アクティブラーニング

アクティブラーニング (active learning) は、学習者が能動的に学習することです。対義語は、受動的な学習です。学習者が主体的に学習することで、学習成果が高まり、成績が上がることが、さまざまな研究からわかっています。そこで、学習者に意欲・好奇心を喚起する指導技術を、専門家の間で、アクティブラーニングと呼ぶようになりました。アクティブラーニングにはいくつかの水準があり、生徒の学習能力に合わせて、用います。

アクティブラーニングと学習能力

生徒の学習能力として、以下が研究されています。

社会適性(キャリア意識・社会経験)
心的資質(意欲・好奇心・忍耐力・向上心)
学習技術(予習・復習)
生活習慣(整理・整頓・メディア接触)

アクティブラーニングという言葉自体は目新しいものかもしれませんが、昔から実践されている科目もありました。
例えば、日本の中学校で実施されている理科の仮説実験授業は、学習者が自ら試行錯誤して、科学法則の理解していくので、アクティブラーニングに含まれると考えられます。

もともとは教育学の用語であったアクティブラーニングを、日本の学習指導要領では、「主体的な学び」というように用語を置き換えて表現しています。
日本の公教育におけるアクティブラーニングについては、理念が先行しており、少人数授業というインフラが予算面から整わないのではと心配されています。