【出題分野】:現代文 説明文
【小問総数】:5問
【目安時間】:20分
【文章字数】:3000文字+
【記述字数】:200文字
【出題内容】:出典は、名児耶明 (なごやあきら) さんの書の見方です。
主題は書道ですが、東京都立高校の説明文では、日本文化を理解するという副題が隠れています。15歳の段階で、日本文化の歴史的な理解があるかどうかが問われます。書道が、造形美術に含まれるかどうか、筆者がどのように考察しているかを読み取りたいです。
【解説】:小問5は、例年通り、200文字の記述となっており、内容も、自らの経験を述べるものとなっています。
2016年は、やや抽象性が高く「基本を身につけること」とはどのようなことなのか、しっかりと理解してから、記述する必要があります。筆者は、書道の学習において、きちんとした基本の型を身につけなければ、新しい造形美も生まれにくいと主張しています。造形美の根源を感じさせるためには、伝統から学ぶように、忠告しています。
新しいことをするにも、それまでの歴史や伝統を踏まえないと、まわりからは理解されないという点を押さえておけばよいでしょう。
【用語】 造形美術 書道 岡倉天心
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