文章の形式ルールとは、文字数・言葉選び・段落分けです。それぞれのルールを押さえておくと、得点が入ります。
文字数は、都立高校の入試では、200文字に指定されています。入試では、少なくとも指定された文字数の9割 (都立入試なら180文字以上) までは、記述を埋めましょう。文字数が足りない場合は、形式違反となり減点されてしまいます。なお、字数オーバーは、0点になってしまう場合もあるので、避けてください。
言葉選びは、きちんとした書き言葉があって、話し言葉や俗語がないか、確認しましょう。
記述問題の採点者は、さまざまな年齢の方が担当します。若い先生の場合もありますし、生徒のおじいちゃんやおばあちゃんぐらい年齢が離れている場合もあります。どのような世代の人間が読んでも、わかりやすい言葉を選んで、記述しましょう。
例えば、「スマホでツレを呼びだす」という文章は、仲の良い同世代の友人なら、言葉選びに問題がないかもしれませんが、他の世代の人間にはどう読まれるでしょうか。スマホは、スマートフォンの略語で、ツレは友達の俗語です。
記述問題なら「電話して友人を呼びだす」とわかりやすい言葉選びをするとよいでしょう。
段落分けは、文章をきちんと段落に分けて、見やすくすることです。記述の文字数が100文字を超える場合は、段落分けをすると読みやすくなります。
また、段落の先頭は、1文字開けるルールになっています。都立入試の記述問題には書き出しや改行の際の空欄・、・。・「などもそれぞれ字数に数えよとあります。
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