Q:学習習慣をどのように子供に身につけさせればよいのでしょうか?
A:学習習慣で一番大事なものは、自分で調べる習慣です。わからない言葉や物事に出会ったらを、まずは自分で調べる習慣を身につけましょう。そのために、初めの授業で、辞書・地図の利用方法をていねいに教えます。わからないものを、わからないままにしておかないで、きちんと調べているどうかは、年月が重なると、大きな差となります。また、自ら主体的に調査することで、子供の好奇心・探求心が育成され、長期記憶にも良い影響があります。
Q:学習習慣として予習・復習の割合はどのようにしたらよいのでしょうか。
A:プロ家庭教師は生徒個人にサービスを提供しますので、予習・復習の割合は、生徒の能力によって設定しています。例えば、好奇心の発達している生徒には、予習主義が効果を発揮します。あらかじめ教材や読書リストを渡しておき、ある程度まで自分で読み進めてから授業に臨むように、カリキュラムを設計します。反対に、まだ学習習慣が確立していない生徒には、復習主義が効果を発揮します。授業と同じ内容の復習教材を宿題として課します。さらに小テストを頻繁に実施して、知識が定着しやすくなるカリキュラムを設計します。ちなみに、中学受験・高校受験・大学受験では、導入授業(カリキュラムの1周目)は復習主義で、発展授業(過去問演習)は予習主義が取られています。
Q:学習習慣で、復習の時間はいつにしたらよいのでしょうか?
A:復習の時間は、入眠前の時間がおすすめです。例えば、23時に寝るのであれば、21時から22時の間に、1時間を復習に割り当てると良いでしょう。脳科学では、たくさん反復した情報は、脳に長期記憶として保存されることがわかっています。自分で大事に覚えておきたいことがあれば、1日の終わりに復習する習慣を身につけるとよいでしょう。また、復習の時間を長期休暇(いわゆる春休み・夏休み・冬休みのことです)にまとめて取ると、系統的な復習ができますので、効果が増大します。
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