古典文法の敬語法で、謙譲語(けんじょうご)の解説です。謙譲語の種類・意味を、学習します。
謙譲語とは、動詞で、動詞の受動(じゅどう)へ、敬意が表現され、大切な存在であると暗示します。謙譲語は、「動作をされる人が大事」と覚えましょう。
例えば、謙譲語の動詞「申す(まをす)」は、平常語では動詞「言ふ」であり、言葉を受動に話される人間へ、敬意を表現します。言葉を能動に話す人間へは、敬意を表現しません。
どのような存在に敬意を払うべきなのかは、敬語名詞に注目するとわかりやすいです。
例えば、敬語名詞「中宮(ちゅうぐう)」は、帝の妃を意味し、文章中で敬意を払うべき存在として描かれます。
能動(のうどう) | 受動(じゅどう) | 動詞 | 敬語法 |
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白猫が | 大臣へ | 申す | 謙譲語 |
大臣が | 白猫へ | 言ふ | 平常語 |