漢字:
一
読み方:
音読み 呉音
いち 漢音
いつ 音便
いっ 訓読み ひと
書き方:
画数 一画 1画
部首内 0画
書き順
成り立ち:
部首 一 字源 指示文字 構成 単漢字 由来 横線を引いて物を数えることを始める
語源 いちは中国語のイーの発音が日本列島で変化したもの。ひとは和語のヒトの発音がひとつやひとりへと結びついていったものか。
意味1:
数字で1を意味する。一(いち)
意味2:
個数で1を意味する。一つ(ひとつ) 一月(ひとつき) 一人(ひとり) 一秒(いちびょう) 一分(いっぷん) 一時間(いちじかん) 一日(いちにち)
意味3:
順番で先頭を意味する。一月(いちがつ) 一番(いちばん)
意味4:
量で少なさを意味する。一命(いちめい) 一瞬(いっしゅん) 一息(ひといき)
意味5:
状態で純粋な混ざらないものを意味する。一途(いちず) 一心(いっしん) 一意(いちい) 一念(いちねん) 唯一(ゆいいつ)
解説 一と学習漢字:
一とは、漢字の1つで、日本の小学校で学ぶ
学習漢字に配当されます。
解説 一と漢数字:
一 二 三 四などは漢数字(かんすうじ)とも呼ばれ、1 2 3 4はアラビア数字とも呼ばれています。現代日本語では、数学の文章や科学の文章では、アラビア数字を使います。それ以外の文章では、漢数字とアラビア数字を書き分けています。
解説 一と促音便:
一が他の漢字と合わさり、熟語を作る場合、発音しやすくするために、「いち」を「いっ」へと音便化する場合があります。例えば「一分」はもともと「いちふん」と発音していましたが「いっぷん」へと音便化しました。「いち」が「いっ」へ変化し、小さな「っ」が現れることを、
促音便(そくおんびん)と呼びます。
解説 一と数え方:
「いち」は漢語由来の読み方で、中国語の「いー」が起源です。したがって「いちにいさん」という数え方は、漢語由来です。
「ひと」は和語由来の読み方で、古典日本語の「ひとつ」が起源です。したがって「ひいふうみい」という数え方は、和語由来です。
言葉の知識:
類義語 似た意味の言葉:
初 初心
首 首位
対義語 反対の意味の言葉:
八 一か八か
百 八百屋
体系:
一
< 漢数字
< 漢字
学習水準:
公立学校:
小学1年生の配当漢字
< 学習漢字 < 常用漢字 < 康煕字典
JLPT:
N5 < N4 < N3 < N2 < N1 < More
JIS:
JIS第1水準
< JIS第2水準 < JIS第3水準 < JIS第4水準
多言語対応
日本語:
一 ひらがな いち
カタカナ イチ
ヘボン式ローマ字 ichi 訓令式ローマ字 iti
英語:
one hiragana わん
katakana ワン
韓国語:
한글 일 발음 일
RR2000 il
MR1937 il
히라가나 いる
가타가나 イル
中国語:
繁体 一 簡体 一 拼音 yī yi1
Latin yi
平假名 いー
片假名 イー
文字データ:
JIS X 0213:
1-16-76
Unicode:
U+4e00
UTF-8:
0xE4 0xB8 0x80
UTF-16:
0x4E00
HTML:
一 一
Javascript:
\u4E00
探究資料:
日本文部科学省.
学習指導要領 生きる力. 2017.
大韓民国教育部 (대한민국
교육부).
中華人民共和国教育部. 通用規範漢字表 (通用规范汉字表). 2013.