【.sh(ドットシェル)とは】
.sh(ドットシェル)は
リナックスのファイル拡張子です。.sh(ドットシェル)は文字命令をまとめたファイルで、
bashというアプリで開きます。
.sh(ドットシェル)とは
分類 | ファイル拡張子 |
名前 | .sh(dot shell) |
カナ | ドットシェル ドットエスエイチ |
別名 | シェル・バッシュ・スクリプト |
機能 | 文字命令をまとめたファイル |
【.sh(ドットシェル) 由来】
.sh は、もともとは
Bourne Shell(ボーン・シェル)というアプリケーションのためのファイルでした。
Bourne shellで扱うためのデータに、拡張子として.shを付けていました。
Linux(リナックス)の母体となったUnix(ユニックス)というOSがあり、.shはよく利用されるファイル拡張子でした。UnixからLinux が派生したのに合わせて、.shファイルも継承されました。
現在では、.shはより新世代の拡張子に取って変わられています。例えば.bashは.shの上位互換の拡張子です。
【.sh(ドットシェル) シェルとは何か】
.shはshell(シェル)とも呼ばれます。
shellは、コンピューターの中枢(カーネル)を覆い、人間とコンピューターの仲介をする、いわば「コンピューターの外殻」の役割を果たしています。
.shがアプリケーションの具体名なら、shellはアプリケーションの抽象名を表します。
シェルは抽象名詞
【.sh(ドットシェル) スクリプトとは何か】
.shはscript(スクリプト)とも呼ばれます。
スクリプトとは「文字命令をまとめたもの」という意味です。
CUIでは、人間とコンピューターは、1行ずつ文字でやりとりをしていました。
ところが毎回毎回1行ずつ文字を打っていくと、人間が不便を感じるようになります。
そこで、複数行を一気に命令できるように「どこかのファイルにまとめておこう」という発想が生まれます。
.sh(ドットシェル)とは
そこから命令するためのファイルを.shとしてまとめおく慣習ができたので.shはスクリプトとも呼ばれるようになりました。
【.sh 歴史】
1970年代、Unixが開発され、ファイル拡張子.shが利用され始める。
Unixで文字命令できるアプリが開発されBourne Shellと名付けられる。
Bourne Shellだけでは不便なので、Cシェルやkornシェルなどが開発される。
1988年、Bourne Shellの上位互換として、Brian FoxがBourne Again Shellを開発する。
【参考文献】
リナックス
.sh(ドットエスエイチ)ファイル
Bourne Again Shell(ボーン・アゲイン・シェル)
CUI