NIC(Network Interface Card)とは、コンピューターを、ネットワークへ結びつけるハードウェアです。ネットワークの基本的な構成装置だと考えられています。
現在では、ほぼすべてのコンピューターにあらかじめ内臓されているため、あらためてNICと呼ぶのは、技術者が厳密に話をしたい場合に限られます。
日本語ではネットワークインターフェイスカードとも訳されますが、あまり用いられておらず、むしろ商品名としての「LANアダプタ」・「LANカード」・「LANボード」という用語が定着しています。
現代の情報科学は、厳密な学術用語だけではなく、実社会の製品開発とも結びつき、進化していっています。さまざまな視点からの呼び名がありますので、注意しましょう。
なお、NICのうちでは、イーサネットがもっとも広く普及していますので、NICとイーサネットは同義語にように扱われる場合もあります。