用語:etc directory(エトシーディレクトリ)とは、LinuxOSの標準のディレクトリの1つです。etcディレクトリには、各種の設定ファイルがあります。etcの読み方はet-see(エトシー)です。
解説:リナックス系OSには、FHS(エフエイチエス)と呼ばれる共通のファイル規格があります。etcディレクトリも、このFHSに準拠しており、ほぼすべてのリナックス系OSにデフォルトで配置されています。
etcディレクトリへ設定ファイルを置くアプリケーションとして、Cronが有名です。
etcディレクトリ binディレクトリ 違い:
etcディレクトリとbinディレクトリには共通して、設定ファイルが保存されています。etcディレクトリとbinディレクトリの違いは、テキストファイルがあるか、バイナリファイルがあるかです。わかりやすく言えば「etcディレクトリには、テキスト形式の設定ファイルがある」と覚えてください。
etcディレクトリ 内容:
| ファイル名 | 解説 |
|---|---|
| cron | クロンのことで、システムの定期作業の設定ファイル |
| init | イニシャルのことで、システムの自動起動の設定ファイル |
| services | サービスのことで、ポート番号の設定ファイル |