、腕が落ちてきたので、そろそろ後継者を探さないといけないと思っている。



【腕が立つ】

ひらがな:うでがたつ
意味:腕前や技術がすぐれていて上手なこと。
例文1:バスケットボールの試合中に、五人の中で最も腕が立つのはきっと彼だと判断し、徹底的にマークした。
例文2:戦ってみて、彼はうわさ以上に腕が立つことが分かった。



【腕が鳴る】

ひらがな:うでがなる
意味:自信があり活躍したくてうずうずすること
例文1:難しいといわれている曲のリクエストに腕が鳴った。
例文2:みんなの試合をベンチで見ていると腕が鳴ってうずうずしてきたので監督に試合に出すよう目で訴えた。



【腕に覚えがある】

ひらがな:うでにおぼえがある
意味:自分の能力を他人に見せたくなること。
例文1:サッカーはうまくないけれども、リフティングは腕に覚えがあり、やりながら買い物に行ける。
例文2:ダンスには腕に覚えがあったのだが、彼のダンスを見て自信を無くした。



【腕に縒りをかける】

ひらがな:うでによりをかける
意味:自分の能力を十分に発揮しようとして、はりきること。縒りとはひねること。
例文1:毎朝、お母さんが腕に縒りをかけてお弁当を作ってくれたおかげで大きく成長できました。
例文2:この幼稚園は腕に縒りをかけたおやつが出ることで有名だ。



【腕を買われる】

ひらがな:うでをかわれる
意味:能力や技術が高いと認められること。
例文1:彼は、十代の頃からギターの腕を買われ、プロに混ざって演奏をしていたが、今度ソロデビューすることになった。
例文2:彼は、その英語の腕を買われ、若くしてニューヨークにある支社に勤務することになったのだからすごいよね。



【腕を拱く】

ひらがな:うでをこまねく
意味:求められているのに行動ができないでいること。腕をこまねくとは腕を組むということ。
例文1:路上で喧嘩をしている二人がいたが、みんな、巻き込まれることを恐れて腕を拱いてみているだけだった。
例文2:友達が困っているのに、腕を拱いているとはけしからん。



【腕を振るう】

ひらがな:うでをふるう
意味:自分の技術を十分に使うこと。
例文1:弁護士として腕を振るった彼は、後年、政治家になった。
例文2:キャンプでは唯一、魚をさばくことができるので、腕を振るった。



【腕を磨く】

ひらがな:うでをみがく
意味:もっと上手になろうとして練習すること。
例文1:彼の強さの秘密は、放課後一人で残り、校庭で素振りをして腕を磨いていたからだ。
例文2:フランス料理から始まり、和食、イタリア料理と様々な店で働き、腕を磨いてきた。

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