国語 過去問 東京都立高校 2016

国語 過去問 東京都立高校 2016

国語 過去問 東京都立高校 2016

国語 過去問 東京都立高校 2016

東京都立高校の過去問の解説です。

【試験名称】:都立高等学校入学者選抜 学力検査問題
【試験年度】:2016年
【大問総数】:5問
【大問1】:ことば 漢字
【大問2】:ことば 漢字
【大問3】:現代文 伊集院静 どんまい
【大問4】:現代文 名児耶明 書の見方
【大問5】:古文 木越隆 枕草子の性格
【試験時間】:50分
【出題者名】:東京都教育委員会
【出題範囲】:文部科学省 学習指導要領

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過去問 東京都立 2016 大問1

【出題分野】:ことば 漢字の読み
【小問総数】:5問
【目安時間】:2分

【出題内容】:拭い 華麗 憩い 循環 栽培

【解説】:例年通り、漢字の読みが5問ほど出題されています。高校受験の漢字については、漢字検定の2級まで学習しておけば、対応できるので、早めに習得しておきたいです。

過去問 東京都立 2016 大問2

【出題分野】:ことば 漢字の書き
【小問総数】:5問
【目安時間】:2分

【出題内容】:クモ ニュウギュウ リョケン フって ガクタイ

【解説】:例年通り、漢字の書きが5問ほど出題されています。大問1と大問2は単純ですが配点は高いのでしっかりと完答しておきたいです。

過去問 東京都立 2016 大問3

【出題分野】:現代文 物語文

【小問総数】:5問
【目安時間】:14分
【文章字数】:3000文字+

【出題内容】:出典は、伊集院静 (いじゅういんしずか) さんのどんまいです。
主人公の純也は、野球が上手になりたくて、投球練習をしています。そこへ、純也の投球方法へ口出しする人間が現れます。他人の忠告に対して、純也は反発しながらも、やがて忠告を受けいれ、自らも変化していきます。物語を通して、人間が他者からどのような影響を受けるのかが描かれています。
物語文の基本である他者との出会いが題材となっています。台詞の描写が優れており、台詞から心情を読解することが求められます。

【解説】:小問3では、主人公が、他者への態度を変化させた理由をたずねています。人間は、理由がなく態度を変化させません。この場合は、純也よりも、迫力のあるボールを投げられる存在を目の当たりにして、純也は驚き、相手への態度を変化させている点を読み取りましょう。

【用語】:他者との出会い 台詞

過去問 東京都立 2016 大問4

【出題分野】:現代文 説明文
【小問総数】:5問
【目安時間】:20分
【文章字数】:3000文字+
【記述字数】:200文字

【出題内容】:出典は、名児耶明 (なごやあきら) さんの書の見方です。
主題は書道ですが、東京都立高校の説明文では、日本文化を理解するという副題が隠れています。15歳の段階で、日本文化の歴史的な理解があるかどうかが問われます。書道が、造形美術に含まれるかどうか、筆者がどのように考察しているかを読み取りたいです。

【解説】:小問5は、例年通り、200文字の記述となっており、内容も、自らの経験を述べるものとなっています。
2016年は、やや抽象性が高く「基本を身につけること」とはどのようなことなのか、しっかりと理解してから、記述する必要があります。筆者は、書道の学習において、きちんとした基本の型を身につけなければ、新しい造形美も生まれにくいと主張しています。造形美の根源を感じさせるためには、伝統から学ぶように、忠告しています。
新しいことをするにも、それまでの歴史や伝統を踏まえないと、まわりからは理解されないという点を押さえておけばよいでしょう。

【用語】 造形美術 書道 岡倉天心

過去問 東京都立 2016 大問5

【出題分野】:古文
【小問総数】:5問
【目安時間】:12分
【文章字数】:2000文字+

【出題内容】:出典は、木越隆 (きごしたかし) さんの枕草子の性格です。現代文のなかに、清少納言の枕草子が、引用されています。
枕草子がどのような経緯で描かれるようになったのか、解説しています。平安時代の文学について、藤原一族に庇護されながら、物語文学・日記文学の2系統が発展したことを押さえておきましょう。古文については訳文が与えられますが、古文単語の知識は求められています。

【解説】:小問1は、歴史的仮名遣いが問われています。歴史的仮名遣いは、例年出題されています。
小問5は、古文単語が問われています。高校受験では必要な古文単語は200語前後で、有名な単語や熟語は押さえておくと、文章が読みやすくなります。

【用語】 清少納言 日記 日本文学史

【古文単語】 あいなし めでたし わろし 御前

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