早稲田大学教育学部の古文の過去問の解答・解説・全訳です。プロ家庭教師が受験生の早稲田大学入学試験対策のために出題傾向を分析・解説します。
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【大学】:早稲田大学
【学部】:教育学部
【年度】:2018年
【大問】: 3
【表題】:増鏡
【作者】: ー
【出題】:語彙文法+人物指摘+文章理解+古文翻訳+文学史+和歌解釈
【解答】:記号選択+適語補充
【対策】:増鏡は、歴史物語です。成立は室町時代(南北朝)と推定されます。20巻からなり、寿永3年(1183年)の後鳥羽天皇の即位から、元弘3年(1333年)の後醍醐天皇が隠岐に流され京都に戻るまでの、15代150年の事跡を編年体で述べています。本文は19巻の「久米の佐良山」が出典です。歴史物語の大鏡・今鏡・水鏡・増鏡は、合わせて四鏡 (よんかがみ) と呼ばれ、隠者が狂言回しとなる形式で描かれています。四鏡の鏡は「歴史」を意味しており、文学史の問題でも頻出です。年代の早い順番で大今水増(だいこんみずまし)と暗記します。
【用語】: 源中納言具行 後醍醐天皇 元弘の変 南北朝
【目安時間】: 15分