準備 評定対策
準備 評定対策
高校受験の評定について、解説しています。評定はどのように決まり、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
なお、評定と同じ意味で、内申・調査書・素点などの言葉も用いられています。
高校受験の評定について、解説しています。評定はどのように決まり、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
なお、評定と同じ意味で、内申・調査書・素点などの言葉も用いられています。
学校の定期テストの得点がよくとも、評定が上がらない場合があります。例えば、定期テストの数学の得点が90点でも、通知表の評定欄が3になることがあります。
評定は、高校受験の大事な書類なので、受験への準備として、どのようにして評定の数値が決まるのか、押さえておきましょう。
学校からもらう通知表には、評定の数値 (1・2・3・4・5) に加えて、(A・B・C) の評価が書いてあります 。学校によっては (◎・○・無印) となっていたりします 。
この部分を観点別評価 (かんてんべつひょうか) と呼びます。評定の数値 (1・2・3・4・5) は、観点別評価を土台にして決まります。観点別評価は、先生がどのように生徒を見ているかという評価なので、ここを分析すれば、評定を上げるために何をすればよいのかが分かります。
観点は、以下のようなものがあります。
意欲態度:テストの時事問題+授業態度+提出物
思考判断:テストの思考問題+調べもの
表現処理:テストの表現問題+ノート
知識理解:テストの知識問題
テストの点数が90点の場合は、知識理解の観点はA評価になります。しかし、授業に積極的に参加していなかったり、授業を妨害したりすると、意欲態度他の観点はC評価となり、最終的な評定は4か3になります。単純にテストの得点だけで、通知表の評定が決まっているわけではありません。
意欲態度の観点では、積極的に授業に参加し、発現したり、時事問題へ関心をもつと、評価されます。また、提出物もしっかりと期限を守って提出しましょう。
思考判断の観点では、自分でものごとを調べられるかが評価されます。
試験では、記述問題として出題され、「~はなぜか?」「どうして~なのか?」という質問に答えます。理由や根拠を、しっかりと言葉で説明できるよういなりましょう。
知識理解の観点では、試験の得点が評価されます。試験には、学期中の小テストも含まれます。しっかりと学習習慣を確立して、知識を増やしていきましょう。
表現処理の観点では、ノート整理や資料作りがうまいと、評価されます。
ノートの整理は、ただ黒板を写すだけでなく、色ペンや図表にまとめて、自分なりに見やすくするとよいでしょう。
評定の数値は、基準があいまいなものも多いので、もし不明な点があれば、学校の先生(担任・進路指導・教頭・校長)に遠慮なくたずねてみましょう。
また、評定には絶対基準と相対基準があり、学校ごとに数値に幅があることがわかっています。自分の通う中学校が、どのようなルールになっているのか、確認しておきましょう。
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