【不動産 住所と住居表示と地番】
Q:不動産経営で、住所とは何ですか?
A:住所(じゅうしょ)とは、土地建物の場所です。住所は日常用語であり、正式な法律用語ではなありません。日本の法令では、土地建物には住居表示と地番の2つの指定方法があります。
Q:不動産経営で、住居表示と地番はどう違うのですか?
A:地番(ちばん)は土地所有権を確認し、住居表示(じゅうきょひょうじ)は郵便荷物を確認するためにあります。両者は似ていますが、細部では異なっています。一般に、不動産経営では、住所だけではなく、地番も確認しておきたいです。
Q:不動産経営で、住居表示とは何ですか?
A:住居表示とは、町名・街区符号・住居番号での表記です。住居番号は、その建物の出入り口が接したところの基礎番号が使われています。住居表示はもっとも普及し、郵便物の住所指定に用いられています。
Q:不動産経営で、地番とは何ですか?
A:地番とは、土地の一筆(土地登記簿での土地の単位)ごとにつけられた番号のことです。地番表記では、市、区、町、村、字(あざ)に当たる地域によって地番区域が定められています。
Q:不動産経営で、地番がわからない場合はどうするのですか?
A:地番がわからない場合は、法務局に地番照会をしてもらえます。最寄りの法務局へ電話し「地番照会をお願いします」と伝えてください。そのほかにも民間企業が調査して地番をまとめた書籍も販売されています。
Q:不動産経営で、どうして2つの住所があるのですか?
A:日本の住所は、過去には地番が使われていました。第二次世界大戦後に、日本の市街化が進むにつれて、地番だけでは土地がどこにあるのか直感的にわかりにくくなりました。そこで、1962(昭和37)年に「
住居表示に関する法律」が制定され、現在の住居表示が普及しました。
【科目】
経営学
【領域】
資産会計 >
不動産