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金盾とクラブハウス検閲事件



金盾(China Great Firewall)によるクラブハウス事件(Clubhouse app banning)について、知識共有をしておきます。

1つ目に、クラブハウス事件は、現代中国の科学技術の発展を、証明するものです。

大陸全体のインターネット交通路を管理できる技術が、ほぼ完成していることを示しています。中国大陸では、すでに約14億人分の戸籍データベースが完成し、「氏姓数ランキング!14億人の上位5氏姓は、王・李・張・劉・陳です!」という娯楽特集記事もあります。

対して、我が国は、2021年現在、マイナンバー普及率を、NHKが報道し、問題視しています。


2つ目に、クラブハウス事件は、経済分散化(Decentralized Economy)を、証明するものです。

クラブハウス事件を報じた日本メディアは、クラブハウスがアメリカのカリフォルニアにある企業と書いていましたが、これは半分正解で、半分不正解です。コンピューター分野では、分散開発(Decentralized Development)が急速に進み、1つの空間だけで、製品開発をすることはなくなっています。

クラブハウスのフロントエンド(Front end)は、カリフォルニアにありますが、バックエンド(Back end)は、上海(Shanghai)にあります。2000年に生まれた上海の若者は、2021年に21歳になり、すでにグローバル競争に参加できる能力を持っています。

対して、我が国は、情報科学を学べるカリキュラムが、公立学校に導入は始まったが、市場はその有効性を信じていません。10年に1度しか改定できない学習指導要領に沿って、現代的なコンピューター教育ができるとは、誰も信じていません。


3つ目に、クラブハウス事件は、データ戦略を、証明するものです。

ここからは仮説です。おそらく共産党政府が(無知な人間たちを快感で躍らせながら)収集していたものは「声紋(せいもん)」だと思います。「声紋」は、個人識別能力(identify+able=identifiable)のある情報です。個人識別能力については、「顔(face)」「筆跡(signature)」「瞳(iris)」「指紋(finger print)」などを思い浮かべていただければ、理解しやすいと思います。

個人識別能力があるからこそ、「注目と記憶を売買できる」芸能人制度が、20世紀に生まれたわけです。そして、21世紀には、そのような制度を、コンピューターによって進化させていこうという流れがあります。上海のバックエンド企業が、データをどのように扱っているか、私はまだ、分かっていません。



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