準備 高校の種類
準備 高校の種類
高校には、公立高校・私立高校・国立高校があります。
また、日常用語で高校と読んでいる学校は、正式には高等学校 (こうとうがっこう)と呼びます。
それぞれのどのような違いがあるのか、確認していきましょう。
高校には、公立高校・私立高校・国立高校があります。
また、日常用語で高校と読んでいる学校は、正式には高等学校 (こうとうがっこう)と呼びます。
それぞれのどのような違いがあるのか、確認していきましょう。
公立高校 (こうりつこうこう) とは、都道府県が税金で運営している学校です。都立高校・県立高校・府立高校・道立高校をまとめて、公立高校と呼んでいます。それぞれの都道府県の教育委員会が、地域の高校をまとめています。
公立高校は、学費が安いですが、住んでいる場所によって、受験が制限される場合があります。公立高校は、地域の税金で運営しているので、同じ地域の子供を優先します。
入試の難易度によって、地域の1番手校、2番手校が決まっており、優秀な生徒の志望校になっています。
ちなみに、東京都では、日比谷高校・西高校が一番手の公立高校です。神奈川県では湘南高校・翠蘭高校が、一番手の公立高校です。
公立高校の入学試験は、地域の学校で共通の試験内容になります。
(特別に試験を自校作成する高校もわずかにあります)
試験日が同じなので、受験できるのは原則として1校です。
私立高校 (しりつこうこう) は、税金ではなく個人の資金で運営されている高校です。私立高校は、地域の教育委員会から独立しており、都道府県知事から許可を受けて、独自の教育をします。
学費は年間で100万円前後で、建物や設備がキレイです。高校と同じ地域に住んでいなくても、受験できます。例えば、東京都に住んでいても、神奈川県の私立高校を受験できます。
私立高校の試験は、学校ごとに独自の試験となっています。また、試験日を調整して、複数の私立高校を受験できます。
公立高校と私立高校の違いとして、宗教教育、独自カリキュラム、先生の給与があります。
公立高校では、教育基本法により、宗教教育は禁止されています。私立高校では、仏教やキリスト教の伝統を教育に取り入れている高校があります。
公立高校では、カリキュラムや予算は、学校ごとの割当があり、そこまで大きな差が出ないようになっています。(工業高校では、普通科とは異なるカリキュラムも履修できます)。私立高校では、独自カリキュラムとして、中国語やフランス語などの第三外国語、芸術科目(音楽美術スポーツ)・少人数授業などを実施しています。
公立高校の先生は、給与の規定があり、一律です。民間企業よりも待遇が悪いので、公立高校の先生になりたい人は減っています。私立高校の先生は、給与がピンからキリまでです。経営の良い学校は、優秀な先生を高い給与で集められますが、経営の悪い学校は、優秀な先生がいなくなります。ちなみに、実績のある私立高校の先生の給与は、1000万円を超えています。優良企業と同じ水準の給与を確保できるので、優秀な教員が定着しています。
国立高校は、税金で運営されていますが、大学の附属機関です。もともとは教育の研究機関ということもあり、質の高い授業が行われます。
学費は安く、国の税金で運営されているので、地域に住んでいなくても受験できます。
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