古典文法の動詞の活用で、古文の、上一段(かみいちだん)動詞と、上二段(かみにだん)動詞の解説です。
上一段動詞の例は「見る」です。「見る」という動詞は「見ず」「見て」「見る。」「見る時」「見れば」「見よ!」と、古典の日本語では変化します。
「まみむめも」の五段のうち、「み」の一段に活用しているので「見る」は上一段活用動詞と呼びます。
上二段動詞の例は「起く」です。「起く」という動詞は「起きず」「起きて」「起く。」「起くる時」「起くれば」「起きよ!」と、古典の日本語では変化します。
「かきくけこ」の五段のうち、「きく」の二段に活用しているので「起く」は上二段活用動詞と呼びます。
現代日本語では、上二段動詞は、上一段動詞へ合流していきました。
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