index と indexes と indices の同じ違い解説:
名詞 index は、単数形が index で、複数形が indexes と indices の2種類があります。その理由は、index が英語由来ではなく、ラテン語由来の言葉だからです。ラテン語では最後が x で終わる名詞 index は、複数形で indices へと変化します。現代英語では indexes と indices の同じ点は、意味です。indexes と indices の違う点は、スペルだけです。
英語がラテン語から index という言葉を取り入れたばかりの時代は、単数形が index で複数形が indices と、律儀に定めていました。ところが、言語は時間と共に変化するので、単数形が index ならば、複数形を indexes にした方がわかりやすいと感じる人が増えていきました。
その結果、現代英語では index の複数形が2つ存在して、 indexes と indices のどちらも正しいと考えられています。indices には格調高い語感があるので、豪華な書籍には indices を用いる傾向があります。 index と indexes と indices データまとめ:
単語:index 意味:指標(しひょう) 語感:どちらも (Both) フォーマル (Formal) カジュアル (Casual) 品詞:名詞 (Noun) > 可算名詞 (Countable noun) 変化:単数形 (Singular) index> 複数形 (Plural) indexes+ 複数形 (Plural) indices 品詞:動詞 (verb) > 他動詞 (intransitive verb) 変化:Regular verb (規則動詞) > End with X (Xで終わる動詞) > Base (原形) index> Third person singular (三単現) indexes> Past (過去形) indexed> Past particle (過去分詞) indexed+ Present particle (現在分詞) indexing 解説:index の語源は「指を差して一目でわかること」で、「指標」と訳されます。Index finger は「物事を指示する指」で、「人差し指」と日本語されます。Index は英語名詞としては珍しく、indexes と indices の2つの複数形を持ちます。index は文章用語では索引(さくいん)と日本語訳され、経済用語で指標(しひょう)と日本語訳されています。 熟語: index finger⇒ 物事を指示する指 ⇒ 人差し指 price index⇒ 価格が一目でわかるもの ⇒ 価格指標(かかくしひょう) book index⇒ 本の内容をまとめたもの ⇒ 索引(さくいん) 英語書籍の終わりにあるまとめのこと index librorum prohibitorum⇒ 禁止された書物の索引 ⇒ キリスト教の禁書目録(きんしょもくろく) 発音:ˈɪndɛks カナ:インデックス インデクス 例文: 英文:These are the sales indexes. Shop sales, budget, and profit. 日文:これらが販売指標です。店舗売上、予算、利益です。 英文:All indices in brain research suggest that the frontal lobes play a prominent role in interpersonal knowledge. 日文:脳研究におけるすべての指標は、前頭葉が対人関係の知識において顕著な役割を果たすことを示唆しています。 ---過去問 早稲田大学理工学部2019-1--- 語源:ラテン語 indicis (人差し指の) ⇒ラテン語主格変化 index (人差し指は) ⇒ 英語 index (指し示すもの) 派生:
index (指標) + ion (動詞の名詞化) ⇒indexation (指標化する)
index (指標) ⇒ indices (複数形) ⇒ ラテン語変化 ⇒indicia (指標の目印) 類義:list table 用法: index と list の違い:
index ⇒ 専門用語 ⇒ 格調高い文章で用いる傾向
list ⇒ 一般用語 ⇒ 小学校や中学校などでも用いる傾向 index と table の違い:
index ⇒ 全体をまとめたもの ⇒ 書籍の巻末に索引として用いる ⇒ 書籍内の1ページでは用いない
table ⇒ 図のこと ⇒ 書籍内の1ページでも用いる