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FTPクライアント初期設定まとめ:


FTPクライアントの設定はリナックス系OSの間でもやや違いがあります。ここはUbuntu22の場合の設定です。

FTP用のユーザー作成:


FTP用にはrootユーザーを使わずに、FTP用に別ユーザーを作成します。FTP用ユーザー名をvpsuserとします。

FTP用のディレクトリ作成:


セキュリティのためにvpsuserユーザーだけが利用できるようにします。
mkdir -p /var/www/ftp_dir #FTP用のディレクトリ作成
chown vpsuser /var/www/ftp_dir #vpsuserが所有
chmod 755 /var/www/ftp_dir #vpsuserのみ書ける

FTPクライアントのインストール:


vsftpd #FTPクライアントの名前
sudo apt install vsftpd #インストール Ubuntu用

状態確認:


sudo systemctl status vsftpd #状態確認
sudo systemctl restart vsftpd #起動
sudo systemctl enable vsftpd #自動起動

設定ファイルの準備:


cd /etc #設定ファイルのディレクトリへ移動
cp vsftpd.conf vsftpd_conf_bk #設定ファイルのバックアップ

設定ファイルの記入:


vim /etc/vsftpd.conf #設定ファイルを開く

# 匿名アクセスの禁止
anonymous_enable=NO

# ファイル書き込みの許可
write_enable=YES

# アスキーモードを有効にする
ascii_upload_enable=YES
ascii_download_enable=YES

# 設定したlocal_rootより上層ディレクトリへの移動を禁止
chroot_local_user=YES

# 設定したlocal_rootより上層ディレクトリへの移動を許可するユーザを設定
# 後述の/etc/vsftpd.chroot_listに移動を許可するユーザを記載
chroot_list_enable=YES

# -------以降、設定ファイル下部に追記
# /etc/user_listのユーザのみを許可する。
userlist_deny=NO

# パッシブモードの有効化を明示する
pasv_enable=YES

#データコネクションで使用するポートの範囲
pasv_min_port=61000(追加)
pasv_max_port=61005(追加)

#ポートの変更
listen_port=61234

# xxxをftp接続した際のルートディレクトリとして設定する
local_root=/var/www/ftp_dir

設定ファイルの追加1:


vim /etc/vsftpd.chroot_list #設定ファイルを新規作成

vpsuser #vpsuserユーザーのみを記入します。

設定ファイルの追加2:


vim /etc/user_list #設定ファイルを新規作成

vpsuser #vpsuserユーザーのみを記入します。

設定変更を反映:


sudo systemctl restart vsftpd #設定反映

ポートを開く:


ufw allow 61000:61005/tcp #ポートを開く
ufw allow 61234/tcp #ポートを開く
systemctl restart ufw #設定反映
ufw status #ポート番号確認

探究資料:


Canonical. Ubuntu.
カノニカル. ウブンテゥ.

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