古典文法の敬語法で、謙譲語(けんじょうご)の補助動詞用法(ほじょどうしようほう)の解説です。謙譲語補助動詞の種類・意味を、学習します。
【謙譲語とは】
謙譲語とは、動詞で、動詞の受動(じゅどう)へ、敬意が表現され、大切な存在であると暗示します。謙譲語は、「動作をされる人が大事」と覚えましょう。
【謙譲語の補助動詞とは】
謙譲語の補助動詞の用法とは、謙譲語を、別の動詞へ接続させて、「動詞+謙譲語」として、用いることです。
例えば、動詞「祈る」に謙譲語「申す」を接続させて、「祈り申す」として、用いることです。「祈り申す」は、現代日本語では「お祈りいたします」と訳します。
【本動詞+補助動詞】
「動詞+謙譲語」のうち、前部の動詞を
本動詞(ほんどうし)と呼び、後部の謙譲語を
補助動詞(ほじょどうし)と呼び、区別します。
【謙譲語の補助動詞 まとめ】
謙譲語の補助動詞 | かな |
---|
奉る | たてまつる |
申す | まをす |
参らす | まゐらす |
聞こゆ | きこゆ |
聞こえさす | きこえさす |
敬語法を理解するためには、まずは「敬語が本動詞か補助動詞かどちらか」に注目するとよいでしょう。
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【科目】
古文(古典)
【領域】
古文文法(こぶんぶんぽう)
【対応カリキュラム】
公立中学高校古典+
大学受験古典
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