国語 過去問 東京都立高校 2017

国語 過去問 東京都立高校 2017

国語 過去問 東京都立高校 2017

国語 過去問 東京都立高校 2017

東京都立高校の過去問の解説です。

【試験名称】:都立高等学校入学者選抜 学力検査問題
【試験年度】:2017年
【大問総数】:5問
【大問1】:ことば 漢字
【大問2】:ことば 漢字
【大問3】:現代文 あさのあつこ 一年四組の窓から
【大問4】:現代文 原田信男 日本人はなにを食べてきたか
【大問5】:古文 森澄雄 芭蕉と現代
【試験時間】:50分
【出題者名】:東京都教育委員会
【出題範囲】:文部科学省 学習指導要領

スポンサーさん

過去問 東京都立 2017 大問1

【出題分野】:ことば 漢字の読み
【小問総数】:5問
【目安時間】:2分

【出題内容】:屈 隔てて 跳躍 貨幣 袖

【解説】:例年通り、漢字の読みが5問ほど出題されています。高校受験の漢字については、漢字検定の2級まで学習しておけば、対応できるので、早めに習得しておきたいです。

過去問 東京都立 2017 大問2

【出題分野】:ことば 漢字の書き
【小問総数】:5問
【目安時間】:2分

【出題内容】:イチジルしく ゼンセン ザイゲン ヨウカン アびる

【解説】:例年通り、漢字の書きが5問ほど出題されています。大問1と大問2は単純ですが配点は高いのでしっかりと完答しておきたいです。

過去問 東京都立 2017 大問3

【出題分野】:現代文 物語文

【小問総数】:5問
【目安時間】:14分
【文章字数】:3000文字+

【出題内容】:出典は、あさのあつこさんの一年四組の窓からです。
主人公の市居一真は中学生で、祖父が描いた絵に心を惹かれており、画家を志望しているが、自らの進路を父には伝えられずにいます。
物語を通して、父と向きあい、自らの進路を明確にするという成長が描かれています。
物語文の基本である主人公の成長が題材となっています。口語 (話し言葉)を多用しており、読み易い文章となっています。

【解説】:小問4では、主人公の行動がなぜ変化したのか、その理由をたずねています。行動の変化では、変化の前と変化の後を、しっかりと押さえておきましょう。
変化の前では、主人公は、父とは向きあおうとせず、自らの進路を伝えることに、迷いがあります。
変化の後では、主人公は、父の注意を受けながらも、自らの進路に責任を持とうという気持ちになっています。

【用語】:主人公の成長 家庭問題

過去問 東京都立 2017 大問4

【出題分野】:現代文 説明文
【小問総数】:5問
【目安時間】:20分
【文章字数】:3000文字+
【記述字数】:200文字

【出題内容】:出典は、原田信男 (はらだのぶお) さんの日本人はなにを食べてきたかです。主題は食生活ですが、東京都立高校の説明文では、日本文化を歴史的に理解するという副題が隠れています。15歳の段階で、日本文化の歴史期な理解があるかどうかが問われます。

【解説】:小問5は、例年通り、200文字の記述となっており、内容も、自らの経験を述べるものとなっています。筆者の主張する食生活と歴史を、具体的な経験に流しこめればよいでしょう。15歳の段階では、さまざまな伝統料理や和食に触れる経験をしているはずなので、書く材料には困らないでしょう。あとは、しっかりと書き言葉が扱えるかどうかです。記述対策として、抽象的な概念に、自分の経験を肉付けする練習をしておきましょう。
なお、2020年の教育改革に向けて、日本のカリキュラムは、より記述に重点が置かれることがわかっていますが、公教育の集団授業と予算では、どこまで生徒に記述指導できるのか、不透明ではあります。

【用語】 和食 稲作 文献

過去問 東京都立 2017 大問5

【出題分野】:古文 俳句
【小問総数】:5問
【目安時間】:12分
【文章字数】:2000文字+

【出題内容】:出典は、森澄雄 (もりすみお) さんの漢詩は人生の教科書です。現代文のなかに、松尾芭蕉の俳句と、芭蕉の弟子の支考の評論が、引用されています。
俳句における言葉選びについて指摘したあと、どのような言葉も伝統を背負っていることが考察されます。対談集からの引用なので、文章は軽めで、読み易くなっています。

【解説】:小問5は、歴史的仮名遣いが問われています。歴史的仮名遣いは、きちんとした法則がわかっていますので、その通りに読めば正答できます。高校受験の古文では、細かな文法が問われる場合があるので、しっかりと対策をしておく必要があります。

【用語】 松尾芭蕉 俳句 歴史的仮名遣い

過去問 東京都立 2017 購入


スポンサーさん